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院長挨拶

 私の本籍は「岩手県陸前高田市弘田町字泊77」、小さな小さな漁村です。
私の祖父はお寺の住職の子として生まれ坊主になるための学校を出ました。しかし、どうしても坊主になるのが嫌で地元の名士に学費をだしてもらい医学部を卒業後、産婦人科医(とはいえどんな病気でも診ていたと想像しますが)としてこの小さな漁村で一生を終えた人でした。私の父親も医者になり埼玉県で長く開業医をしておりましたが、幼少の頃いつも聞かされた父の一番の思い出話は、「大晦日に除夜の鐘を聞きながら馬の背に揺られ祖父と往診に行った」というものです。

 全く縁のない稚内に最初に出張で来て約20年、固定医として15年以上が過ぎ、このたび院長職を務めることになりましたが、祖父の話を思い出し、ここで働くことは決して偶然ではなく今では必然だったのだと感じています。

 地方病院は何処も厳しく長い冬の時代が続いています。特に医者を中心とした人手不足が一番の問題となっております。少ない人材でどのように病院を営み維持していくのか、職員はもちろん地域住民の皆さんとも一緒に考えていきたいと考えております。

 誰が評価するのかと言われるかもしれませんが、市立稚内病院が「日本一素晴らしい地方病院」と言われるよう頑張って行きたいと思っています。

市立稚内病院院長  國 枝 保 幸



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