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ニシン(3月~5月)明治の終わりから昭和20年代にかけて、稚内の海を銀色に染めるほど押し寄せた魚。旬の時期に由来して春告魚ともいわれる。地元独特の料理法も多く、“三平汁”や“ニシン漬”、“昆布巻き”等は北海道の味覚の代表格。 |
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毛ガニ(3月下旬~5月)こげ茶色の密毛で覆われているため、毛ガニの名で親しまれているが、本名は“オオクリガニ”という。郷土料理として、カニしゃぶ(しゃぶしゃぶ)やカニすき(すき焼き)等がある。 |
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ホタテガイ(5月下旬~10月)生の貝柱は甘みのある淡白な味わいで刺身や寿司ネタ、酢の物等に利用される。一度湯がいて干したものは、「干貝柱(中国名:干貝)」といい、高級珍味として食されるほか、中華料理の素材にも使われている。 |
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ウニ(5月~6月)稚内で水揚げされるウニは主に“エゾバフンウニ”と“キラムラサキウニ”の2種類。卵巣が成熟する春から夏にかけてが旬で、料理法は数多くあるが、地元では“ウニ丼”がオススメ。トロリとした甘味と舌触りは磯の香りとともに、なんともいえない風味。 |
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ホッケ(4月~6月/9月下旬~12月上旬)北海道の漁獲量では5本の指に入る程たくさん獲れる大衆魚。一夜干しして真空パックにされたものや塩と糠で漬け込んだ“糠ボッケ”が土産物として人気。ねぎをきざんで味噌と和えたものをホッケにのせて焼く“ホッケのちゃんちゃん焼き”も美味。 |
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ヤリイカ(5月~6月上旬)別名ササイカ、ツツイカと呼ばれる。高級イカとして珍重され、寿司ネタや刺身として利用されることが多い。盛漁期に水揚げされるものは、ツツの部分が張り裂けんばかりに飽卵しており、旬のマイカをしのぐ美味しさ。 |
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トキジャケ(トキシラズ)(5月~6月)5~6月頃に日本海沿岸で水揚げされる鮭のことで、普通秋に獲れるこの魚が春先に獲れることから“時知らず”の名が付けられた。形が大きく脂がのっているため大変美味で、きつく塩をして焼いたり、ルイベや刺身に調理される。 |
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ホンマス(5月~7月)桜の咲く頃、道内各地の河川に遡上するので、“サクラマス”とも呼ばれる。春から夏にかけて食卓によく上がる魚で、活きの良いマスを使った押し寿司や、身を分厚く切って揚げたフライも美味。 |
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カスベ(5月~6月)エイの仲間。骨が軟骨なので、煮付けて冷ますとゼラチン状の煮こごりができ、カスベの旨味が溶け出て美味。干物は火にあぶり、叩いて軟らかくしたものを、マヨネーズと醤油等を混ぜたソースに一味唐辛子を振りかけて食べるのが地元での食べ方。 |
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ナマコ(4月/6月下旬~7月)ウニやヒトデと同じ仲間で、外国ではその形から“海のキュウリ”と呼ばれる。食用にされるのはマナマコで、日本の海には広く分布している。丸ごと煮て干したものをイリコといい、中華料理の材料として宗谷産のものが特に珍重されている。 |
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ホッカイシマエビ(ホッカイエビ)(7月下旬~8月)体の側面に美しい2本の縞模様があることから名づけられた。フライパンに海水少々を入れて、強火で“煎りゆで”して食べるのが一般的で、鮮やかな深紅色と汐の香りがなんとも言えない。活きたエビをそのまま食べる“おどり喰い”も人気。 |
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ツブ貝(4月~10月)稚内でツブ貝と呼ばれるものは、青ツブと呼ばれる“ヒメエゾボラ”と一回り大きくマツブと呼ばれる“エゾボラ”の2種類。青ツブは網の上で醤油を落として焼く“焼きツブ”がオススメ。マツブは塩でよくぬめりを取ってワサビ醤油で食べるのが美味。 |
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ホヤ(6月~7月)北海道のホヤは割と大きなものが多く、食用とされる“マホヤ”は15㎝程の大きさ。主に三陸地方で食される“アカボヤ”に比べ、身が厚く歯触りもよく、酢の物や吸い物に利用される。味は生牡蠣に似ていて美味。 |
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ソイ(9月~11月)地元では“北海道のタイ”といって珍重する高級魚。宗谷岬は、ソイ釣りのメッカで初夏には大勢の釣り人が訪れる。ソイの仲間は様々あるが、中でもマゾイとクロゾイが美味。煮ても焼いても美味しいが、特に刺身がオススメ。 |
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ホッキガイ(4月~5月上旬/6月下旬~7月)養殖が難しく、高級な貝として扱われる。稚内では声問、抜海等に漁場があり、新鮮なむき身を熱処理した商品も売られている。甘みのある身は、寿司ネタ、酢の物等に用いられるほか、バター焼きやチャウダー等、乳製品と組み合わせても美味。 |
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利尻コンブ(7月~8月)利尻、礼文、稚内周辺は優れた利尻コンブの産地として有名。香りが高くダシ汁がきれいなため、真コンブとともに最高級品とされている。味のあるコンブなので“おぼろ昆布”や“とろろ昆布”等の加工品にも利用される。 |
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サケ(9月~11月上旬)通称“秋あじ”。11月初旬にオホーツク北部の沿岸を通過して宗谷海峡にぬける“メジカ”は、誰もが認める最高級品。代表的な料理としては、石狩鍋、塩焼き、ルイベ等で、頭は三平汁、肝は串焼き、腎臓は塩辛に利用され、通の間で持て囃される。 |
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ミズダコ(4月~5月/10月~11月)稚内は、ミズダコの水揚高全国一。宗谷湾で水揚げされるタコは“マルソウのタコ”というブランドで有名。郷土料理として、活きたままの大タコの足を繊維に沿って薄くスライスし、野菜とともに食べる“タコのしゃぶしゃぶ”があり、お土産としても人気。 |
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サンマ(9月下旬~10月)稚内近海には夏から秋にやってきて、冬に南下するが、旬はやはり秋。くちばしが黄色くなる程脂がのっており、炭火で焼き、大根おろしでいただくのが最高。ワタ(内臓)の油とともに胆のうからでる苦い味も大切で、丸ごと焼くのがコツ。 |
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スルメイカ(マイカ)(8月下旬~10月)イカの中でも味に深みがあるのが特徴。細長く切って、ワサビや生姜と醤油で食す“イカソーメン”や刺身は最高。イカソーメンや刺身に適するのは夏イカで、“一夜干し”や“沖漬け”には秋イカが良いとされる。 |
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モゾク(モヅク)(9月~10月)最も良質なものは、宗谷岬沿岸で獲れ、本州では春が旬だが、稚内では晩秋に採取される。料亭の高級料理になっている三杯酢のほか、煮立ったみそ汁にモヅクを投げ入れ、美しい緑色に変わったところでいただくモヅク汁がポピュラー。 |
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ズワイガニ(9月~11月)北陸地方では“越前ガニ”、山陰地方では“松葉ガニ”と呼ばれる。味はタラバガニや毛ガニよりも淡白で、飽きがこない。カニのみそ汁を“鉄砲汁”といい、稚内の秋から冬にかけての味覚のひとつである。 |
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タラバガニ(2月~4月)日本では、タラの漁場でたくさん水揚げされたことからこの名が付けられた。程よい塩味のゆでたカニをそのまま食べるのも豪快で美味しいが、生のタラバガニを炭火でこんがり焼いて食べる“焼きガニ”も地元ならではの味わい。 |
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タラ(12月~2月)太平洋では仙台以北、日本海では山陰以北に分布する。“マダラ”、“スケソウダラ”、“コマイ”等の種類がある。魚へんに雪と書くように冬の魚。マダラの精巣はとろりとした甘味が特徴でタチ、タツと呼び、みそ汁の種や卵とじ等に用いる。 |
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カジカ(5月~6月/9月~11月)“ケムシカジカ”、“ギスカジカ”、“ツマグロカジカ”等の種類がある。北海道では、カジカを頭ごとザク切りしたものに、ジャガイモ、大根、ニンジンを入れ昆布と肝臓を加えて味噌で味を整えたみそ汁がポピュラー。 |
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キンキ(キチジ・メンメ)(11月~2月)北の海にすむ魚としては、珍しく美しい真っ赤な色をしているのが特徴。北海道ではタイの代わりに祝いの膳に乗ることも多い。白身で脂も良くのり、冬のちり鍋に用いる。内臓を取り、真水で煮立てた後、生姜醤油をかけて食すのが地元風の食べ方。 |
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カレイ(4月~5月/9月~12月)オホーツク海のカレイの代表格は“マガレイ”、“宗八”、“黒頭”、“オヒョウ”、“ナメタガレイ”等で、北方のカレイは冬に旬を迎えるものが多い。北海道で一番水揚げが多く、特に好まれるのはマガレイで、煮付けや塩焼きにすると大変美味。 |
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ハッカク(八角)(1月~2月)大きなうちわ状のヒレが特徴で、本名は“トクビレ”。肉は白身で硬く、脂があるので刺身やみそ汁にすると美味。内臓を取り除いたものを酒とミリンで味付けした味噌を詰め込み炭火で焼いた“軍艦焼き”が北海道の味覚として有名。 |
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ギンナンソウ(2月~3月)シャリシャリとした歯触りと海藻独特の新鮮な香りが魅力。稚内では“仏の耳”と呼び、冬の大切な味覚としてきた。みそ汁や酢の物に利用されるが、火を通すとアズキ色から美しい緑色に変わりヌメリが出るのが特徴。 |
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オオナゴ(イカナゴ)(6月~9月上旬)体長5~6㎝以下のものは“チリメン”や“小女子”と呼ぶ。オオナゴには健康に良いEPH、DHAなどが他の青魚の中でも群を抜いて多く含まれていることから、子どもの成長やメタボリック症候群の解消にも期待ができる魚。 |
建設産業部観光交流課
稚内市中央3丁目13番15号
観光戦略グループ 0162-23-6468(直通) 連携推進グループ 0162-23-6272(直通)
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