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「1.5リットル入りペットボトル」と聞けば、人気が高い銘柄の清涼飲料水かミネラルウォーターが入ったものを思い浮かべる方が多いと思います。
サハリンへ行くと、中身が見えない濃い茶色の1.5リットル入りペットボトルが売られていて、中身がビールであるものを見掛けます。
“ビール”というもののはなかなかに繊細で、光に当ると劣化するということで、ガラスビンの場合には茶色等の色が濃い物を使用しているそうです。ペットボトルに積める場合も、そうした例に倣ったように見受けられます。
サハリンで視掛けるペットボトルのビールですが、地元の会社で造っているものが多いようです。というよりも、ロシア全土に出回っていて、日本でも一部輸入されていたり、日本国内のロシア料理店等でも出ているようなビールは、普通にガラスビンや缶に入っています。「ペットボトルのビール」は、言わば「サハリンの地元の味」ということにもなるようです。
フェリーでサハリンを訪ねる場合に滞在する例が多いユジノサハリンスク市内の店では、このサハリン各地で造られている様々な種類のペットボトル入りビールを見掛けます。上記の写真はコルサコフで製造されているものです。ユジノサハリンスクやネベリスクでも製造されているようです。そしてビールの種類も多種多様です。日本で馴染みの、黄色味を帯びたラガーも在れば、赤褐色のエールや、黒ビールも在ります。アルコール度数も弱めなものから強めなものまで揃っています。
この種のビールで、一寸変わった感じのものも見受けられます。
何処の建物をモデルにしているのか、神社か何かのような建物のイラストの上に「ЯПОНСКОЕ САКЕ」(イポンスカヤ・サケ)という大きな文字が在ります。
「ЯПОНСКОЕ САКЕ」(イポンスカヤ・サケ)とは日本酒のことなので、「ペットボトルに日本酒?」と驚いたのですが、中身はビールで、製造時に米を使用しているということでした。中身をグラスに注いでみると、日本でお馴染みな黄色味を帯びたラガーでした。もしかすると「日本の」と商品名に付けると、「好印象」ということなのでしょうか?興味深いことです。
この種のペットボトルのビールを持ち帰って、少し経ってから呑むと、何となく品質が劣化してしまうのか、「サハリンで呑む時のような感じとは異なる?」という話しを聞きます。「土地の味は地元で楽しむのが善い」ということでしょうか。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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