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その「前に来ていたサハリンの凄く良かったバンド」こと<ヴレーミャ・ジャザ>が、今年は稚内にやって来ました。
6月15日にコルサコフ港からのフェリーで到着した<ヴレーミャ・ジャザ>のメンバーは、そのまま旭川へ向かって公演を行った後、6月17日に稚内へ戻り、稚内市総合文化センターの小ホールでの公演を行いました。18時の開演を前に、既に17時25分頃には公演を楽しみにされていた皆さんが集まり始めました。
<ヴレーミャ・ジャザ>のリーダーであるウラジーミル・キンジーノフさんは、チェーホフ劇場のバンドの仕事に就く以前、稚内市の友好都市であるネベリスク市で教員をしていました。
その教員時代、ウラジーミル・キンジーノフさんは「折角“友好都市”なのだから、ヨットを仕立てて稚内という街を訪ねてみよう」ということで始まった【友好の白い帆】に参加しました。この【友好の白い帆】は、ソ連時代末期に起こった「近隣諸外国との交流を活発化させよう」という動きを背景に始まり、“ロシア時代”の幕開けの時期に続けられたものでした。北海道とサハリンとを直接に結ぶ交通路が無かった時代に行われた【友好の白い帆】は、稚内市とネベリスク市との各分野に亘る交流の切っ掛けとなった取組みでした。因みに稚内市とネベリスク市は、今年で友好都市提携40年となります。
<ヴレーミャ・ジャザ>という名前は「JAZZ TIME」という意味ですが、“ジャズ”という枠組みに囚われず、古今東西の多彩なな曲を演奏します。ジャズ・フュージョンからポップス、ビートルズナンバーにシャンソン、ロシアの歌や日本の歌まで様々な曲の演奏が披露されました。
公演終了の翌日には既に「次に登場するのは何時?」と思ってしまう感さえ否定出来ませんが、また彼らの稚内公演が催されることを願って止みません。
各公演で力を尽くした<ヴレーミャ・ジャザ>のメンバーは、「稚内の休日」を楽しみ、6月20日のコルサコフ港に向かうフェリーで帰国します。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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