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11月の最後の方に入り、「もう直ぐ12月」という時季になると、年末年始時期のことが多少気になります。家族、親類、友人が集まって愉しく過ごす予定、または休みを利用した旅行についてを考えたり、その準備に勤しむような場合もあるでしょう。
サハリンでもそうしたムードになります。そうした中、ユジノサハリンスクでは「新年に向けた見本市」という催しがありました。
「新年に向けた見本市」は毎年11月末の金・土曜日に開催―今年は27・28日に開催―されているもので、ユジノサハリンスク市が市内の企業に委託をして開催している催しです。州行政府からの支援もあるそうです。その目的は「冬に向けて市民活動や企業活動が停滞気味になるのを避け、経済活性化を目指す」とのことです。
ユジノサハリンスクでは、この「新年に向けた見本市」の他にも様々な見本市、展示会が催されています。そして、そうしたものの運営を専門とする企業も在ります。今回の「新年に向けた見本市」はユジノサハリンスク市内の“将校会館”を会場に催されていますが、ここのホールはこの種の催しには盛んに利用されています。
サハリンでは、日本で言う“お歳暮フェアー”的な、年末年始の贈答品等を華々しく売り出す場面は見掛けません。他方で、贈答品は盛んに求められているようでもあります。この「新年に向けた見本市」は、そうした贈答品等を販売する場にもなっています。
こうした催しは、ユジノサハリンスクの住民にとっても、また市内の企業にとっても、年末年始の贈答品等を買ったり売ったりする好い機会です。しかし、企業が会場内にブースを設けるためには出展料や、宣伝料、パンフレット代が発生するため、出展を「難しい」と考える企業も少なくないそうです。
各ブースでは装飾用の造花、新年の飾り、グラス類や食器類、果実やハムのような食品、マスコット人形やぬいぐるみ、健康食品など様々な物の展示販売が行われていました。また電気式床暖房製品や家具の展示、化粧品の実演販売、更に広告紙や飲食店の宣伝まで見受けられました。
ここを訪ねた時間帯のせいなのか、酷く混み合っているという程でもありませんでしたが、サハリンでも年末年始が気になる時季に入りました。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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