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多数の御来場ありがとうございました。<ヴレーミャ・ジャザ>稚内公演終了。(2012年6月17日)

実は昨年の5月末頃から6月下旬頃に掛けて、稚内国際文化交流協議会の事務局であるサハリン課では、何本かのお電話を頂きました。「前に来ていたサハリンの凄く良かったバンド…今年は?」というお問合わせでした。都合でコンサートは実施されない旨を説明すると、落胆される方ばかりで、正直なところ多少辛い思いもしました。事務局でも彼らを迎えることを非常に楽しみにしているのです。
<ヴレーミャ・ジャザ>の稚内でのステージの様子

その「前に来ていたサハリンの凄く良かったバンド」こと<ヴレーミャ・ジャザ>が、今年は稚内にやって来ました。

<ヴレーミャ・ジャザ>のリーダー、ウラジーミル・キンジーノフさんの写真
<ヴレーミャ・ジャザ>が初めて稚内に登場したのは2007年のことでした。当時、オープンして日が浅かった稚内副港市場の館内で1回だけ行われた公演は大絶賛され、再登場が強く望まれたのでした。そして2009年、2010年と連続し、「2日間・昼夜2回」の公演が催されて好評を博しました。<ヴレーミャ・ジャザ>は、今回で4回目の稚内での公演を行うことになりました。
<ヴレーミャ・ジャザ>はユジノサハリンスク市内に在るチェーホフ劇場を本拠地として活動しています。彼らが活動するユジノサハリンスク市は、稚内市も含めて北海道内の都市との交流を盛んに行っていますが、今年は旭川市との友好都市提携が45年を迎えます。そこで、彼らとしては初めてということになる旭川公演も実施されました。

6月15日にコルサコフ港からのフェリーで到着した<ヴレーミャ・ジャザ>のメンバーは、そのまま旭川へ向かって公演を行った後、6月17日に稚内へ戻り、稚内市総合文化センターの小ホールでの公演を行いました。18時の開演を前に、既に17時25分頃には公演を楽しみにされていた皆さんが集まり始めました。

<ヴレーミャ・ジャザ>のリーダーであるウラジーミル・キンジーノフさんは、チェーホフ劇場のバンドの仕事に就く以前、稚内市の友好都市であるネベリスク市で教員をしていました。

その教員時代、ウラジーミル・キンジーノフさんは「折角“友好都市”なのだから、ヨットを仕立てて稚内という街を訪ねてみよう」ということで始まった【友好の白い帆】に参加しました。この【友好の白い帆】は、ソ連時代末期に起こった「近隣諸外国との交流を活発化させよう」という動きを背景に始まり、“ロシア時代”の幕開けの時期に続けられたものでした。北海道とサハリンとを直接に結ぶ交通路が無かった時代に行われた【友好の白い帆】は、稚内市とネベリスク市との各分野に亘る交流の切っ掛けとなった取組みでした。因みに稚内市とネベリスク市は、今年で友好都市提携40年となります。

稚内のステージに登場した<ヴレーミャ・ジャザ>はオープニングに、最近メンバーの間で人気であるという日本のバンド<T-SQUARE>の曲を演奏し、ヴォーカルのエレーナ・アクシェンツェワさんが入った2曲目で、ウラジーミル・キンジーノフさんが「初めて訪ねた日本。色々な人達と知り合った街」という稚内での想い出を胸に作曲した<ワッカナイ>を披露しました。
<ヴレーミャ・ジャザ>のステージ演奏の様子

<ヴレーミャ・ジャザ>という名前は「JAZZ TIME」という意味ですが、“ジャズ”という枠組みに囚われず、古今東西の多彩なな曲を演奏します。ジャズ・フュージョンからポップス、ビートルズナンバーにシャンソン、ロシアの歌や日本の歌まで様々な曲の演奏が披露されました。

公演終了の翌日には既に「次に登場するのは何時?」と思ってしまう感さえ否定出来ませんが、また彼らの稚内公演が催されることを願って止みません。

各公演で力を尽くした<ヴレーミャ・ジャザ>のメンバーは、「稚内の休日」を楽しみ、6月20日のコルサコフ港に向かうフェリーで帰国します。

ヴォーカルのエレーナ・アクシェンツェワさんの写真
エレーナ・アクシェンツェワさん
別の衣装に着替えたヴォーカルのエレーナ・アクシェンツェワさんの写真
彼女は2種類の衣装で登場した。
ギターのアレクサンドル・ヴォルコフさんの写真
アレクサンドル・ヴォルコフさん
サクソフォンのユーリー・スヴォーロフさんの写真
ユーリー・スヴォーロフさんは初めての来日だった。
<ヴレーミャ・ジャザ>のリズム担当の3名の写真
手前から、ウラジーミル・マシキンさん、アレクセイ・ガジベクさん、ヴィターリー・ブィチコフさん

お問い合わせ先

企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)

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