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“石畳風”な町並みへ(2008年10月)

ユジノサハリンスク市内のインターロッキングの写真

 最近のユジノサハリンスク市内を歩くと「この辺りは、以前は少し違ったような?」という感覚が湧き上がることが時々あります。街の雰囲気は季節の移ろいに合わせて変わるものですが、そういった季節感覚とも違います。最近、その疑問への“回答”に気付きました。

 ユジノサハリンスク市内で進んでいる歩道のインターロッキング工事がかなり進み、これまで工事中の区間の多さの中で、既に出来上がっていることを自覚せずに歩き過ぎていた辺りが完成していることに不意に気付き、記憶している景観との違いに戸惑うというのが「この辺りは、以前は少し違ったような?」という感覚の“正体”でした。

 インターロッキング工事は北海道内でも街の中心部などで見受けられます。石材を敷き詰めるようにしている訳ですが、北海道では敷き詰める石材の下の土砂に含まれる水分が凍ったり解けたりするということで、何年間か経つと美しく整えられた表面がやや乱れる事例もあり、近年は賛否両論があるようです。

 ユジノサハリンスク市内で進められている工事ですが、最近はサハリン事務所を起点に何処かとの間を往来する場面で歩く機会が多い“レーニン通”で盛んに行われています。朝から夕方までなかなか交通量が多い道路で、インターロッキング工事の行われている広い歩道を半分に分け、半分ずつ工事を進めています。

 こういうやり方は北海道内でも見受けられると思うのですが、何かが違います。気付いたのは、北海道内で行われる同種の工事よりも石材が厚めな感じがするということです。時々職人さんが電動工具で、凄まじい音をさせながらこれを少々削って形を多少修正しながらはめ込んでいますが、様子を見ていると結構な重さもありそうです。

 ヨーロッパの旧い街では石畳が見受けられますが、そういう場所で敷き詰められる石も実はかなり厚みがあり、相当な耐久性があるという話しを耳にした覚えがあります。もしかすると、このインターロッキングもそういう古くからの工法が持っているものを当世風にアレンジしたやり方で進められているのかもしれません。

 工事中は正直なところ不便を強いられる感がすることも時々はありますが、出来上がればまたユジノサハリンスク市内の感じも変わるのではないかと思われます。

(2008年10月22日 ユジノサハリンスク市内 レーニン通)
歩道の工事の様子
歩道の工事は、大概はこのように半分ずつ進めています。
通行をご遠慮願いますと紐が張られている様子
着手したばかりと思われる個所は、「通行をご遠慮願います」と紐が張られています。
綺麗に整えられた街路樹の様子
街路樹の周囲は土が出るように、綺麗に整えています。余ったのか、仕上げに使うのか、若干材料が積まれています。
石材が積まれた様子
作業をしていた辺りの石材ですが、なかなか重厚な感じがしました。工事現場では、日本の現場でも見かけるような型の車両が活躍していました。

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