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稚内港とサハリンのコルサコフ港とを往来するフェリー航路の、2015年の運航が6月9日から始まりました。2015年は、9月18日までの期間に28往復56便の運航が計画されています。
近年は「愛車をフェリーに積み込み、サハリンを走り回る」という「フェリーならではの旅」が注目されています。
今年は最初の運航となる6月9日の便から、サハリンで乗る車輛(自動車やオートバイ)を積み込んで出発する皆さんの姿が見受けられました。外国人の姿も見掛けましたが、一寸聞けば、「南北アメリカ大陸を駆けて太平洋を越え、日本各地を巡った後にサハリン、更に大陸を駆け、欧州の母国へ引揚げる予定」という方が在って、かなり驚きました。
日本国内から車輛をサハリンへ持込み、何日間かサハリンで乗ってから戻るということであれば、“一時輸出”という手続を行います。フェリーへの積込貨物を置く“蔵置場”の辺りで、税関の職員、代理店の方、車輛を持ち出す方が集まって手続きをしている様子も、「フェリーが出る日の光景」として眼に馴染むようになって来ました。
この他この日の便では、サハリンで新たに導入する農業関係の資材も積み込まれました。自然条件が似通っている北海道とサハリン州ですから、産業関連の技術協力、技術移転に関しては双方で期待を寄せており、稚内・コルサコフ航路がそうした活動の一翼を担うのは嬉しいニュースです。
この日の便には、各々の用務等でサハリンを訪ねる34人の乗客が乗船しました。6月前半のサハリンは未だ寒い場合も在ることから、日本側から訪ねる旅行グループが目立つようになるのは、例年6月下旬辺りからです。また、休暇旅行で来日するサハリンの御家族が目立つようになるのは、6月上旬は学校行事が入る場合も在ることから、概ね6月末頃からです。
今年も、北海道とサハリン州との多岐に亘る地域間交流を支える<アインス宗谷>は、“出汁之介”や“りんぞうくん”に見送られながら、早朝の雨が上がって薄日が差す宗谷海峡へ出航しました。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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