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ユジノサハリンスク市内では、3月から雪解けが始まり、少しずつ温かくなってきています。街を歩く人たちの服装も“重装備”から、次第に軽いものに変わってきました。
稚内市サハリン事務所はこれまでの場所から引っ越すことになります。(※4月1日に移りました。)
新しい住所は「ユジノサハリンスク市アムールスカヤ通り62A番103号」です。
新しい場所は、警察署、消防署の隣になり、図書館や美術館にも近くなりますので、来られる方には便利になると思っております。
3月は通常業務に、この引越しの関係の用事が加わり、忙しい日々が続きました。
3月24日、北海道内の銀行によるユジノサハリンスク駐在員事務所がスタートしました。ユジノサハリンスク市内の銀行と提携して業務を行うことになっており、経済の活性化につながるものと期待されています。
日本では、4月が新年度で3月は学校の卒業式などもあり、独特な雰囲気があると思います。サハリンの場合、学校はヨーロッパ方式なので、9月が新学期で5月後半から末が卒業シーズンです。更に5月には大学などの入学試験が行われます。3月はまだ通学時期ですが、卒業間近の学生は卒業試験に、入学試験を受ける生徒はその準備に忙しい毎日のようです。
3月は「春が始まる」というイメージがあるように思います。ロシアでの春のイメージは「一冬を越えた喜び、新しい季節への期待が膨らんでくる」という感じだと思います。子ども達も大人も、心が浮き浮きして表情にも表れているように見受けられます。
3月1日、“マースレニッツァ”というお祭りがありました。ユジノサハリンスクでは、大勢の市民がガガーリン公園に集まり、歌や踊りを楽しんでいました。この日は「春の訪れを祝う」という日で、日本でいうと“クレープ”のようなお菓子「ブリンヌイ」を作って食べる習慣があります。
ロシアで春と言えば「男性の日」と「女性の日」が大きな行事です。2月23日は「男性の日」として祝日になり、男性が女性からプレゼントをもらいます。3月8日は「女性の日」として祝日になっており、この日は男性が家事をしたり女性にプレゼントをします。この日生まれの女性がいた場合は、「とても大きな幸運がある」として盛大に祝ってもらうそうです。
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新しいサハリン事務所の入居したビル。 (2009年4月撮影) | やや残雪も見受けられる事務所の近所。 (2009年4月撮影) |
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