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サハリンにも、ようやく良い季節がきました。事務所のあるユジノサハリンスクは盆地でもあるため、冬が寒いのは言うまでもありませんが、夏は意外に暑くなります。また、紫外線が強いため日焼けの速度も早く、風が余り強くないので、晴天時の体感温度は30℃を超えているような気がします。
この時期のサハリンの風物詩、あるいは厄介者は、ポプラやドロノキのわた毛です。ここ数日はピークで、少しオーバーかもしれませんが、まるで雪が降っているのかのような感じがします。近々サハリンに来る予定の方は、少し覚悟をした方が良いかもしれません。
個人的な感想になりますが、「冬が厳しい地域ほど、夏の太陽を大切にするのかな」という事を感じます。時差の関係や緯度の関係からか、今の時期は現地時間の夜の10時過ぎまで外が明るいので、平日でも家族連れで夕涼みがてらの、「夜のお散歩風景」をよく目にします。確かに当地は色々な面において、整備が遅れている所かもしれませんが、このような風景をみると日本人が忘れかけている、大切なものがたくさん残っている所かも知れません。現在も著しい速度で変化を遂げているところですが、本当の意味での豊かさを残したまま、発展を遂げていってほしいと思っています。
通を歩く人達は夏の軽装ですが、足元には“残雪”のような“わた毛”が残っています。
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