ノシャップ寒流水族館で孵化したフウセンウオ(平成25年(2013年)の記録)
ページID:5308
更新日:2024年11月15日


当館では、エゾタマガイに産卵していると思われる卵塊5個を今春宗谷沖で採取し、循環式水槽に収容し、これまで飼育観察してきました。
この飼育研究は、当館職員が昭和61年(1986年)に着手以来継続してきたものです。
卵塊収集、水温管理等生態の判らない中での飼育観察でありましたが、6月に水槽内で孵化が始まり、およそ2千個の稚魚が誕生しました。
この種は、巻き貝の中に産卵し雄が保護するといわれていますが、フウセンウオを飼育研究している機関がないこと(文献が少なく、一年で成熟するのか年魚なのか、産卵の頻度、生育環境等々未解明)から生態解明のため、今後も継続して飼育観察を行いたいと考えます。
参考
本種は、ダンゴウオ科に属する魚で北海道周辺では、10種が生息している。その中でも北オホーツク海、日本海宗谷北部では、イボダンゴ・ナメダンゴ・ヒラダンゴ・フウセンウオ・ホテイウオ・コンペイトウの6種がよく見られる。
体は、球形で腹鰭は吸盤に変形する。体表の骨質コブ状突起の数は少なく、下顎腹面部にコブ状突起や皮質突起はない。
第一背鰭は高いのが顕著でコブ状突起が見られない。また、体全体に多くの小黒点が分布し体長6センチメートル程度が成魚と思われ、生育環境は水深90~150メートル付近に生息しているものと思われる。なお、食用としては利用されていない。
※道内水族館、水産試験研究機関で飼育している所はない。
平成15年(2003年)8月1日
お問い合わせ
教育委員会教育部科学振興課
〒097-0026
稚内市ノシャップ2丁目2番16号(青少年科学館・ノシャップ寒流水族館内)
電話:科学館グループ 0162-22-5100(直通) 水族館グループ 0162-23-6278(直通)
メールでのお問い合わせはこちら
