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そうした伝統は現在でも引継がれています。稚内とコルサコフで隔年相互開催方式を採り、「稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議」が毎年催されています。
近年はロシア人旅客が多くなっていることから、ロシア側ではこの合同会議を以前以上に重視していることが伺えます。この航路を「地域間交流のエレメント(基本要素)」と表現するロシア側参加者も在りました。
2011年の運航実績と2012年の展望に関する報告の後、コルサコフ港にフェリーが入港する際に発生する経費のこと、コルサコフ港旅客ターミナルのことで意見交換が行われました。
コルサコフ港旅客ターミナルのことでは、最近の様子に関する話題が出た後、ロシア側から将来の整備計画の紹介が在りました。
<アインス宗谷>のような“フェリー”は、「ロール・オン・ロール・アウト」の頭文字を取って“RORO船”とも言います。コルサコフ港にその“RORO船”の発着を念頭に置いた係留地を整備し、そこに旅客ターミナルを建設するという構想が在ります。これについて「2015年までに新しい施設が利用可能となるように取組みたい」という説明が在りました。
来年もこの稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議の開催を予定しますが、開催地はコルサコフということで合意しました。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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