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ロシアに業務で滞在するためにはビザを取得しなければならないのですが、有効期限が3ヶ月であるため7月には一時帰国をしました。この3ヶ月の有効期限という話しですが、10月には制度が変わってもう少し有効期限が延びるという話しもあります。ロシアでは頻繁に制度改正があるので、関係の仕事をする上では注意が必要だと思います。
ユジノサハリンスクから稚内へ一時帰国をすると、稚内はとてもきれいなまちだと思います。ユジノサハリンスク市も努力していますが、まだ道端のごみや道路の埃、排気ガスが目立ちます。
個人的には、一時帰国をするとラーメンを食べてみたくなります。特に稚内で作られている“ホタテラーメン”はとてもおいしいと思います。塩だけでこのような味を出せるのは優れた技術があるからでしょう。ユジノサハリンスク市でこのラーメンをロシア人にも食べてもらったことがありましたが、大変好評でした。どんどん向こうで食べてもらえるようになれば楽しいと思います。
最近のサハリンは、気温が低いという訳でもないのですが雨模様の日や晴天の日が交じり合って朝晩は冷え込むことがあり、ユジノサハリンスク市の市民も例年にない変わった感じを受けているとのことです。世界的な異常気象なのでしょうか? 7月の稚内では北門神社の祭りが行われることもあり、何か“夏”と言えば“祭り”という連想をしますが、サハリンでは「街を挙げた祭り」は思い浮かびません。が、漁業の街でもある ネべリスクでは7月の最初の日曜日を「漁師の日」と呼んで、浜辺で催しをやっています。海遊び、歌、踊り、焼肉などの料理、小物品の露店、景品があたる抽選会などが見受けられます。2007年には都市間バスでネべリスクを訪ね、この催しを楽しんできました。聞けばホルムスクでもこの種の催しがあるそうですが、こちらは訪ねたことがありません。ネべリスク、ホルムスク以外でも、サハリンの漁港を擁する地域ではこうした催しが見受けられるようです。
7月になると、日本では方々の海水浴場が賑わっている様子をテレビや雑誌の写真などで見掛けますが、サハリンでも海水浴をする様子は見受けられます。(稚内では余り見掛けない気がするのですが…)海に面した、アニワ、オジョルスキー、ネベリスク、ホルムスクといった街の海辺へ、車や定期バスで家族や友人達と出かけて海水浴をします。ビーチの利用施設があるのは6月中旬から利用されているアニワの海水浴場ですが、ここは定期バスの客で混み合っています。海水浴と日光浴を楽しんで日焼けをし、冬の日光不足を補うようです。 海水浴の他にも、サハリンでは気候が良い夏には郊外へ連れ立って繰り出して、バーベキューなどを楽しむ人達の姿も多く見受けられます。
海水浴や戸外でのバーベキューなど夏の楽しみは色々あるようですが、ユジノサハリンスクでは最近ゴンドラでの観光が話題になっています。ユジノサハリンスクにはゴールヌィ・ボズドウーフ(山の空気)というスキー場を中心とした施設があり、3月からロープウェーが運行を開始しました。スキーシーズン以外の時季は、観光客やハイキング客が利用中で、山の上から眺める景色はとてもすばらしく、またそこにある売店でシャシリーク(大きな串に肉を刺した焼肉)などを楽しむことができる他、「ノストラダムスの予言の碑」など珍しいものもあります。希望者は有料のパラグライダーを楽しむこともできます。
そして夏と言えば屋外スポーツです。
先頃サッカーのヨーロッパ選手権が催されましたが、これに出場したロシアチーム応援のため、ユジノサハリンスク市でも夜までお祭り騒ぎのように盛り上がっていました。この大会でロシアチームはなかなかに善戦しましたが残念ながらベスト4で負けてしまい、以降は市内が静かになりました。
観戦で盛り上がるものの他、やっている様子をよく見かけるスポーツもあります。屋外でのバレーボール競技です。ガガーリン公園脇のコートで6月頃から盛んに試合が行われています。プレーぶりはなかなか本格的で、観戦者も多く、みなさんで楽しんでいるようです。
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