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ユジノサハリンスクが非常に冷え込んだ朝に発ったのですが、コルサコフはやや気温が高く、若干雪が少ないものの、戸外を歩くには厚着をする必要があるような状況でした。
ユジノサハリンスクを見慣れていると、コルサコフは街の中の人や車の通行量が少なく、更にちょっとした緑地・公園もよく目にするため、ゆったりしている印象を受けます。
コルサコフの高台に上がると、稚内へ続く海が見えます。コルサコフも深い湾の奥に位置する港ですが、浅い辺りには薄い氷が張り、海が白く見えました。船が少し前に航行したと見受けられる箇所は、青く海面が覗いていました。
コルサコフは樺太時代は大泊(おおどまり)と呼ばれ、様々な船が出入りして賑わっていたそうですが、街にはそういう時代を伝えるものが残っていました。旧い煉瓦造の建物がその時代の建物であったり、銀行の支店だった建物の外観がそのままであったりします。
そうした建物の他、往時の“大泊神社”の石段が殆どそのまま歩行者通路になっている場所がありました。石段の脇に並木があり、じっと見ていると、嘗ての神社の様子が思い浮かぶようです。
嘗ての神社の石段を上がってみると、運動公園が広がっていました。目に飛び込んで来たのは、広いスケートリンクの一画でアイスホッケーをしている人達の様子でした。ロシアはアイスホッケーの有名な選手を多く輩出していて大変盛んに行われているようですが、サハリンでも人気競技と見受けられます。寒さの中で元気良くアイスホッケーをしていた人達の傍らでは、好天なので散策をしている家族連れや、スケートの練習をする子ども達が見受けられました。
街では、ユジノサハリンスクでも見掛けるような物を売る様子も見掛けました。また新しいカフェも開業していて、立ち寄って食事も愉しみました。
コルサコフは、プリゴロドノエの液化天然ガス工場の開業も近付き、少しずつ街が活気付いているようにも見受けられました。
(2008年1月27日撮影)
コルサコフ市内に新しくオープンしたカフェの外観です。
ユジノサハリンスク市内同様、コルサコフでも街角で魚や野菜を売る光景が見受けられます。
コルサコフ市行政府の庁舎です。この広場は、正しくは“中央広場”と言うようですが、行政府庁舎前の銅像に因んで“レーニン広場”が通称になっています。
往年の“大泊神社”の石段です。
石段を上がって上から見ると、並木が見え、往年の神社の境内を思い浮かべることが出来る感じです。
神社の石段だった歩行者通路を上がると、運動公園が広がっていました。
冬季は広いスケートリンクとして利用されているようです。
アイスホッケーをやっている人達が目に止まりました。
画の右寄りに見える、クレーンが並んでいる辺りが、稚内港からのフェリーが到着する場所です。船の出入りが少ない、岸側の浅い辺りには氷が張っていて、好天なので表面が輝いています。
船が動いたらしい箇所は氷が割れて海面が覗いています。
クレーンの側に白い筋状の氷が見えますが、厳しい冷え込みで水面が凍る前に船が動いていたことを伺わせます。
コルサコフ市内を歩いてみると、小さな緑地、公園が意外に目立つ感じがします。
旧北海道拓殖銀行大泊支店の建物です。現在はスポーツジムが入居しているそうです。
旧い煉瓦造の建物は樺太時代のものだそうです。
ビールを醸造している他、ちょっとした肴と合わせて愉しむことの出来るバーも備えた“ペンギン”です。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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