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最近のユジノサハリンスクは天候が好く、気温も高めに推移しています。“高め”とは言っても最高気温は氷点下5度前後です。それでも、昨年より温かい2月のように思います。好天の中、スキーやスケート、アイスホッケーを愉しむ人達の姿も時々見掛けます。
サハリンのテレビ局による天気予報を視ると、“稚内”や“札幌”の予報も毎日発表しています。これを視ていると、ユジノサハリンスク辺りと稚内との天候は似通っていることが判ります。 サハリンでは“雪まつり”、“南極ハイランド”というような冬季のイベントは無いようです。敢えて冬季のイベントを挙げるなら、ユジノサハリンスクとレスノエの間、30㎞を駆ける「国際スキーマラソン」位でしょうか。
冬の間、イベントというようなものは聞きませんが、こちらの皆さんは釣りや狩猟、野外パーティーなど「時季ならではの楽しみ方」をされているようです。
2月は稚内で“サハリン館”や“犬ぞり大会”という催しが在るので、頂いたポスターを事務所にも掲示しています。他方、ユジノサハリンスク市内ではこの種の「イベントを伝えるポスター」は見掛けません。
一種の“イベント”ということになるのかもしれませんが、2月14日のバレンタインデーはサハリンでも注目されています。日本の流儀と異なるのは、こちらではこの日に「男女双方で、同時に1日でプレゼント交換を行う」ということです。観ていた限りでは、「男性が女性に花やジュエリーを贈る」という場合が多い様子でした。 最近、稚内の企業関係者がユジノサハリンスク市に招かれ、水産物取引に関する会合を設けたことが在りました。この目的でサハリンを訪ねた方達の中に柔道指導者が居り、2月14日にユジノサハリンスクの柔道・サンボセンターを訪問しました。柔道のトレーニングを見学した後で、求められて、柔道着を借り、「背負い投げ」の型を教授しました。このセンターでは、週3日、柔道トレーニングがあり、幼年組と、少年から成年までの組の2グループに別れて、それぞれの会場で練習します。サハリンの柔道グループは、これまでロシア極東を制覇しており、今はヨーロッパ大会優勝を目指し、励んでいるとのことです。
稚内の一部企業では、ユジノサハリンスクに出張所を設けて活動しています。サハリンでは、彼らが扱う重機や建材などに注目が集まっており、代表者がサハリンとの間を往来して打合せを重ねているようです。 この他、様々な物資を稚内から買い入れてサハリンで販売するという計画に関しても話し合いが重ねられているようです。「近く実現?」という機運にもなっていますが、冬季間のフェリー運航が無いことから「通年運航であれば、余裕を持った輸送計画が組めるのだが…」という声も耳にすることがあります。
最近、一寸面白い「ロシアの習慣」について聞きました。
ロシアでは、女性が美容院で髪を切る際は「“新月”の日」が好いとされているのだそうです。“新月”から始まって、“満月”に向けて月が段々大きくなるように、切った髪も段々豊かになって綺麗な髪になっていく、と言い伝えられているからなのだそうです。
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