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サハリンの液化天然ガス(LNG)出荷(2009年3月)

プリゴロドノエのLNG専用船(2009年3月27日午後1時30分頃撮影)

 コルサコフ市近郊、プリゴロドノエの液化天然ガス(LNG)工場の出荷施設に専用船が着岸し、「ロシア史上初」ということになる液化天然ガスの出荷が始まりました。

 3月27日、悪天候の中ではありましたが、プリゴロドノエに様子を見に行きました。因みに、この日の現地の気温はプラス2℃程度でした。

 最初の液化天然ガス(LNG)出荷のためにやって来たのは<エネルギー・フロンティア>という船でした。3月25日にプリゴロドノエに到着後、積み込み作業や出航準備を行っていました。

 <エネルギー・フロンティア>は14万5000立方メートルのLNGを積込み、3月29日の午後に出航しました。今回は東京のガス会社、電力会社向けのLNGで4月初旬には東京港に到着する予定とのことです。

 プリゴロドノエの液化天然ガス工場の出荷施設では、年間のべ160隻程度のこうした専用船を迎え入れて出荷を行う計画とのことです。またプリゴロドノエの施設からは石油の積み出しも行われますが、こちらの方は年間100隻程度のタンカーを迎えて出荷するとのことです。

 プリゴロドノエで活躍するLNG専用船は日本の造船所で建造されたもので、船の運航は日本とロシアの合弁企業が担うとのことです。

 最大で年間960万トンのLNGを生産する工場ですが、生産量の6割程度が日本向けであるなど、アジア・太平洋地域へ積極的に輸出されることとなります。これまで、日本のLNGの主要輸入先であった中東との間では、輸送に2週間から3週間を要しましたが、サハリンと日本国内の港との間では、輸送期間は3日程度と大幅に短縮されます。

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