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平成30年 第3回定例会(6月)一般行政報告

一般行政報告

平成30年第3回定例会(6月)

《 目次 》
1点目は、観光入込客数の概要とFDAチャーター便の就航について」です。  
  本市の、平成29年度観光入込客数は、総数52万800人で、前年度と比較しますと、1万3,200人の増加となり、3年連続して50万人を超える結果となりました。 
 また、本市で行ないました、平成29年度宿泊客実態調査の結果では、宿泊延数が37万7,100人で、前年度と比較しますと、7,600人の増加となりました。 
 その内、外国人観光客の宿泊延数は、1万9,729人で、前年度と比べ、5,472人と大幅に増加をしており、その外国人観光客の約75%を、台湾や香港など、アジア諸国からの観光客が占めました。
 主な増加の要因は、個人や家族などの少人数観光の増加や、インターネットなどを活用した情報発信の強化、更には、アジア諸国の旅行会社などへ行なった、誘致活動の成果であると捉えています。 
 次に、FDAチャーター便の就航についてですが、昨年は、6月から9月の4ヶ月間に、全国24空港から159便が就航し、1万200人もの観光客の送客に、ご貢献いただきました。 
 6年目となる本年は、先月25日の関西空港からの初便を皮切りに、全国28空港から、209便が9月上旬まで就航する予定であり、最大、1万7,000人を超える送客数が計画をされているところです。 
 そのため、先月8日と9日には、本年、就航予定であります、福島・茨城両空港の両県知事のほか、経済界の方々に対し、本市はもちろん、利尻富士町も含めて、観光関係団体共々、地域のPRを行ってきました。
 
今後も、積極的に本市の魅力を発信し、更なる誘客に取り組んで参りたい、そのように考えております。

 


2点目は、「稚内市 映画北の桜守 資料展示施設について」です。 
  本施設につきましては、女優 吉永小百合さんに「北の桜守パーク」と命名していただきましたが、これは、映画「北の桜守」の冒頭シーンで登場する「江連家」のロケセットを、映画資料の展示場所として、活用した施設です。
 この映画は、樺太からの引揚者を描いた物語であり、多くの引揚者により、70年前、市となった、本市と樺太の歴史を振り返ると、今年、この施設がオープンすることに大きな意義を感じています。

 4月29日に行なわれました、オープニングセレモニーでは、映画のタイトルにちなみ、吉永小百合さんと共に、桜の植樹を行いました。 
 数年後には、きれいな桜が咲き誇り、「北の桜守パーク」という名にふさわしい、観光名所になることを期待しているところです。 
 また施設には、映画で使用した衣装や小道具、ロケ地マップが展示されているほか、スマートフォンで吉永小百合さんと記念撮影ができるコーナーもあります。 
 今後は、映画のロケ地であったことを、最大限に活かすため、「北の桜守パーク」をはじめ、礼文の「北のカナリアパーク」との連携を図りながら、積極的にPRを行ない、宗谷地域の周遊観光資源としての活用を図っていきたいと考えています。


3点目は、「稚内市樺太記念館の開館についてです。
  既にご説明しておりますとおり、一般社団法人全国樺太連盟が、近年中に解散することを受け、同連盟が所蔵をしている、貴重な資料など、2,000点、そして、多額の寄附を昨年度、引き受けたところです。
 これらをはじめ、本市がこれまで所蔵してきた樺太に関する資料を活用し、樺太の歴史を風化させないこと、また、これら資料を次の世代に保存、継承しようという、本市と全国樺太連盟の想いが実を結び、先月25日に「稚内市樺太記念館」の開設に至ったところです。
 この記念館では、年間を通した常設展示はもちろんのこと、市内各施設や関係者と連携し、様々な企画展や講座の開催などにも取り組んでいきたいと考えています。
 
開館後、2週間で約2,000人近い方に訪れていただいており、改めて、本市の歴史に占める、樺太の影響の大きさを感じており、今後も、観光客を含め、多くの皆さんにご利用いただきたいと考えています。

4点目は、「生涯学習総合支援センターの開館について」です。
 本市では、これまで使用していた社会教育センターの、老朽化よる維持管理の問題や、教育関係機関が市内に点在していたことから、これまで取り組んできた生涯学習や教育相談体制を、更に充実させるため、4月1日、旧稚内商工高等学校 実習棟を改修し、「いつでも・だれでも・気軽に」を基本理念とした、生涯学習総合支援センターを開館しました。
 本施設は、趣味やサークル、仲間内での活動に幅広く対応できるよう、調理
室や音楽室、軽体育室などを備えているほか、無料で使えるフリースペースを設けており、年齢を問わず、多くの皆さんに利用していただける施設となっています。
 また、生涯学習推進アドバイザーをはじめ、教員経験が豊富な職員が、多く常駐していることを活かし、気軽に体験できる講座の開設や、教育に関する相談など、施設の特色を活かした学びの場を提供していきます。
   今後は、より一層、市民の皆さんの、生涯に亘る学習活動を支援し、誰からも親しまれる施設として、内容の充実を図り、市民ニーズに対応した事業を展開していきます。

5点目は、「 稚内市立宗谷保育所の改築について」です。
 宗谷保育所は、市内のへき地保育所の中でも、特に園児数の多い保育所であり、これまで約600人の園児を送り出し、宗谷地域の子どもたちの健全育成のため、その役割を担ってきました。 
 これからも、園児の増加が安定的に見込まれ、今の施設では手狭になること、そして、建物が築30年を超え、潮風による塩害で老朽化が激しいことから、平成27年3月に、宗谷地域から改築に係る要望書をいただいていました。
 その後、地域においては、宗谷保育所改築期成会を設立し、また、本市としても、地域の皆様と意見を交わしながら、保育所の改築に向けて、協議を進めてきたところであります。
 去る、4月18日に、宗谷保育所の園児をはじめ、関係者、宗谷地域の皆様に見守られながら、新たな施設の開設を記念して、テープカットを行ないました。
 この施設は、ぬくもりを感じる外観をはじめ、園児が伸び伸びと活動することができる、保育スペースを確保したほか、季節に関係なく、園児の体力向上に寄与するよう、ボルダリングなどの遊具を配置したところです。 
 また、改築に際しましては、宗谷保育所改築期成会から、施設の備品や遊具など、多くのご協力をいただき、改めて、地域の皆様の保育所に対する想いを強く感じ、感謝したところです。 
 今後も、宗谷保育所に通う子どもたちの、健全育成に努め、子育てしやすい環境づくりを進めていきます。

6点目は、「わっかない子育て応援サイト等の運用開始について」です。
 本市では、「稚内市子ども・子育て支援事業計画」に基づき、少子化対策や、子育てしやすい環境づくりのため、幼保一元化、病児保育施設の設置、中学校卒業までの医療費無料化など、これまで様々な子育てに関する施策等に取り組んできました。
 一方で、子育てに関する制度が多様化することに伴い、今のIT環境を利用しながら、スムーズに情報を得たいという要望も多くなっています。
 それらを踏まえ、本市では、市民の皆さんが抱える様々な不安や疑問に対し、分かりやすく情報を提供するため、子育てに特化した、専用のホームページとスマートフォンなどで使用する専用アプリの運用を、今月1日から開始しました。
 ホームページでは、目的別や年齢別など、利用する方が、分かりやすい方法で、知りたい情報を即座に、検索することができます。
 一方、専用アプリでは、お子さんの成長や健康管理を記録できる、電子母子手帳としての機能などを備えると共に、本市の子育てに関する情報が、リアルタイムで配信されるなど、より身近で手軽に、情報を取得できるようになっています。 

 また、これらを総称して、子育てする家庭を「応援する」という意味と、「笑顔になるように」という想いを込めて、「え~る」と名付けました。 
 今後も、この「え~る」を通じて、分かりやすい情報発信に努め、子育てのしやすさを、より感じてもらいながら、子育て支援に繋がる取組を推進していきます。


7点目は、「平成30年度『情報通信月間』総務大臣表彰について」です。 
 本市では、災害等に係る各種情報を市民の皆様に伝達するため、平成24年から全世帯を対象に、緊急告知防災ラジオを貸与しています。 
 また、平成26年には、本市と株式会社エフエムわっかないとの間で、災害発生時等における緊急放送に関する協定を締結し、災害情報伝達体制の整備を図りました。 
 これまで災害時等において、緊急告知防災ラジオの割込み放送は、27回を数えています。

  また、今年秋には、FMラジオの難聴地域となっております、宗谷岬、そして東浦地区に中継局を整備し、難聴解消を図ることで、全市民に災害情報をすばやく伝達することが可能となります。 このような市民の安心・安全確保への取組が、全国の先進事例として、情報通信技術の普及促進に貢献したと評価され、今月1日に東京都で行われた、平成30年度「電波の日・情報通信月間」記念中央式典において、野田聖子総務大臣から表彰を受けました。
 余談ではありますが、当日の表彰式では、私の受賞の後、稚内北星学園大学も、「地域発デジタルコンテンツ」総務大臣奨励賞を受賞し、このまちが、情報や映像に関する取組の先進地として、大学と共に高い評価をいただいたと大変感謝したところです。

今後も、引き続き、市民の皆様の安心・安全に向けた取組を行い、災害に強いまちづくりを目指していきたいと考えています。 

( 

) 以上、7項目についてご報告申し上げ、私の一般行政報告とさせていただきます。ありがとうございました。

お問い合わせ先

広報秘書課
稚内市中央3丁目13番15号
広報・広聴グループ 0162-23-6387、秘書グループ 0162-23-6384

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