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春が待ち遠しい2月(2010年2月19日)

雪の戸外で遊ぶ子ども達 ユジノサハリンスクでは、2月9日くらいから気温が高くなってきており、晴れた日中は雪が溶けたりしています。その後は、三寒四温のような変化ですので、春が近づいてきているのかなと思っています。

 とは言っても、寒い日は最低気温が氷点下10度、最高気温がプラス3度程度ですので、外出時はしっかり着込んで出掛ける必要があります。

 こういう時季、「家の暖房」をどのようにしているか気になるところです。

 サハリンでは80世帯から150世帯が入居する集合住宅が一般的です。この集合住宅の暖房は、郊外にある発電所の排熱をお湯に変えて、地下配管で延々と送られて集合住宅の各部屋にある温水暖房器を循環して行っています。

 この暖房は、温度調節が効かないので、部屋が暑くなった時は窓を開けたりして調節します。このため、通常は薄着で十分暮らすことが出来ます。料金は、世帯員1人当たりの単価で、市役所の住宅管理局へ支払います。管の破損事故や工事の際には、一時的にこの暖房が止まることがあり、こんな時にはとても寒くなるので、室内で厚着してしのぎます。

 日本でも一大イベントであったであろう2月14日のバレンタインデーですが、サハリンでは基本的にバレンタインデーの習慣はなくイベントの盛り上がりはありません。しかし、商店のコマーシャルや欧米のニュースなどから、若者を中心にチョコレートやその他のものを2月14日にプレゼントすることが多くなってきています。日本では「女性から男性へ」プレゼントするようですが、サハリンではその逆だったり、互いにプレゼント交換をしたりすることもオーケーです。この訳を考えてみたのですが、ロシアでは、学校や家庭などで「女性らしさ」を育むことが少ないようです。「外見は女性でも性格は男性的」と感じられる方も多く見かけます。そのためか、「女性から男性へ贈り物」という習慣にはこだわらないようです。

 バレンタインデーはサハリンの一大行事ではないのですが、一方、2月23日は“男性の日”、3月8日は“女性の日”という祝日となっていて、その祝日に親しい人に贈り物をするというのはポピュラーです。


お店で試食に供されたブリンヌイ ところで、2月15日には“春節”を祝う「マスラニッツア」の行事がありました。

 この日は、各家庭でクレープ菓子のようなブリンヌイをフライパンで焼いてつくり、それを食べて春になるのを祝います。

 「クレープ菓子のような」というお話しをすると「クレープみたく生クリームの中にバナナやチョコレート、フレークなどが入っているのですか?」とお尋ね頂く場合もあります。が、このブリンヌイはそのまま頂くことが多いです。時には具として、イクラ、魚、肉、ライス、チーズ、キャベツの塩味付けしたものを包んで食べることもあります。稀にですが、生リンゴのスライスを包むこともあるそうです。

 この「マスラニッツア」の日には、公園などで地域のお年寄りが昔の歌や遊びを子どもたちに伝承する日でもあります。子どもたちは、大人と一緒に屋外スポーツや雪遊びなどを楽しみ元気に過ごします。


外交関係者による催し ロシアでは、毎月、色々な職業を記念する日が決められており、功績のある人をその日に表彰します。最近の例を挙げると、1月25日は“学生の日”、1月28日は“教育者の日”、2月10日は“外交官の日”でした。

 2月10日の“外交官の日”でしたが、ユジノサハリンスク市で初めてロシア外務省による外交関係者会議が開催され、日米韓の総領事が出席する中で私も出席させていただき、稚内のPRに努めました。アジアの国々の歴史において、日本はロシアとの外交史がとりわけ多いためか、会議ではロシア側の参加者から「過去のつながりを踏まえ日本との交流拡大を期待する」という意見がたくさんありました。


本にロシアの外交官が着任し始めた時代のことを伝える展示 会議会場となったサハリン郷土博物館には、特別展示として、安政5(1859)年9月に函館のロシア領事館初代領事に着任し“外交官”として初めて日本との関係を担ったゴシケーヴィチの銅像や、日本との交流に係る様々な資料が展示され、参集された方々は興味深く眺めていました。

お問い合わせ先

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