サハリン州見聞録【建物編】(2015年9月3日~8日)
9月4日~6日の日程で、サハリン州ユジノサハリンスク市内の大型商業施設において開催された「ユジノサハリンスク道北物産展2015」事業のため、9月3日~8日までの6日間でサハリン州に行ってきました。
物産展自体に関することについては、当課ホームページの別ページにてご紹介しておりますが、ここでは、この6日間の活動を通して、見聞きしたことについてご紹介したいと思います。
ご紹介したいことが多々あるため、項目ごとのご紹介とさせていただきます。
このページでは、【建物編】と題しまして、6日間の中でユジノサハリンスク市内やコルサコフ市内において見かけた建造物について、印象的なものをご紹介したいと思います。
ユジノサハリンスク市内
サハリン州政府ビル
ご覧の建物が、サハリン州の州政府が入っている建物です。
いかにも州政府のビルであるというような堂々たる佇まいでした。
サハリン州全土を動かす行政機関の庁舎を目にすることができてよかったです。
ユジノサハリンスク駅
サハリン州の中心市で20万人ほどの人口を擁するユジノサハリンスク市の駅舎ということで、目にする前はどれほど大きな建物なのかと想像しておりましたが、実際に見てみると写真のとおりの大きさしかなく、意外に小さな駅舎であることに驚きました。
ただ、各市行きの路線バスの発着地点であり、タクシーもいたことから、交通の拠点となっていることは伺えました。
また、駅舎正面には、サハリン時間とモスクワ時間を表示した二つの時計がありました。
これは、国土面積が大きいロシアでは、同じ国内にあっても時差がある地域があるため、切符の発着時刻を統一するためにモスクワ時間で記載しているためだそうです。
このようなことは、ロシア国内では珍しくなく、時刻がモスクワ時間のニュース番組が放送されていたりしました。
ロシア正教の教会
これは、稚内市のサハリンを紹介するポスターにも掲載されている教会なのですが、きれいに撮れたので載せました。
ユジノサハリンスク市内、コルサコフ市内には、このような教会が多く見られ、どれも鮮やかな色使いがされていました。
ホテルメガパレス
これは、私たちが宿泊したホテルです。
ご覧のとおり、外観もそうですが、内装も豪華なものとなっており、日本のホテルとさほど変わらないどころか、日本のビジネスホテルよりははるかに良いグレードのホテルでした。
例を挙げると、サハリン州知事のコジェミャコ氏が宿泊しているほどです。
サハリンと言うと、インフラ関係がきちんと整備されていないというイメージを持つ方が多いと聞きますが、このホテルは、水道水も出ましたし、トイレも水洗でした。
また、トイレットペーパーや箱ティッシュもきちんと用意されており、このような基本的なことは心配せずに済みました。
ただ、日本と異なる点をあえて取り上げるとしたら、トイレットペーパーの幅が若干狭いことや、ティッシュがキッチンペーパーに近い材質であること、また、水道水を飲むとおなかを下すことや、ものによってはトイレが水の勢いが弱く少しずつしか流せないことがあることなどです。
また、建物の作りに関しても、床と壁の境目の作りが少し大雑把であるなど、細かい部分の造りは日本のものの方が丁寧であることが見受けられました。
このような、日本との違いはありますが、最近のユジノサハリンスク市では、このようなホテルがいくつもありますので、ご旅行の際はさほど気を遣わずに宿泊することができるのではないでしょうか。
コルサコフ市内
コルサコフ市庁舎と前庭
稚内市役所と比べると、コルサコフ市庁舎にはかなり大きな前庭がありました。
この日は月曜日でしたが、ベンチに座ってくつろいだり、散歩したりする人が多く見受けられ、市民の憩いの場であることが伺えました。
料理店
最近のコルサコフ市内にはこのようなおしゃれな店もあるようで、街の中で一際目を引く存在でした。
売店
これは、コルサコフ市のフェリー乗り場の向えにある売店で、フェリーでサハリンに訪れた場合には、必ず目にすることとなる建物の一つです。
私もロシアを出国する前に、500ミリリットルの水を23ルーブルで購入しましたが、入国した際、または出国する際に便利な店です。
アパート
コルサコフ市内にあるすべてのアパートがこのような外観であるというわけではないですが、このようなアパートは多かったように思います。
やはり、ところどころに原色の塗装があり、サハリンらしさが伺えます。
この写真にも、ベランダに人がいるのが見えますが、ベランダにいる人と外を散歩する人がおしゃべりをしている場面を見かけました。
このように、サハリンの街には、人が多く、人と人との関わりが多くあり、とても温かい雰囲気を感じました。
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