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『サハリン友好都市青少年交流事業報告会』(2012年11月17日)

多数集まった報告会の様子稚内国際文化交流協議会では、「サハリン友好都市青少年交流事業」として、7月24日から7月27日で稚内の生徒を友好都市ネベリスクへ派遣し、8月3日から8月6日でネベリスク市の生徒の皆さんを稚内へ迎えています。

稚内側でこの、「サハリン友好都市青少年交流事業」に参加した生徒の皆さんに経験の報告・発表をして頂く「報告会」を11月17日に図書館の研修室で催しました。学校関係の皆さん、御家族を含む地域の皆さんが多数集まりました。

市内3高校の各学年から1名ずつ、3名がこの「サハリン友好都市青少年交流事業」に参加していて、3人の生徒が報告・発表を行いました。

3人とも言及していたのは「サハリンを訪ねる前の不安」が、実際に訪ねてみると「思っていた程のことでもなかった」こと、そして「忘れ難い思い出が出来た」ことを話していました。

3人各々が「外国への関心」から、参加者募集の時に「参加してみようか?」と思い立ち、他に希望者も無かったことから参加が決定するのですが、「考えてみれば言葉も通じない場所で、大丈夫か?」という不安が先に立つようになったり、過去にサハリンを訪ねた経験が在る人から「大変だった」という話しを聞かされて心配をしたそうです。

しかしながら、ネベリスクを訪ねてみて、ホームステイをしてみると、迎えて頂いた皆さんは初対面の彼らに優しく接して下さり、互いに決して上手い訳でもない英語やジェスチャー、更に今一つ頼り無いパソコンの翻訳等を駆使して何とか意思疎通をしながら過ごす中、次第に“不安”が薄らいだ様子を話してくれました。

報告会で発表している様子訪ねてみたサハリンでは、レストランに入って出された英語版メニューを見て自分で注文をしてみたり、スーパーや土産店で自分で買物をするというような、「外国で全く初めてやってみること」を幾つかやってみて、存外「普通」にそれが出来て、少し“自信”も付いたようです。また、サハリンで見学した博物館の展示で気に掛かったものが在り、後から学校の先生に尋ねて関係の本を読んでみたというお話しも在りました。

ネベリスクの生徒を迎えた場面でも、市内を一緒に巡り、フェリー船上から一緒に花火大会を見て、愉しいひとときを過ごすごとが出来たようでした。

3名の皆さんは、サハリンを訪ねて同世代と接し、そのサハリンの生徒達を稚内に迎え、各々にかけがえのない経験をされた訳ですが、それを伝える「報告会」は初めての試みとなりました。

今後もこうした、サハリンの友好都市との青少年交流は可能な範囲で継続していきます。

お問い合わせ先

企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)

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