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「イメージが変わる?」:ユジノサハリンスクのスキー場の意外な一面…(2018.03.16)

ユジノサハリンスクを少し離れると、時々立寄るカフェの<キャラメルマキアート>が酷く懐かしくなります








    
 
現在、稚内に戻っています。程無く、またサハリンへ赴くことにはなるのですが。

<稚内副港市場>で開催されていた<ルースキー・テーレム>の公演も、たのしく見る機会が設けられました。
<ルースキー・テーレム>は既に足掛け6年も稚内で公演を行っていて、既に「地元の人気者」というような感じもします。

<ルースキー・テーレム>のリーダーで、アコーディオンのようなロシアの楽器“バヤン”を演奏するアンドレイ・メリニチェンコさんですが、稚内市サハリン事務所の近くに立ち回り先があるようで、時々出くわして言葉を交わす機会もあります。2月に入ったばかりであった頃、アンドレイさんに会って、稚内へ向かう準備が順調に進んでいるお話を聞き、また張り切っている様子でもありました。そのアンドレイさんを始め、おなじみのメンバーの皆さんや、今回初めて稚内にやって来たというフレッシュなメンバーと会うことがかない、嬉しく思いました。

リーダーのアンドレイ・メリニチェンコさん(左端の男性)を始め、稚内で<ルースキー・テーレム>の皆さんと再会出来ました。

  






      
 
<ルースキー・テーレム>には、初めて稚内に登場した若いメンバーも参加していました。








      

彼らは「午後5時開演」と「午後6時開演」と2回の公演を催していますが、「各々違う内容」です。私は休日の午後5時前に<稚内副港市場>へ行って、会場に居座って2回の公演を続けて見ましたが、「休憩を挟む長い時間の公演」という感じでたのしむことさえ出来ました。

彼らはロシアの伝統的な音楽や、新旧のロシアのヒット曲を独自にアレンジした多くのレパートリーを持っています。毎年のように、そうした多くのレパートリーから選んでプログラムを構成しています。今年のモノもバランスがよい内容だったと思います。

<稚内副港市場>では、<ルースキー・テーレム>の公演期間に合わせて、サハリンの写真展も催されていました。写真を提供させて頂くこととなったのでしたが、自身では撮った写真を少し大き目にプリントしてみる機会は余り無いので、写真展は自分で見て少し驚きました。展示されたのは主に昨年12月から今年1月に撮影したユジノサハリンスク市内の様子でしたが、大勢の皆さんに見て頂けたようでよかったと思います。

サハリン事務所ブログ 『65RUS ユジノサハリンスク市アムールスカヤ通から…』】でも、写真展に出ていた写真が見られるようにしています。写真展に展示する予定の画を事務所のスタッフに見てもらって、「気に入ったモノ」をリストアップしてもらったことがありました。それを順番に、写真展の時に使ったコメントも添え、1日おきにブログに掲載しました。「写真展」というカテゴリを設けてあるので、一連のモノをまとめてご覧頂くことも出来るようになっています。

ブログで使い、写真展でも展示した画の中に「スキー場から望む」というような画があります。

スキー場には足を運びましたが、スキーを楽しんだという訳でもありません。実を言えば、自身ではスキーは永くやっていません。現在、自分の道具は持っていませんし、「最後にスキーをやった」のはいつだったか、曖昧にさえなっています。

そういうことであっても、スキー場を訪ねてみることに関しては、何ら差障りはありません。

ユジノサハリンスクのスキー場<ゴールヌィー・ヴォーズドゥフ>(「山の空気」という意味の名前です。) は、市街の「街の中」という感覚になる区域の東寄りな辺りにありますが、本当に「街から近い」場所で、山の上へ上るゴンドラに乗る場所までは簡単に行けます。ゴンドラの乗場に通じる辺りに、市内の路線バスの停留所もあります。

ゴンドラは、シーズン中は当然ながらスキーやスノーボードをやる方が圧倒的多数を占めます。皆さんは、“交通系ICカード”のようなモノを持っていて、ゴンドラの利用券を売る窓口で「○時間利用」という具合に申し出て料金を支払い、カードにチャージされて料金に応じたゴンドラの利用が、カードを使って出来るようになります。

そういうのに対して、「トゥリスチーチェスキー」(観光)という利用券も同じ窓口で売られています。スキーシーズン以外のスキー場は、「ゴンドラで高い場所に上って展望を楽しむ」という感じになっているのですが、スキーシーズン中にもそういうことが出来る訳です。

スキーやスノーボードと関係無く、ゴンドラで高い場所に上って、街を眺めて楽しむことが出来るので、写真展にも出ていた画も撮ることが出来たのです。

ゴンドラは、上る時には賑わっている他方、下りる時には多くの皆さんがスキーやスノーボードで下りますから、ゴンドラは空いています。しかし、私自身の他にも、私と似たような感じで、上に上って景色を眺めようというような方には存外出くわします。

知っている方が「スキー場に行って来た」と言うので、「スノーボードか何かでも?」と尋ねれば、「思い付いて一回り歩いて来た」と言っていたということもありました。

それから、お子さんのグループがスキーに出る場面で、様子を見にやって来ているご家族の方が、そういう要領でゴンドラに乗って上に上っているのも見掛けました。

「スキー場」と聞けば、街から離れた「山の中」のような場所を思い浮かべるのかもしれません。が、ユジノサハリンスクではスキーをやる以外に散歩のように出掛けている方が交っていることになります。そういう意味では、スキー場は「街の公園」という感じがしないでもありません。

「公園の景色が良い場所」とでも言えば、カフェの一つでもありそうな気がしますが、実際、ユジノサハリンスクのスキー場の中にもカフェはあります。

スキー場のゴンドラは、山の麓から真中辺りで1本、そこで乗り換えて山頂辺りまで1本と、合計2本あります。1本目のゴンドラを下りた辺り、山頂付近と各々にカフェがあります。ただ、カフェの店内からの眺望が素晴らしいという程でもありません。

これらのカフェですが、基本的にはカウンターで飲物や食べ物を頼んで、自分でモノを席に運んで頂くというようなスタイルです。山頂付近のカフェに関しては、スキーシーズン以外にも寄ったことがありますが、スキーシーズンの現在は、山頂の方も、山の中腹の方も「スキーやスノーボードをやっていて、ちょっと休憩する場所」という雰囲気です。

カフェに関してこういう話になると、飲物や食べ物を出す場所、支払をする場所があって、辺りにテーブルや椅子が配された簡素のモノを思い浮かべるかもしれません。が、山頂の方は50人かそれ以上、山の中腹の方は100人かそれ以上入るような建物があります。建物の中は暖房もよく効いていて、冷たい風に吹かれた中で外に居た後にはホッと一息入れられる場所になっています。「スキーやスノーボードをやっていて、ちょっと休憩する場所」なので、スキー用のブーツで店内を歩き回っている方も多いのですが、普通の街中のカフェのような感じで立寄っているという風な方も見受けられます。

山の中腹にある大きな店では、週末の土曜日、夕方から夜になると、街中の店で見受けられるようにバンド演奏が入る場合さえあります。いささか奇異に聞こえるかもしれませんが、「スキー場」にスキーをするのでもなく、「カフェで行われるバンド演奏を聴く」ためにゴンドラで上るということも出来ます。

実際、「スキー場」にスキーをするのでもなく、「カフェで行われるバンド演奏を聴く」ためにゴンドラで上るということをやってみました。気に入っているジャズバンドが、スキー場の山の中腹にあるカフェで演奏を行うと聞き付けて、ゴンドラの券を売っている場所でその旨を伝えて券を求め、ゴンドラで山の中腹に上りました。そしてカフェを訪ねてコーヒーを頼み、そのコーヒーを飲みながらジャズバンドの演奏を楽しみました。

ユジノサハリンスクのスキー場にあるカフェで、ジャズバンド<アブソリュート・ジャズ・カルテット>が渋い演奏を聴かせてくれました。








    
ユジノサハリンスクのスキー場は「本当に街の傍」ですから、休日の夕方等は、ウェアーを着てヘルメットを被り、ケースか何かに入れるでもない「むき出し」な状態でスノーボードを抱えて、「ちょっとスキー場に行って来た帰りです」というような方が、「その辺の通にある、市内路線バスの停留所」辺りに居て、「ちょっと買物に行った帰り道」というような他の方と一緒にバスに乗っています。あるいは、そのままの服装で帰宅すべく歩いています。その程度に近いスキー場で、中にあるカフェも、街の中にある店と同じような感覚で運営されているように見えました。

そのカフェの近くに、大きな「サハリン」という看板があって、スキーシーズン以外も、シーズン中も「記念撮影ポイント」として人気が高いようです。

スキー場の山の中腹に「記念撮影場所」として人気の看板があります。ゴンドラで上って、カフェでジャズバンドの演奏を楽しんだ帰り道、灯りに輝く街を少し眺めました。







  
あるいは、「何となく行ってみる」という具合にユジノサハリンスクのスキー場に立寄ってみると、「スキー場」と聞いて思い浮かべるイメージが変わるかもしれません。
 

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