放射線科のご案内
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更新日:2024年12月5日
放射線科の紹介
概要
私達放射線科は、患者さんが安心して検査を受けられるよう心がけ、画像を提供しております。- 一般撮影
- 乳房撮影
- CT検査
- MRI検査
- 血管造影検査
- エックス線透視
- RI(核医学)検査
- 骨密度検査
スタッフ
診療放射線技師:10名(男性7名、女性3名)事務補助員:2名
認定資格
- 第1種放射線取扱主任者 2名
- 検診マンモグラフィ撮影認定技師(日本乳がん検診精度管理中央機構) 2名
- シニア放射線技師(日本診療放射線技師会認定) 3名
- アドバンスド放射線技師(日本診療放射線技師会認定) 1名
- X線CT認定技師(日本X線CT専門技師認定機構) 2名
- 臨床実習指導教員(日本診療放射線技師会認定) 2名
- Ai認定診療放射線技師(日本診療放射線技師会認定) 2名
- 放射線機器管理士 1名
- 学位取得 6名(保健衛生学3名 人間科学1名 保健学1名 保健医療学1名)
検査内容
一般撮影(単純撮影・断層、オルソパノラマ撮影・ポータブル撮影)
エックス線を人体に照射して、胸部や腹部、顔面や手足などの撮影をする検査です。当院ではFPD(フラットパネルディテクター)と呼ばれる撮影装置を使用しており、従来のCRシステムに比べて被ばくの低減、撮影時間の短縮、高精細な画像の取得が可能になりました。
乳房撮影(マンモグラフィ)
マンモグラフィについて
マンモグラフィは、乳房にできる様々な病気を見つけることができ、触診では発見が難しい小さな病気を描出することもできます。マンモグラフィは、乳房にX線を当てその吸収差を写し出しますが、乳腺と乳がんなどのX線吸収の差は非常にわずかなため専用の装置を使う必要があります。
圧迫について
撮影の際には乳房をプラスチックの板で圧迫します。圧迫により乳房が伸びて乳腺の重なりが減り、病気を見つけやすくなります。また、薄くなるほどX線の量を少なくすることができます。痛みの苦手な方は可能な範囲で撮影しますので、担当技師にお知らせください。また、月経開始後1週間から10日くらいの乳腺の張っていない時期に受診していただくと痛みが和らぐといわれています。撮影について
当院では、精度の高い画像を提供できる「マンモグラフィ検診施設画像認定施設」として認定されています。また、撮影は女性技師が担当しますのでご安心ください。
CT検査
CTはX線を照射するX線管球と検出器から構成され、双方を対向させながら回転し、得られた情報をコンピュータ処理することで人体の横断面の画像を得る検査です。当院では、平成23年(2011年)3月にGEヘルスケア株式会社製、64列マルチスライスCT Revolution Frontierを導入しました。
64列マルチスライスCTは、数秒のうちに人体の多くのデータが得られるため、動いている臓器でも鮮明な画像を得ることができます。全身の検査に役立ちますが、特に心臓の血管(冠動脈)の検査に威力を発揮し、手の静脈から造影剤を投与するだけで、心臓カテーテル検査で得られていた冠動脈の正確な撮影が可能になりました。

MRI検査
強力な磁石でできたトンネルの中に入り、磁力で体の内部を調べる検査です。エックス線を使用しないため放射線被ばくがありません。また、任意の方向からの撮像が可能で、様々な病巣を発見できますが、特に、脳、脊椎、四肢、胆道、さらに子宮、卵巣、泌尿器等の骨盤腔の病変に関して優れた描出能があります。以下の項目に該当する方は検査を受けられない場合がありますので、担当医にご相談ください。
- 心臓ペースメーカーを装着されている方、人工内耳、人工中耳の方
- 手術により体内に金属のある方
- 眼に金属片が入っている、および、体内に微細な金属が入っている方(入っていると疑わしい方)
- 入れ墨のある方
- 妊娠中の方
- 閉所恐怖症の方

血管造影検査
目的とする血管にカテーテルという細い管を通し、造影剤を注入して連続して撮影することにより、血管の形態や走行を診断します。場合により、一部が風船状に広がるバルーンカテーテルや、ステントというストロー状の金網を使用して元の血管の太さまで拡張する治療も行ないます。
エックス線透視(エックス線TV)検査
エックス線を連続的に照射し、テレビモニタの映像を観察しながら撮影します。胃や腸のバリウム検査、胆道系や、泌尿器科の造影検査等はこの装置で行なわれます。
RI(核医学)検査
ごく微量の放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を投与し、体内の目的とする臓器に取り込まれた放射線(ガンマ線)をガンマカメラという装置で撮像します。脳、甲状腺、心臓、肺、肝臓、腎臓、副腎および、全身の骨の病変や、炎症部位の検索などを行ないます。薬から出る放射線はごく微量で、その放射線は時間とともに少なくなります。さらに、臓器に集まった後、尿や便の中に排泄されるため放射線の影響は心配ありません。

骨密度検査
ごくわずかなX線を利用して、腰椎や大腿骨、前腕骨から、骨密度を測定することにより、骨粗しょう症などの診断をします。