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友好都市職員受入研修(2011年8月)

「友好都市職員受入研修」とは、サハリン州の友好都市との各分野に亘る交流拡大に資するため、行政や社会の諸制度、産業に関することなどを学ぶべく行政府職員の研修を行うものです。
平成23年度については、平成23年(2011年)8月17日から平成23年8月22日の期間で実施し、ネベリスク市、コルサコフ市、ユジノサハリンスク市の各行政府から教育を担当する事務職員、学校長の合計3名を稚内に迎えました。
教育委員会の担当者と話し合う友好都市の皆さんの様子
図書館の見学の様子
研修は、稚内市の担当者と話し合うものと、様々な施設の見学とで構成されました。一般的な学校制度や稚内市教育委員会の機構というようなことから、“特別支援学級”のことや社会教育活動に関することまで、かなり幅広い話題が取り上げられました。

サハリンと稚内とでは、国の制度や社会の様子や歴史が異なっているため、“教育”と言った場合、様子が違う面は多々在ります。それでも「同じ人間」のことですから、困難な問題への対応などについては「同じような原則でやっているのですね」と互いに納得という場面が多々在りました。稚内側で「こういう問題が…」と説明すると、各友好都市の皆さんから「こちらでもそういう事例は見受けられます」という反応も在りました。

今回は女性が3人で稚内へ来た訳ですが、彼らの中で驚きであったと見受けられるのは、教育委員会に勤務する職員や、小中学校の校長先生の中の女性比率の低さだったようです。サハリンでは、行政府の教育部門も、学校長も女性の比率が圧倒的に高いそうです。

小学校の見学の様子研修そのもの以外の場面でも、3人の中の2人は「初めての稚内、初めての日本」であったこともあり、視るもの聞くものが全て興味深かったようで、積極的に市内の様子にも親しんでいたようです。

ファーストネームの種類が意外に少ないロシア語圏では特段に奇異なことでもないのですが、今回の3人は3人とも同じファーストネームで、行く先々で「3人のオリガさん」と御紹介していました。

方々を視察した際、訪ねた先々の皆さんに温かく迎えて頂きましたが、サハリンへの帰国の際、3人は出会った皆さんへの感謝を繰り返し口にしていました。「3人のオリガさん」は、研修の成果と、初めて訪れた様々な場所の見聞と、多くのお土産を抱えてフェリーで帰国しました。

サハリンの各友好都市では、この取組について高く評価していただいているようですが、こうした交流には今後も継続したいものです。

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