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令和3年(2021年)第10回定例会(12月)一般行政報告

一般行政報告

令和3年(2021年)第10回定例会(12月)

目次

  1. 全日本空輸とフジドリームエアラインズ等への訪問について
  2. 新型コロナウイルス感染症に伴うワクチンの接種状況について
  3. わっかない市民花火大会の開催について
  4. 石垣市新庁舎落成式への出席について
  5. 稚内市特別職報酬等審議会からの答申について
 令和3年 第10回稚内市議会定例会の開催にあたり、5項目につきまして一般行政報告をいたします。

1点目は、「全日本空輸とフジドリームエアラインズ等への訪問について」です。

 10月14日から15日にかけて、利尻礼文の町長・副町長をはじめ、稚内空港高度利用協議会会長、各観光協会の代表とともに、全日本空輸株式会社(ANA)とその関連企業、そして株式会社フジドリームエアラインズ(FDA)をそれぞれ訪問いたしました。
 今年の訪問は、新型コロナウイルスの収束が見えない厳しい状況の中で、これまで運航いただいたお礼と、宗谷管内や航空業界の現状、また、今後の連携強化に向けた取り組み等について、意見交換を行うため表敬させていただきました。
 まず全日空につきましては、昨年同様「減便」という措置を取らざるを得ない、厳しい経営環境に置かれている旨、お話がありましたが、今後、人の動きが戻ってきた際には、地域経済の活性化に貢献できるよう、相互に協力して取り組んでいくことを確認しています。
 次に、関連企業であるANA総合研究所では、地域支援マネージャーの派遣をはじめ、近年盛んになってきているサイクルツーリズムへの取り組みとして、サイクルルートのモニターツアーなどを実施していただいたことへのお礼のほか、旅行商品の販売を担当するANAあきんど、旅行商品の企画を行うANAXに対しては、一層の誘客を目的とした事業への協力等について、意見交換を行ってきたところです。
 また、フジドリームエアラインズにつきましては、来年度の運航継続と運航便数や就航地の拡大についてお願いするとともに、来年は就航から10年という節目の年を迎えるため、記念事業等の実現に向けた意見交換を行ってきました。
 このたびの訪問において、お互いの現状や今後の方向性についての認識を共有することができましたので、来シーズンに向けては、アフターコロナを見据え、各航空会社のほか、航空運営事業者である北海道エアポートとも連携を図りながら、一日も早い航空需要の回復と、宗谷地域への誘客に結び付けることができるよう、取り組んでいきたいと考えています。

2点目は、「新型コロナウイルス感染症に伴うワクチンの接種状況について」です。

 新型コロナウイルス感染症に伴うワクチン接種率は、すでに接種済みの方を含めて、対象者の90.49%に達しており、本市のワクチン接種は順調に進んでいます。
 このことについては、医師会などのご尽力はもちろんですが、多くの市民の皆さんの接種へのご理解と、ご協力があったからこそであり、この場を借りて感謝申し上げます。
 国は、ワクチンに対する科学的知見や、諸外国の対応状況などを踏まえ、2回目接種後、8か月の期間を経過した方を対象に、3回目の追加接種の実施を決定しましたが、11月17日に行われた自治体向け説明会の内容を受け、本市として追加接種にかかる実施計画を策定したところです。
 接種対象者は、18歳以上の2回接種を終えた方であり、初回接種の対象年齢のうち12歳jから17歳の方については、現時点では、追加接種の対象外となっています。
 今後、2回の接種をまだ終えていない方への接種を継続しつつ、8か月を経過した方への3回目の接種は、医療従事者の方の接種を12月20日から開始し、高齢者施設の入所者等、続いて75歳以上の方、そして65歳以上の方と、初回のワクチン接種を行った順に進めていきます。
 なお、主に高齢の方が対象となりますが、7月末までに2回の接種を終えられた方については、1、2回目と同じ環境で混乱なく接種を受けていただけるよう、あらかじめ日時や会場を指定して、自分で予約を行わなくても接種が受けられる方法で実施いたします。
 また、8月以降に2回目の接種を終えられた方は、主に仕事をされている方、子育て中の方などが該当しますので、前回と同様に、ご自分の都合に合わせてオンラインなどで予約していただく方法で行います。
 その他、詳細については、広報紙やホームページ、報道などで随時お知らせいていきますが、2回目の接種後8か月を経過した方々への接種案内については、医療従事者や施設入居者などについては各施設を通じて行い、その他の方は、市から直接、3回目の接種案内をご自宅に送付いたします。
 これら方針をまとめた接種計画については、市民の皆さんにいち早くお知らせし、安心していただく必要があると考え、先週報道発表を行ったところです。
 全国的に感染が収まってきた今、私たちの生活においては、一部イベント開催における人数制限などは残るものの、通常の日常生活を送る上での行動制限は撤廃されたことから、市民の皆さんも、ようやく一息つける、落ち着いた状況になってきたと思います。
 ただ、申し上げるまでもなく、間もなく年末年始を迎え、また冬の観光シーズンも始まることから、今後は、アフターコロナで人や物の流れが戻り、経済回復に向けての動きも活発化していくものと思います。
 だからこそ、これからも基本的な感染予防対策をしっかり行っていくことが必要であると考えていますので、市民や事業者の皆さんには、より一層のご理解、ご協力をお願いいたします。

3点目は、「わっかない市民花火大会の開催について」です。

 本市においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの事業が開催できない状況にある中、市民の皆さんの感染予防対策へのご協力により、感染の拡大が抑えられていたこと、また、ワクチン接種も順調に進んでいたことなどを踏まえ、少しでも市民の皆さんに楽しんでいただきたいという想いと、これまで最前線で奮闘されてきた医療従事者や事業者の皆さんへの感謝、そして、今後の地域経済の回復を願い、稚内商工会議所と共催で、10月23日、「市民花火大会」を開催したところです。
 恒例である「みなと南極まつり」での花火大会が、令和2年度、3年度と中止になりましたが、今回、感染予防対策として、蜜を回避するため、北防波堤ドーム公園を閉鎖するなど、今までとは違った形ではあるものの、実施することができました。
 今回は、車での観覧を前提に、末広ふ頭、天北1号・2号ふ頭を観覧場所として開放し、車両350台、約1千人の方が来場されました。
 また、家に居ながらも観覧できるよう、花火大会の様子をユーチューブでライブ配信したところであり、市民の皆さんのみならず、本市に関わりのある方などにも、楽しんでいただけたものと考えています。
 開催にあたり、多くの関係者にご協力いただき、大きな混乱を招くことなく実施できたこと、また、市民の皆さんの感染予防を意識した節度ある行動により、感染者を一人も出すことなく終えることができたことに、、改めて感謝申し上げます。
 今後は、感染状況などを踏まえながら、徐々に行事やイベントなどが開催できるものと考えていますが、引き続き、感染予防対策にしっかりと取り組みながら、様々な活動を行っていくことが重要であると考えています。

4点目は、「石垣市新庁舎落成式への出席について」です。

 11月12日、沖縄県石垣市の新庁舎落成式が挙行されるにあたり、友好都市である本市もご招待いただき、出席することにいたしましたが、当日は私にどうしても外せない公務があったことから、副市長が出席いたしました。
 石垣市の新庁舎は、「みんなが集う石垣市のランドマーク」を基本理念に、「リュウキュウマツ」を用いた温かい内装や、瓦屋根の外観など、伝統的でありながらも独創的で、市民が親しみを持てる庁舎となるよう検討を重ねたとのことです。
 石垣市は、令和2年度国勢調査の速報値によると、人口約4万8千人であり、新庁舎は、約3万平方メートルの広大な敷地に建設され、総事業費は約89億円、地上3階、地下1階建て、延べ床面積、約7千300平方メートルの規模です。
 また、新庁舎の特徴としては、災害時の非常電源や備蓄庫の配置、バリアフリーはもちろん、子ども連れでも利用しやすいキッズスペースや授乳スペースの確保など、市民の多様なニーズに対応できるよう、ユニバーサルデザインに配慮した設計と伺っています。
 もちろん、本市で計画している新庁舎についても、ユニバーサルデザインを最大限配慮する予定ですが、その他にも、本市としては「環境都市わっかない」や「ゼロカーボンシティ」のシンボルとなるよう、使用電力の再エネ比率を高めることで、持続可能な環境配慮型の庁舎を目指しているところです。
 石垣市とは、来年、友好都市締結35周年を迎えますので、お互いの交流をさらに推進できるよう、取り組んでいきたいと考えています。

5点目は、「稚内市特別職報酬等審議会からの答申について」です。

 去る9月8日、稚内市特別職報酬等審議会に対し、私から特別職の給料と市議会議員の報酬について諮問いたしました。
 新型コロナウイルス感染症の拡大など、大きな社会的影響により、特別職の給料等についてご審議いただくことが適切な時期かというご意見もあったと伺っていましたが、これまでもご説明していますように、過去の審議会の中での「今後も2年ごとの審議会開催が望ましい」との意見を受けていること、さらには、大きな社会環境の変化の中だからこそ、私たち特別職に対し、給料額を含めて、様々なご意見を伺いたいと考え、審議をお願いしたところです。
 その結果、11月17日に市長、副市長、教育長の給料と市議会議員の議員報酬につきましては、いずれも条例で定める額を据え置くことが適当であるとの答申をいただきました。
 審議の中では、ワクチン接種などの感染防止対策や医療提供体制の確保、さらには、事業者支援をはじめとする経済対策などの取り組みに対して、一定の評価をしていただいた一方で、昨年から続く新型コロナウイルス感染症による市民生活や地域経済への影響を考慮すると、給料額等については、現行額に据え置くことが妥当である、との結論に至ったという説明が付されていました。
 すでに本答申については、所管課を通じ市議会にもお伝えしていますが、私としては、今回の答申の内容を厳粛に受け止め、尊重したいと考えていますし、今後も、引き続き市民の皆さんにご評価していただけるよう、市政運営を進めていきます。

以上、5項目についてご報告を申し上げ、私の「一般行政報告」とさせていただきます。ありがとうございました。

お問い合わせ先

広報秘書課
稚内市中央3丁目13番15号
広報・広聴グループ 0162-23-6387、秘書グループ 0162-23-6384

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