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厳しい寒さも続く中で…(2009年2月20日)

厳しい寒さは続く ユジノサハリンスクでは、2月10日頃までは「最低気温がマイナス16℃で最高気温もマイナス5℃」というような厳しい寒さが続きましたが、その後暫くは温かめな風が吹き込み、「最低気温がマイナス8℃、最高気温がマイナス1℃」という程度で、雪も少なく、過ごし易くなっていました。2月14日の午前中辺りまでは全く降らない日が少し続いていたのでしたが、同日午後から大雪になり、やがて吹雪にも見舞われ、段々雪が多くなっています。2月16日は酷い吹雪でした。その日は事務所前で3回も雪かきをしましたが、それでも間に合わない程でした。

 稚内でも2月は急に雪の降る量が多くなり、除雪作業に追われていると聞きます。ユジノサハリンスクでも雪がまとまって降った後には除雪車が出動し、道路の除雪を行っています。市内の主要な道路では夜中の12時辺りから出動している様子で、深夜の街に騒音が響いていますが、道路はきれいになります。歩道は朝から作業が行われ、昼にトラックと重機が登場し、排雪作業を行っている例が多いように思います。こういう作業に登場する車両ですが、日本製のものも見受けられ、中には稚内の重機会社のステッカーが貼られたものも稼動していました。


雪かき作業が追いつかない状態の雪 除雪作業が大変な他方、子ども達は雪遊びに興じています。サハリンでも子ども達は日本の子ども達と似たようなことをしています。雪玉を作ってぶつけ合ったり、雪像や雪だるまを作って愉しんでいます。ロシア語では雪だるまのことを“スニェージナヤ・バーバ”と言います。“スニェージナヤ”は「雪の」、“バーバ”は「かあちゃん」というような意味です。雪だるまは、ロシアでは女性を表すようです。日本ではかまくらのような雪の家を作って愉しむ場合もありますが、そういう類のものは見掛けません。

 サハリンでは“雪まつり”の類のような、冬の催事は行われていません。ということで、稚内で盛んに行われている冬の催しについて、サハリンの皆さんに紹介するようにしています。

 稚内などで催されるような冬の催事は無いとは言え、サハリンでは屋外で会社の仲間や友人グループが集まって飲食をしたり、花火に興じるという場面は多々見受けられます。サハリンの皆さんは男女ともにお喋りを愉しむ方が多く、その種の集まりは何時も盛り上がっている様子です。

公園のコースでクロスカントリーをする様子 ウィンタースポーツの方は「シーズン本番」です。こちらでは、スポーツイベントと言えばサハリン州スポーツ委員会や学校、民間会社がそれぞれ主催し、この時季はスキーのアルペンやノルディックの大きな大会が開かれ、大勢参加しています。来る3月1日には、レスノエ村からユジノサハリンスクまでの30kmを踏破する“国際スキーマラソン大会”が予定されています。このスキーマラソンはサハリン州スポーツ委員会が主催するもので、日本人も含めて在サハリンの外国企業関係者などの参加をも募っています。

 ウィンタースポーツと言えば、スキーの他にスケートもこちらでは盛んです。サハリン州各地でアイスホッケー大会も随分催されているようです。ユジノサハリンスク市内ではスケートリンクもオープンしています。フィギュアスケートの靴を有料で借りて愉しむことが出来ます。

 冬季ですが、こちらでは“寒中水泳”というものがあります。公園の池の厚い氷に穴を開けて、男女問わず水着の参加者がそこに入って数分間泳ぐというものです。数分間泳いだ後はタオルに包まって、暖房がある場所で身体を温め、また水に入るということを繰り返しています。「健康増進」と称して行われているようですが、見ているだけで震えがくるような気がして、何やら「肝試し」、「度胸試し」のようにも見えました。とても真似は出来ません。

 ユジノサハリンスクには日本総領事館がありますが、総領事館による日本文化紹介の催しも時々行われ、地元の皆さんにご好評を頂いている様子です。1月30日から2月1日までの3日間、“日本映画祭”が催され、大勢の市民が集まっていました。これは毎年催しているそうです。

 総領事館と言えば、毎年サハリン在住の日本の皆さんを招待して新年会を催しています。今年は2月6日にその新年会が催され、遠くポロナイスク在住の方まで大勢の皆さんが集まりました。

 最近の非常に大きな話題と言えば、2月18日に、コルサコフ地区のプリゴロドノエで、石油・LNG基地・出荷ターミナルの始動セレモニーが行われました。ロシアの大統領、日本の首相、その他様々な国々の皆さんも一同に集いました。3月末までにLNGが東京や大阪へ出荷されることになりますが、日本国内の大都市圏で都市ガスを利用している家庭の主婦の方などがサハリンのガスを利用するということになる訳です。中近東方面などと比べると遥かに近いサハリンからガスを供給するとなれば、輸送費の分、ガスも安価で供給出来る可能性があると見受けられます。

 こういう型でサハリンと日本との結びつきが強まると、稚内とサハリンとの関係もより一層深まり、観光やビジネスで交流が拡がる機会も出来ると期待されます。

お問い合わせ先

企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)

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