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こちらの方は「いよいよ冬本番」といった感じで、氷点下25℃を下回る気温さえ記録する日が増えてきました。それに驚いていたのですが、当事務所のスタッフの話によると、「今年は例年より暖かく、吹雪等も少なく、“穏やかな冬”」との事です。北海道では、今年は雪が多い様ですので、こちらの積雪量は、もしかすると、そちらの方より少ないかもしれません。
去る2月9日は「旧暦(太陰太陽暦)のお正月」でした。俗にいう“旧正月”です。日本では太陽歴の1月1日を元旦としている場所が殆どですが、中国、台湾、韓国などでは旧暦のお正月が「一年で最大のお祝い」のようです。サハリンはロシアの一地域であり、基本的にはヨーロッパ文化のスタイルなのですが、サハリンはその歴史的経過の故に、地域に特有のものがあり、当地でも“旧正月”のお祝いの会等が開かれていました。州の総人口の4%相当の“韓国系ロシア人”の方がいらっしゃるということです。
私も当地で韓国語・日本語も学んでいる“シュコーラー”(7歳から17歳までの児童・生徒が就学している学校)に招かれ、旧正月を祝うイベントに出席してきました。イベントでは韓国語や日本語による歌や詩の朗読、劇の発表がありました。日本でいえば小学校の低学年くらいにあたる子が、母国語以外の言葉により、様々な発表をしているのを見るのは、お世辞抜きに感動ものでした。特に「日本語」による発表のときは、涙が出そうな感じになりました。(恥かしながら本当です。)当地は日本に比べて、社会資本の面やその他諸々の面において、「未整備?」とも思われる面が見受けられるですが、足元の「国際化教育」という面では、日本より進んでいるのではないかと、個人的に思いました。
私も何かのご縁で当地へ来て仕事をしているのですから、両国の交流(経済・文化の両面)のきっかけとなることが出来るよう、今後も職務に邁進したいと思っております。
韓国の衣装“チマチョゴリ”で、韓国語の歌を唄っています。
童話『大きなカブ』の劇を日本語で演じています。テコンドーのスタイルの男の子が“おじいさん”役で、着物の女の子達は“おばあさん”と“孫”です。
日本語で『大きな栗の木の下で』を歌っています。ベストにネクタイの男の子がリードボーカルで、バックの女の子達の振り付けが入るコーラスでした。
音楽の講師による本格的な伝統楽器の演奏も披露されました。韓国で“旧正月”等の慶事に演奏する太鼓のようです。
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