ここからメインメニュー

メインメニューここまで

サイト内共通メニューここまで

ここから本文です。

雨の日が多い夏(2010年8月20日)

サハリンでも大雨 8月のユジノサハリンスクは“長雨”の傾向が続いており、洗濯物を干せない状態で、市民の皆さんは“ストレス状態”かもしれません。雨が多いと、水のたまった道が川のようになり、車のドロはねに注意して歩く必要があります。

 とはいえ、適度の雨は、野菜栽培にも森林の生育にも慈雨となります。サハリンでは“猛暑”が伝えられるモスクワなどのロシアの他地域とは対照的に、森林火災がほとんど起きていません。夏の雨が来ると、マスがサハリンにやって来るという言い伝えもあるらしく、良い面もあるようです。

 モスクワなど、ロシアの西の地域が異常に暑くなっていて、林野火災が異常に発生したり、酒に酔った人たちが水浴びに川や湖に入って溺れ死んだりというニュースが、連日のようにサハリンのテレビでも放映されています。

 しかしサハリンでは、雨の影響で6月よりも過ごしやすい気温になっており、また、海のある地域なので、海水浴で水に慣れているせいか、それほど問題になっていません。ユジノサハリンスクより北のマカロフという町で、クマに襲われて少年1人が死亡しハンターが出動したというニュースが大きく取り上げられています。


街角で“クワス”を売るスタンド 雨が多めで、夏の日差しが恋しい感じではあるものの、「夏の風物詩」というような光景も見受けられます。

 夏といえば、黒パンに水を加えて発酵させ、甘味料を入れた炭酸飲料水“クワス”が上げられます。これは、「ロシアのコーラ」と呼ばれるおいしい飲み物です。子どもから大人まで好きな人が多く、街角に“クワススタンド”が設けられます。このほか、海水浴場が繁盛したり、新鮮なスイカ・メロン・キノコ・カラフトマス売りが出店するのも、夏ならではの景色です。


レスノエでのセレモニーの様子 7月21日に、コルサコフ地区オホーツコエ村レスノエ集落の慰霊碑前で、白瀬南極探検隊100周年記念式典がしめやかに行われ、当事務所は、事前のいろいろな準備を含め協力いたしました。

 この地は、当時の探検に参加した2人のアイヌ民族「山辺安之助」(やまべやすのすけ)、「花守信吉」(はなもりしんきち)の住んでいた村で、この地から、樺太犬(ライカ犬)60頭も南極へ遣わされました。

 主催者は、秋田県にかほ市に事務所がある「NPO法人エヌポック」で、エヌポックの佐々木代表理事を含め4人がサハリンを訪問して実施したほか、ロシア外務省ユジノ事務所、サハリン州政府、レスノエ集落が在るコルサコフ地区とオホーツコエ村、在ユジノサハリンスク日本国総領事館、北海道サハリン事務所の代表が出席し、慰霊の言葉のほか献花をしました。

 レスノエ集落には、「山辺安之助」(やまべやすのすけ)、「花守信吉」(はなもりしんきち)と犬達の慰霊碑が2004年に、にかほ市の有志によって建立され、以来、住民たちが大切に守っています。現地では、さらに大きな慰霊碑の建設を計画しています。

 レスノエ集落はユジノサハリンスク市から40分くらいの所ですので、一度訪れていただければ、とても豊かな土地であることがわかると思います。


プリゴロドノエで見受けられるLNG専用船 横田市長が7月29日から8月3日まで、3年ぶりにサハリンを訪問し、移動日を除く3日間の中で16箇所もの事務所を精力的に訪問しました。

 今回の訪問は、サハリン州政府並びに友好都市のコルサコフ、ユジノサハリンスク、ネベリスクの市役所と、稚内の港とフェリーを活用した経済交流の活発化を図ることが目的であり、このための情報収集の一環として様々な企業を訪ね、サハリンプロジェクトやその他の産業動向を聞き取りいたしました。

 また、“サハリン州北海道人会”の事務所を訪問のうえ、郊外にある故奈良会長の墓をお参りできたことも意義深いことでした。


サハリンの歴史にも関連が在るエピソードを伝える絵本『やまとゆきはら』を郷土博物館に贈呈 サハリン州との経済交流でネックとなっていると、関係者が伝えるコルサコフ税関の通関方法についても、サハリン税関長と意見交換することができました。

 サハリン州立郷土博物館を訪ね、昨年稚内で講演したローン館長に、にかほ市の白瀬南極探検記念館から託された『やまとゆきはら』の絵本を贈呈しました。

 このほか、総領事館、北海道事務所を訪問して、共通する課題についても懇談しています。

 今年は、ユジノサハリンスクに、日本人観光客が大幅に増えたような感じを受けます。

 どこかのホテルに行くと、必ずと言ってよい頻度で、日本人観光客と出会い、彼らと言葉を交わします。住まいを聞くと、東京だったり札幌だったり多彩です。グループではなく、1人で来ている人も居ました。「ロシア語はできますか?」と聞くと、殆どの人が「いいえ」の返事でした。旅行スタイルも気軽な様子で、サハリンへのツアーも様変わりしてきたように感じます。

 稚内・コルサコフ間の国際フェリーを利用する旅行も、かなり増えているようで、ユジノサハリンスクの旅行会社は大変多忙なようです。欲を言えば、最近下落傾向のホテル料金などが、さらに下がってくると、もっと訪問客が増えるように思っています。


 ※レスノエでの催事については、下記も御参照ください。

 > サハリン事務所ブログ『アムールスカヤ通の窓から』 - 白瀬南極探検隊100周年記念セレモニー (2010.07.21)


 ※横田市長によるサハリン訪問については、下記も御参照ください。

 > 【市長室だより】3Fのひとりごと NO.112 - 3年ぶり、懐かしのサハリン訪問 (.pdf)


 ※横田市長によるサハリン訪問については、サハリンでも報じられています。

 >ユジノサハリンスク市のウェブサイト(ロシア語)

 >サハリン州政府のウェブサイト(ロシア語)


 追記

 サハリン事務所に関して、下記で音声ファイルをお楽しみ頂けますので御紹介します。

 > 『学びふるさと再発見@稚内』 - 稚内市日ロ友好会館30年記念?稚内市のサハリン交流(5) サハリン事務所について

お問い合わせ先

企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)

メールでのお問い合わせはこちら

本文ここまで

ここからサブメニュー

サブメニューここまで

ここからフッターメニュー