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平成31年度 日本のてっぺん応援基金寄附状況と使い道

(1)寄附状況

日本のてっぺん応援基金寄附状況
事業 件数 寄附金額
(1)教育及び少子化対策に関する事業 14,665件 216,226,146円
(2)国内及び国際の交流に関する事業 851件 11,231,649円
(3)福祉及び医療に関する事業 6,641件 89,906,310円
(4)環境、新エネルギー及び省エネルギーに関する事業 3,650件 51,256,466円
(5)地場産業の振興に関する事業 6,920件 97,176,344円
(6)文化及びスポーツの振興に関する事業 1,219件 17,791,020円
(7)その他 108,952件 1,633,450,712円
合計 142,898件 2,114,038,647円

(2)使い道

日本のてっぺん応援基金使い道
事業 使い道 活用金額
(1)教育及び少子化対策に関する事業
  • 保育所保護者負担助成事業
  • 外国語指導助手派遣事業
  • 稚内市大学育英金支給事業
外 13事業
81,100,000円
(2)国内及び国際の交流に関する事業
  • 稚内市子ども芸能祭・南中ソーラン祭開催事業
  • 青少年交流体験事業
  • ロシア人企業研修生受入事業費補助事業
外1事業
7,300,000円
(3)福祉及び医療に関する事業
  • 地域医療対策推進事業
  • 妊婦・産婦健康支援事業
  • 敬老祝品及び敬老祝金支給事業
外3事業
73,700,000円
(4)環境、新エネルギー及び省エネルギーに関する事業
  • 不法投棄防止対策事業
  • 市民植樹祭事業
  • 緑化推進事業
外1事業
7,100,000円
(5)地場産業の振興に関する事業
  • 水産加工施設整備事業費補助事業
  • 鳥獣被害防止対策事業
  • サハリン貿易振興事業
外8事業
61,700,000円
(6)文化及びスポーツの振興に関する事業 日本最北端わっかない平和マラソン大会開催費補助事業 17,600,000円
(7)その他市長が特に認める事業
  • 稚内港活性化事業
  • 宗谷本線活性化推進事業
  • ちょっと暮らし移住体験推進事業
外6事業
221,300,000円

(3)事業紹介

教育及び少子化対策に関する事業

保育所保護者負担助成事業

 稚内市では子育て支援策の一つとして、子育て家庭の経済的負担を軽減し、子どもを産み育てやすい環境作りのため、保育所保育料の助成事業を実施しています。
 平成27年(2015年)4月から国が進める「子ども・子育て支援新制度」がスタートし、幼稚園や保育所などで、子どもの幼児教育・保育が一元的に統一され、支援の充実を図ったことにあわせて、令和元年度から多子世帯の保護者負担軽減の拡充を図るなど、助成事業内容を見直しました。

外国語指導助手派遣事業

 本市では平成15年度から、小中学校児童生徒への国際感覚の醸成や語学力向上を目指し、外国語指導助手(ALT)派遣事業を行っています。
 この事業は、主に中学校における外国語授業の補助、小学校における外国語の会話の補助、外国語担当教員に対する研修の補助などを行うもので、平成26年度からは3名体制へ拡充しています。

国内及び国際の交流に関する事業

稚内市子ども芸能祭・南中ソーラン祭開催事業

 稚内市で誕生し、全国各地で踊られている「南中ソーラン」は、稚内市が誇る郷土芸能です。
 この南中ソーランを通し、日本のてっぺんから「生きる力」や「元気」を発信するとともに明るく元気な子育てのまちづくりを目指し、平成25年度から『稚内市子ども芸能祭・南中ソーラン祭』を開催しています。
ソーラン祭の様子

青少年交流体験事業

交流体験事業でやってきた生徒たちの様子
 群馬県太田市との相互交流に加え、友好都市を締結して7年目になった鹿児島県枕崎市の中学生や高校生など8人が本市を訪れ、みなと南極まつりへの参加や昆布干し体験、さらには、市内高校でのまちのPRなどの生徒間交流を行いました。
 今後も両市の発展に寄与するよう、各世代、各分野での交流をより一層充実させるとともに、これまで築き上げてきた交流の輪を、さらに広げるよう努めていきます。

福祉及び医療に関する事業

地域医療対策推進事業

 市民の皆さんがいつでも安心して、必要な医療を安定的に受けられる環境を整備するための取り組みを進めており、開業医誘致制度を活用した診療所の誘致を推進するため、制度の積極的なPRを行っています。
 地域医療を考える稚内市民会議による地域ぐるみで医療を守る取り組みや医療と健康のまちづくり応援団による市民運動により、市民が主役となり地域医療を守り育てていくという機運の醸成を図っています。
PR活動の様子

妊婦・産婦健康支援事業

 本市では、妊婦さんとおなかの赤ちゃんの健やかな健康のために、妊婦健康診査費用を公費で行っているほか、出産後についても、お母さんの体調や授乳・育児の状況を確認するため、産婦健康診査を公費で行っており、妊娠・出産期にかかる費用の負担を軽減しています。

環境、新エネルギー及び省エネルギーに関する事業

市民植樹祭事業

 環境緑化、森林整備の推進を図るため、5月から6月の上旬にかけて緑化推進運動を実施しており、その一環として市民植樹祭を開催しています。
 令和元年度は、「北の桜守パーク」に市民の皆さんの参加により桜を植樹しました。
植樹の様子

地場産業の振興に関する事業

水産加工施設整備事業費補助事業

 水産加工業者が国の補助制度を活用し、国外への輸出促進のため輸出先国のHACCP基準を満たす施設整備、または保健所によるHACCPに基づく衛生管理導入の評価基準を一定程度満たし、水産加工品の品質向上を目指すために行う水産加工設備等の整備に対して補助金を交付する制度を設けています。

サハリン貿易振興事業

 稚内の対岸にあるサハリンとの経済交流を深め、稚内港の機能の更なる充実を目指すべく、関係機関と連携を図りながら貨物船をチャーターする取り組みを支援しています。
 貨物船は7月から年度末まで運行され、稚内港からサハリンのコルサコフ港へ様々な貨物が送り込まれました。
稚内港の貨物船での作業の様子

文化及びスポーツの振興に関する事業

日本最北端わっかない平和マラソン大会開催費補助事業

多勢の参加者でにぎわう稚内マラソンの様子
 本市では大韓航空機撃墜事件の犠牲者の慰霊と世界の恒久平和、次代を担う子どもたちの健やかな成長を願い昭和60年(1985年)から「平和マラソン大会」を開催してきましたが、平成30年度にはフルマラソンの部を加え大会をリニューアルしました。
 令和元年度は第2回となる「日本最北端わっかない平和マラソン大会」を多くの市民ボランティアの協力をいただきながら開催し、国内外から多くのランナーに参加いただきました。

その他市長が特に認める事業

稚内港活性化事業

 稚内港では11万トンクラスのクルーズ船が接岸可能となる整備が完了し、本地域の景観や食などの地域資源を活かしたみなとの賑わいを創出する取り組みを進め、クルーズ船の誘致についても積極的なポートセールスを続けてきています。
 令和元年度も飛鳥IIが寄港し、市民を対象とした船内見学会が行われたほか、地元の地域資源を活かしたおもてなしなどを実施しました。
クルーズ船に手をふって見送る市民たちの様子

宗谷本線活性化推進事業

ラッピング列車に手をふる市民たちの様子
 宗谷本線の維持・存続に向けて、沿線自治体で構成される宗谷本線活性化推進協議会として互いに連携し様々な活動をしています。
 本市としてもJR利用促進策の一環として、JRへの乗車機会を提供する事業や、子どもたちにJRに興味や関心を持ってもらう事業の企画を行うなど、市民のJR利用促進の意識向上及びマイレール意識の醸成を図っています。
 令和元年度は、JR北海道による観光列車が運行するにあたり、関係団体と連携し、車内での観光案内をはじめ、特産品の振る舞いや沿線地域の住民による見送りなどのおもてなしなど地域をあげて取り組みました。

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