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友好都市との各種会議等について(2011年8月)

2011(平成23)年8月8日から8月12日の日程で稚内市代表団がサハリンを訪ね、各友好都市との間で交流を行いました。

今年で友好都市提携20年となるコルサコフ市では「稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議」を催しました。

ネベリスク市では、4友好都市とサハリン州政府の関係者が参加した「第4回友好都市経済交流促進会議」を催しました。

今年で友好都市提携10年となるユジノサハリンスク市では、友好都市10年を記念して車輌の寄贈を行いました。

コルサコフ市での会議の様子稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議(8月9日)

今回の会議を前に、コルサコフ市では2009年のコルサコフ開催の事例を参照しながら、熱心に、また相対的に早目な事前準備を行っており、会議はスムーズに運営されました。

コルサコフ港の整備等に関して、連邦政府レベルの計画に挙がるようになっていることなどにサハリン州政府関係者から言及が在り、ロシア国内でも「多くのロシア人が利用する、日本との間を結ぶ定期フェリー航路」として稚内・コルサコフ航路への注目が少しずつ高まっていることを窺わせました。

会議後の議定書に署名する工藤稚内市長(手前)とコルサコフ市のムドローワ市長(奥)会議では、昨年度運航実績と今年度の状況、“72時間査証免除制度”に関すること、放射線検査に関すること、旅客利用拡大に向けたこと、安価な旅行商品造成や情報発信に関することについて、積極的な意見交換が行われました。

次回会議を、稚内で来年催すことを合意して会議を終えました。

ネベリスク市での会議の様子第4回友好都市経済交流促進会議(8月10日)

この会議は、サハリンで開催する場合は「州政府が前面に出る」印象のものになっていたのですが、今回は幹事役のネベリスク市の皆さんが大変熱心に準備に取組んでいたことが強く印象に残ります。ネベリスク市幹部の皆さんが会議のテーブルに着きましたが、それ以外の職員の皆さんが各々の役目で一生懸命だった姿が記憶に残ります。

ネベリスク市では、今春オープンしたばかりの文化センターが会場となりましたが、会議が「文化センター会館記念行事の一つ」という位置付けになっていたのかもしれません。

ネベリスク市は来年で友好都市40年、コルサコフ市が20年、ユジノサハリンスク市が10年と各々永い交流の歴史を有していますが、その中で経済分野でも少しずつ成果が積み上げられてきたことが確認されました。

議定書に署名し、握手を交わす4友好都市代表(左からコルサコフ市・ピリューシェンコ副市長、ネベリスク市・パク市長、稚内市・工藤市長、ユジノサハリンスク市・バンデュコフ資源・消費市場局長)18年間にも亘って実施されている稚内での研修生受入、ネベリスク地区で急成長を遂げているという石炭産業、各市で関心を寄せる観光振興、その他農産品関係や水産業関係について熱心な意見交換が行われました。

次回会議を、稚内で来年催すことを合意して会議を終えました。

熱心な協議で予定時間を大きく超過した会議の後、ネベリスク市内の視察が行われました。ネベリスクは2007年に直下型地震に襲われ、大きな被害を受けてしまった経過が在ります。2009年頃までは、傷んだ建物を取り壊した空き地が随分と目立つ状況でしたが、精力的な建設事業が展開され、新しい住宅群や公共施設が続々と姿を現していました。代表団の各参加者に強い印象を残したようでした。

ネベリスク市内で文化活動を行う皆さんによる発表会のフィナーレネベリスク市では、除雪用ロータリー車の寄贈を行いました。その際、ネベリスク市側は「折角の機会」ということで、多くの市民を集めて“文化活動発表会”を催しました。文化センターのホールは380席ということですが、“立ち見”が溢れており、500人程度は集まったものと見受けられます。

“文化活動発表会”は、文字どおり地域の老若男女が出演し、オーソドックスな歌や踊りからヒップポップやベリーダンスに至るまで、非常にバラエティーに富んだ内容を披露してくれました。

会場となった文化センターでは、地区の様々な様子を紹介するパネル展が催され、会議の前後等にネベリスクの関係者と稚内市代表団の参加者との間で様々な情報交換も行われました。

寄贈車輌の目録は、「車のキー」を象ったものにした。(左=ユジノサハリンスク市サンガディエフ副市長 右=稚内市・工藤市長)ユジノサハリンスク市での車輌の寄贈(8月11日)

ユジノサハリンスク市では、友好都市10年を記念し、救急車と除雪用ロータリー車の寄贈を行いました。寄贈に先駆け、関係者の皆さんで“記念式”を催しました。・ ユジノサハリンスク市、稚内市の関係者が集まり、「10年を振り返り、次の10年に向けて新たに踏み出すことを約す」という雰囲気の、厳かでもあり、和やかでもある催事となりました。

ユジノサハリンスク市側で稚内市代表団を迎えて頂いたサンガディエフ副市長からは、10年間の実績を振り返ると共に、学生が研修でユジノサハリンスクに滞在中であることに触れて「未来の交流の担い手に期待」したい旨、更に「次の10年に向けて交流を深化させたい」旨のスピーチがありました。

また参加されたユジノサハリンスク市側の皆さんからは口々に「海峡こそ隔てるが、稚内こそ“隣人”」というお話しを頂きました。更に、永く対日交流関連の役職を歴任された方から、サハリンと北海道との交流が盛んになり始めたような20年程前には考え難かった程にサハリンが発展している中、尚も地域間の交流が大切である旨、また友好都市10年に関して、「永い歴史の中で“10年間”という期間は短いものなのかもしれない。しかし、我々が歩んだ友好都市としての“10年間”は非常に価値が在る」というお話しを頂いたことが印象に残りました。

今回の稚内市代表団は、非常に精力的にサハリンで活動しました。今回の成果を、また明日へと繋げて行きたいものです。

お問い合わせ先

企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)

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