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<2012 VISIT PORT OF WAKKANAI>(ビジット・ポート・オブ・ワッカナイ)(2012年12月6日)

意見交換の様子稚内港は「サハリンに最も近い日本の港」であることから、サハリン沖で進められる資源開発関係資機材の輸送に際しての利用、近海で活動する様々な船舶に関する整備・修理、物資補給、乗員交代等の支援拠点としての利用が目指されています。

既に資源開発関係の土木工事に用いられる大型特殊船が稚内港で補給や乗員交代を行っている例や、各地に送り出される資源を満載したタンカーを支援するために活躍しているタグボートの整備が稚内港で行われている例等が在り、サハリンで活動する各国の企業関係者の間で稚内港の知名度は少しずつ高まっています。しかしそれでも、未だ多くの皆さんに向けて宣伝活動を継続し、稚内港の可能性を拓いていく必要が在ります。

資源開発が進められるサハリン沖から見れば、サハリンの各港湾も稚内港も「似たような距離」に在る港です。稚内港は「国外との間を往来する船が出入りする埠頭から、空港まで車で20分」という「類例が少ない」と見受けられる有利な条件を備えていて、日本国内で出回っている良質な物資の補給も可能で、これまでに請け負った船舶修理等の業務の結果として地元企業の技術力も評価されています。こうした状況に関して、残念ながら御存知ない方も多いことから、稚内港の利用促進に関するコンサルティング業務を行うべく設立された企業により、去る9月の「第16回 サハリン石油・ガスカンファレンス」の機会にプレゼンテーションが行われました。

このプレゼンテーションを受け、稚内港の利用に関心を示す企業の問い合わせが在り、「それでは現場を視てみよう」と「稚内港を視察し、意見交換を行う」場として<2012 VISIT PORT OF WAKKANAI>(ビジット・ポート・オブ・ワッカナイ)が催されることになりました。

12月6日、前日に新千歳空港に着いて陸路で稚内入りした一行24名(各企業等関係者20名、コンサルティング会社3名、地元テレビ局レポーター1名)が稚内港内の視察と意見交換に臨みました。

荒天傾向が続いていた中でしたが、視察に出掛けた時間帯は降雪もなく、一行は北埠頭、中央埠頭、国際フェリーターミナル、乾ドック、末広埠頭等をバスで巡りました。途中、関心が在る事項に関して、担当者に熱心に訪ねる様子も見受けられました。また、他都市への移動に際して利用する稚内駅やバスターミナルを擁する<キタカラ>や、稚内市内に滞在する関係者が利用し易い温泉・サウナ、土産店やスーパーマーケット、飲食店が在る<副港市場>にも立ち寄っています。

意見交換の席は熱を帯びたものとなり、想定していた時間を大幅に超過して熱心に話し合いが続けられました。更なる施設整備や条件整備が求められると見受けられることや、現在の稚内港が有する可能性、優位性等に関して率直な意見が聞かれました。

稚内港は、「サハリンに最も近い日本の港」として国土交通省から<日本海側拠点港>の指定も受けており、今後も稚内港の潜在的利用者を見出す努力、或いは稚内港の宣伝を続けながら、施設整備を促進し、利用の更なる拡大を図ります。

なお稚内を訪れた一行は、視察・意見交換の翌日、荒天の中を陸路で札幌へ移動し、更に翌日の航空便でサハリンへ戻っています。

石油製品等のタンクを視察中の写真
石油製品の輸送に際し、「稚内港を中継地?」というアイディアも在るとのことで、現存するタンクや、タンカーが接岸する岸壁の視察では質問が多かった。
乾ドックを視察している様子
船舶の整備や修理を稚内港で行うことに関心が高く、乾ドックは熱心に視察した。
油除去用品が在る上屋を視察している様子
石油製品が流出した場合の油除去機材が保管されている上屋も、各参加者が熱心に視ていた。

お問い合わせ先

企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)

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