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令和4年(2022年)第5回定例会(9月)一般行政報告

一般行政報告

令和4年(2022年)第5回定例会(9月)

目次

  1. 鹿児島県枕崎市との交流事業について
  2. 新型コロナウイルスの感染拡大防止対策について
  3. 稚内港の利用状況について
  4. 導水管更新事業の完了について
  5. 稚内総合文化センターの改修について
 令和4年 第5回稚内市議会定例会の開催にあたり、5項目につきまして一般行政報告をいたします。

1点目は、「鹿児島県枕崎市との交流事業について」です。

 本市と枕崎市は、JRの最北端・最南端の発着駅であることを縁に、平成24年(2012年)に友好都市を締結し、行政だけではなく、民間の方々も様々な交流を続けてきていますが、今年は、友好都市締結10周年を迎えたこともあり、両市が協力し、記念事業を展開しているところです。
 6月17日には、枕崎市の前田市長、永野市議会議長をはじめとする、市民訪問団25人が本市を訪れ、新型コロナの影響により、当日開催予定であった「わっかない白夜祭」が中止になったものの、市内視察をはじめ、歓迎交流会などで、両市の絆を深めることができました。
 また、青少年交流事業として、8月、枕崎市の中高生14人が本市を訪れ、昆布干しやカーリングなど、特徴ある産業やスポーツを実際に体験しながら、今後の更なる交流につながるよう、本市への理解を深めてもらえる取り組みを行ったところです。
 そのほか、JR稚内駅と枕崎駅に到着した方への10周年記念来駅証明書を発行し、本市を訪れる旅行者にも、両市が友好都市であることをPRし、JRの利用促進に繋がる取り組みも進めているところです。
 記念事業としては、10月下旬には、本市から枕崎市への市民訪問団も予定しており、現在、市民の参加募集に向け準備中ですが、訪問にあたっては、市内視察や交流会などを通じ、枕崎市の歴史や文化を体感しながら、枕崎市民との交流を深め、今後の友好交流の礎となるよう進めていきます。

2点目は、「新型コロナウイルスの感染拡大防止対策について」です。

 新型コロナウイルスの感染については、現在は、多少落ち着きを見せていますが、7月から8月にかけては、第7派、いわゆるBA5と呼ばれる変異株の影響を大きく受け、最も多い時には、宗谷管内で一日の感染者数が97人と、新規感染者が大幅に増加したところです。
 このような状況を踏まえ、市としては、8月を「感染予防強化期間」と位置づけ、市内の各事業所への啓発や、大型商業施設、繁華街、空港などで、市民や観光客に感染予防の協力の呼びかけを行ったほか、ワクチン接種については、予約なしで接種できる日を設定しながら、進めてきたところです。
 これまでの接種状況としては、4回目のワクチン接種については、60歳以上の方と、18歳から60歳までの基礎疾患がある方で、いずれも、3回目の接種後5か月を経過した方が対象ですが、9月5日現在で、対象者1万3千人に対し、1万人、約80%の方が接種を終えています。
 また、12歳以上を対象とする3回目の接種については、すでに対象者の80%が接種を終えていますが、まだ3回目まで終えていない方についても、並行して受け付けているところです。
 一方、早期発見による感染拡大防止や不安解消などにつなげるため、2月から開設している新型コロナ検査所ですが、8月は無休で、かつ利用時間を延長し、1日平均100人以上の利用がありましたので、9月についても、現在の体制を継続していきたいと考えています。
 さらに、発熱した場合は、直接医療機関の受診が必要となりますが、8月は各医療機関の「発熱外来」も受診者が殺到し、対応できない状況にありましたので、急遽、市立病院の発熱外来の検査件数を、1日30件から、50件に拡大いたしました。
 現在は、受診者数も落ち着いてきたところであり、通常の1日30件に戻していますが、今後も、感染状況を見ながら対応していきたいと考えています。

3点目は、「稚内港の利用状況について」です。

 現在、稚内港を利用する大型船舶については、クルーズ船や大型風車を運ぶ貨物船の入港が挙げられますが、クルーズ船については、本年度は、当初14回の寄港が予定されていたものの、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響によって、これまでのところ、7月8日の、国内船籍である「ぱしふぃっく びいなす」の寄港1回に留まっています。
 また、2月に始まった、ロシアのウクライナ侵攻の影響で、これまで外国船籍のクルーズ船ツアーが一時寄港を予定していた、コルサコフ港の利用が難しくなったということもあり、これら外国船籍のクルーズ船については、稚内港を始めとして、道内の港への寄港が、現在は難しくなっているところです。
 このように、現在は国内・外国船籍とも、今後の情勢を注視せざるを得ない状況ですが、引き続きクルーズ船の誘致に努めていきたいと考えています。
 一方で、本年3月から7月にかけ、民間発電事業者による風力発電施設の建設に係る荷役が本格化したことを受け、この間、多くの大型貨物船が海外から入港し、1基あたり約500トンにもなる風力発電施設48基分の資機材が、陸揚げを終えています。
 運び込まれた資機材は、風車の羽根部分や支柱部分など多くの部品に分解され、現在、末広ふ頭、天北1号・2号ふ頭を埋め尽くすように並べられており、順次、各建設場所へ搬送されているところです。
 これらの動きに伴い、稚内港に係る使用料などは、平年を大きく上回るペースで推移しており、特に大型貨物船の入港時に用いる引船の使用料は、3月から7月の5か月間の比較で、前年度の10倍を超える約700万円となっています。
 今後も続く大型風車の建設は、国が示す「カーボンニュートラル2050」とも呼応する事業であり、今後とも稚内港の優位性を示しながら、再生可能エネルギーの推進にも取り組んでいきます。

4点目は、「導水管更新事業の完了について」です。

 本年7月、水源地である北辰ダムと大沼ポンプ場を結ぶ導水管のうち、北辰ダム側14.4キロの区間での、通水・切替作業が完了しました。
 この作業は、これまで10年以上にわたって進められてきた導水管工事が昨年度完了し、その最後の区間について、北辰ダムの水位を確認しながら、導水管内の洗浄や通水後の水圧調査、水漏れの有無の確認などについて行ってきたものです。
 今回の作業が無事完了したことによって、すでに通水・切替作業を終え、共用していた区間と合わせ、全区間26.4キロの導水管が、震度7クラスの大きな地震による地盤変動にも十分対応できるものに更新されたことになります。
 万が一、大きな災害が起こった場合でも、市民の皆さんに水道水を安定して供給できるよう、今後も、関係施設や設備の耐震化に、計画的に取り組んでいきます。

5点目は、「稚内総合文化センターの改修について」です。

 昨年11月から、施設を全面的に休刊して行っていた稚内総合文化センターの改修は、本年7月末をもって工事が完了し、8月6日からは早速、様々な催しなどに利用されているところです。
 昭和59年(1984年)の開館から38年間、これまでも様々な改修工事を行ってきたところですが、今回は、老朽化が進んでいた空調や給排水に係る配管を全面的に更新したほか、配管と直結するポンプやトイレなど、衛生器具の一部も更新いたしました。
 特にトイレに関しては、一部を除き洋式化し、多目的トイレを含めた館内の洋式便座は、全て温水洗浄便座としました。
 そのほかにも、トイレ内の段差などへの手すりの設置や、多目的トイレへのベビーチェアの設置など、高齢者や家族連れの方が、より安心して施設を利用できるよう、機能の向上を図ったところです。
 今後も、大規模な催しや会議など、幅広い利用に安心して応えられるよう、施設の維持管理や利便性の向上に努めていきます。

以上、5項目についてご報告を申し上げ、私の「一般行政報告」とさせていただきます。ありがとうございました。

お問い合わせ先

広報秘書課
稚内市中央3丁目13番15号
広報・広聴グループ 0162-23-6387、秘書グループ 0162-23-6384

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