リハビリテーション科のご案内
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更新日:2018年12月13日
リハビリテーション科の紹介
リハビリテーションとは
病気や外傷によって障がいが起こると、本来ごく自然に行われていた家庭的、社会的生活が制約されてしまいます。当院リハビリテーション科スタッフはこうした障がいのある方に対して、残された機能を最大限に回復させ、患者様が質の高い生活(QOLの向上)を営むことができるよう、医師・看護師らと共に連携を図りながら支援しています。当院における主な対象疾患
- 整形外科疾患:骨折術後、変形性関節症術後、筋腱や靭帯損傷術後、末梢神経障害など
- 内科疾患:肺炎等の呼吸器疾患、循環器疾患、糖尿病患者に対して運動療法指導など
- 外科疾患:消化器疾患や癌の術後など
- 廃用症候群:上記の疾患の他に、臥床期間が長く、日常生活動作能力の低下した方など
- 脳神経、神経内科疾患:脳血管障害やパーキンソン病や脊髄小脳変性症など
- 小児疾患:脳性麻痺、自閉症、注意欠陥多動症などの発達障がい
- 精神疾患:統合失調症、うつ病、認知症など
リハビリテーション科スタッフ配置(平成30年(2018年)10月~)
- 理学療法士 4人 (理学療法係)
- 作業療法士 7人 (作業療法係5人 精神科作業療法係2人)
- 看護師 1人 (精神科作業療法係専任)
- 精神保健福祉士 1人 (精神科作業療法係専任)
- 助手 2人 (理学・作業療法係1人 精神科作業療法係1人)
各係紹介
理学療法係
理学療法室(写真)にて、さまざまな病気や怪我などが原因で身体が不自由になった患者様に対し、運動療法や物理療法などの理学療法を行っています。主に歩行や日常生活に関わる基本動作能力の改善を図り、家庭・社会・スポーツ現場への復帰などの援助をしています。
退院時には必要に応じて御家族への動作介助方法の指導や、ホームエクササイズの指導、福祉用具の選定や家屋調査なども行っています。

作業療法係
3階作業療法室にて、整形疾患の手術を受けられた後に必要な訓練を実施しています。(主に肩・肘・手関節・指の怪我が対象)3階作業療法室(写真左)や病棟にて、内科的治療中・終了後におきた体力低下に対して、歩行練習や日常生活に必要な動きの練習、飲み込みの練習などを実施しています。
2F発達支援ルーム(写真右)にて、発達障がい児・肢体不自由児に対して、発達評価・療育相談、感覚統合療法、機能訓練を実施しています。
退院後の生活をより良いものとするために、多部門(院内・院外)との連携をはかり、情報共有・ケース会議・福祉用具の選定などの実施も行っています。

精神科作業療法係
精神科作業療法
精神科作業療法では、患者様の希望を考慮して、個別または集団でのリハビリテーションを行っています。作業内容は、- 創作活動プログラム:パズル・ぬり絵・手芸・書写・ペーパークラフト等
- 運動プログラム:体操やウォーキング等
また、デイケアや作業所などへなかなか通うことができないという方を対象とした外来作業療法も行っています。
(1)入院している方を対象とした作業療法
- 統合失調症やうつ病などを対象としたもの
- 認知症の方を対象としたもの
(2)外来通院している方を対象とした外来作業療法
- デイケアや作業所などへ、なかなか通うことができないという方が対象となります。
- デイケアは1日6時間または3時間ですが、外来作業療法は1日2時間となります。
スタッフ
- 作業療法士:1人
- 助手:1人
精神科デイケア
デイケアとは、当院精神科に通院されている方を対象とした、外来リハビリテーション治療の一環です。個人やグループでのさまざまな活動を通じて、可能な限り入院することなく、自立した社会生活を送り続けることを目指す場所です。以下のような目的を持っている方が多く通っています。
- どうも人付き合いが苦手だ。もっと人付き合いが上手になりたい。
- 生活リズムが悪いと言われるんだけど、どうも治せない。規則正しい生活を送りたい。
- 悩み事を相談できる仲間がほしい。安心できる場所がほしい。
- 外出したい。体力をつけたい。
- 仕事に復帰したい。そのための準備をしたい。
通所者の皆さんは、さまざまなプログラムを通じて仲間とお互いを支え合うともに、スタッフのサポートを受けながら、社会復帰を目指しています。
時間
参加形態 | 曜日 | 時間 | 給食について |
---|---|---|---|
デイケア | 月曜~金曜 | 9時00分~15時00分 | 給食あり |
ショートケア | 水曜日以外 | (1)午前 9時00分~12時00分 (2)午後 12時00分~15時00分 |
給食なし |
スタッフ
- 作業療法士:1人
- 看護師:1人
- 精神保健福祉士:1人