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最初にロシアのドミートリー・メドヴェージェフ大統領が挨拶に立ち、ロシアでは“史上初”となるLNG基地の始動を宣言しました。
続いてこの事業に関連が深い国々からの来賓の挨拶です。
<サハリンエナジー>社には日本企業が出資しており、施設建設にも日本企業が関与し、更に出荷されるLNGも日本の需要家が多く購入するなど非常に関係が深い日本を代表し、麻生太郎総理大臣がこの席に招かれ、日本の総理大臣として戦後初めてサハリンの地を踏みました。
<サハリンエナジー>社に出資する大手石油会社を擁する国々からの来賓も挨拶に立ちました。英国からヨーク公アンドリュー殿下、オランダから、マリア・ファン-デア-ホーフェン経済大臣が会場に足を運んでおり、それぞれ挨拶に立ちました。
このLNG基地は“サハリン2”と呼ばれる資源開発計画の一環として建設されたもので、2003年から建設工事が始まり、今年竣工したものです。工場で年間に生産出来るLNGの容量は960万トンに及び、この量は今日世界で流通するLNGの5%近くになるということです。
LNGは気体である天然ガスを氷点下160℃にまで冷やして液化し、容積を600分の1にまですることで、専用容器を備えたタンカーで輸送することを容易にするというものです。豊富な天然ガス資源を有するロシアでは、これまで気体のガスをそのままパイプで送る手法で、資源を国内で利用したり、欧州諸国へ輸出していましたが、今回の基地が稼動することにより、ロシアはアジア太平洋諸国へも資源輸出を行う手段を持つようになったのです。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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