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11月7日の昼頃の、ユジノサハリンスク市中心部のレーニン広場の様子です。180名程度の人達が集まっていました。
4人の警察官も見守る中、街宣車が登場して演説が行われ、意見交換会が催されていました。共産党による、“革命記念日”の集会ということでした。
第一次世界大戦が続いていた1917年2月、ロシアでは皇帝ニコライ2世が退位を余儀なくされてロマノフ朝による統治が終焉し、臨時政府による体制へ移行しました。その後も混乱が続いていましたが、“ボリシェビキ”派などによる蜂起が実行され、当時の首都ペトログラード(現在のサンクトペテルブルグ)の要所が占拠され、10月26日に「権力のソヴィエトへの移行」が宣言されました。
昔のロシアで用いられていたカレンダーであるユリウス暦の“10月26日”は、今日一般的なカレンダーであるグレゴリオ暦では“11月7日”です。ソ連時代には、この“11月7日”を「10月革命の記念日」としており、大々的な祝賀行事が行われていました。
ソ連体制が現在の体制へ移行したのは1991年12月でした。従って“革命記念日”が祝日ではなくなってから、既に17年も前です。が、この日には毎年のように共産党による集会が催されているということです。
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