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第1回自治基本条例ワークショップ会議

日  時  平成18年1月19日(木) 19時00分~21時10分
場  所  市役所5階 正庁
座  長  北海学園大学法学部教授 横山 純一 氏
参加者  34名

グループワーク写真

内  容 (1)稚内市長挨拶
      (2)講演「自治基本条例とは」

                  …北海学園大学法学部 横山教授
      (3)テーマ「稚内らしさ」によるグループワーク(計3グループ)
      (4)発表・まとめ

【概要報告】

(1)市長挨拶(要旨)
◆今まさに地方分権がどんどん進んでいく環境の中で、住民自らが、自分たちのまちづくりを主体的に考え、そして自らの力もかけながら、まちづくりを進めていこうという機運が全国各地で盛り上がってきています。

◆我々住んでいる者がどういうふうにこのまちをつくっていくのか、そのための様々な規範、仕組みというものを制定していかなければいけない時期にきました。それをきちんと多くの市民の方々に参加していただいて制定していこうというのが今回の自治基本条例制定に向けての趣旨です。

◆これは市役所の職員がつくりあげるものではありません。やはりここに住んでいる住民の皆さんの手で制定していくもの、その制定にかかる経過、手続き、議論が非常に大切なんです。

◆一応期限として今年の12月くらいを目処に成案ができ、議会などの議論を経て18年度中に制定できればと思っていますが、まだまだ議論が足りないということであれば、何回でも議論を重ねていく機会を作らせていただきたいと思います。

◆皆さんは仕事が終わってからこうして来ていただくのはたいへんな重荷だろうと思いますけれども、どうかひとつ我がまちのことだということでご理解をいただいて積極的にご参加いただきますよう心からお願い申し上げたい。

(2)講演「自治基本条例とは」(北海学園大学教授 横山 純一)
◆今日はワークショップということですが、その前に少し基本条例というのはどういうものなのか、なぜいま基本条例なのかということをお話しして、その上でワークショップのほうに入っていただければと思います。

1 条例制定の背景
◆市長のお話にもありましたが、条例制定の背景とはいったい何なのか。今全国の自治体では、基本条例が「制定済み・検討している」という所が非常に多いです。それにはいくつかの背景があります。

◆ひとつは自治体をとりまく環境がかなり変わってしまったということです。昭和50年代の自治体を取り巻く環境と現在とではぜんぜん違う。いろいろな要素があるわけです。

◆その要素のひとつは財政の問題です。右肩上がりで自治体に地方交付税が入ってくる、税収もそこそこ上がっているという時代ではなくなっています。また、自治体の借金が増えているという実態もあります。入ってくる収入がだんだん先細りぎみであり、もう一方で過去にした借金の返済はしていかなくちゃいけない。多くの自治体が非常に厳しい状況にあるということです。

◆そうしますと、例えばこれから職員の人件費も減らしていく、あるいは住民の受益者負担といっていろいろな使用料・手数料などを引き上げなければいけない、ということになるのではないでしょうか。そのときに大事なのはなぜ使用料や手数料を引き上げたのか、なぜこういう住民サービスを引き下げたのか、これは首長さんの説明責任です。住民に納得してもらう、その手続きが大事なんです。

◆それから市町村合併の話ですが、北海道ではあまり進んでいません。宗谷管内では、歌登町と枝幸町が合併しただけです。しかし、これから先自治体は一方では外に向かっていく、そしてもう一方では内に向かっていく両方必要になってきます。外に向かっていくとは、やはりいろいろな行政コストを考えると、ひとつの自治体だけでやるよりも広域でやった方がいいということです。

◆内に向かっていくとは、近隣自治あるいは狭域自治と言いまして、稚内市という市の中をいくつかの地域に分ける狭い自治がこれから必要になってきます。町内会とか、NPO、老人クラブ、あるいはボランティア団体、こういった人たちが活発に動いていくような狭域的な自治もこれから必要になってきます。

◆それからもう一つは、自治体自身が自己決定をしていく仕組みづくりです。これは地方分権一括法というのが2000年4月から施行されました。トレンドとして分権の方に大きく流れてきていると言って良いと思います。

◆それから自治体政策の質的向上です。政策評価とか、住民参加とか情報公開などです。稚内市も情報公開条例ができていますし、行政評価も取り組んでいます。地域で温度差はありますが、そういう流れになっています。

◆そういうわけで、状況の変化というのがある中で自治体の運営のルールをつくっていきましょう、行政と住民が協働でやっていくようなまちづくりのルールをつくっていきましょう、ということなんです。

2 基本条例の制定
◆基本条例とはどういうものか。中身は今後皆さんが議論したものを取り入れれば良いわけで、あまり私の方から具体的に申すことはないんですが、あえて言えば、例えばまちづくりみたいなこと、具体的には情報共有、市民協働といったものを盛り込むことが多いです。それから住民参加のルール、住民の権利とか機会の保障も多くみられます。それから自治体運営のルール、情報公開、政策評価などが多いです。

3 基本条例によって期待される効果
◆基本条例によって期待される効果は何か。すぐ直接的に出てこないかもしれません。見えないかもしれません。じわりじわり効いてきます。

◆じわりじわり何が効いてくるか。住民にわかりやすい自治体運営がひとつその効果として現れます。住民参加の一層の促進というものも長い目で見れば出てきます。それから行政の監視機能、住民が行政運営をチェックするということ、政策の質的向上を目指すといったようなものも出てくるかもしれません。

◆ただ、そのときこの条例をつくっていく過程が大事なんです。例えば稚内市の職員が2人くらいで、インターネットから拾い上げて、他市の条例のいいところ取りしていけば、文章としては立派なものが出来るんですよ。これはだめなんです。稚拙でもいいから住民が策定過程に積極的に関わって、そして行政がしっかり情報を提供し、そしてワークショップとか、審議会とか、あるいはフォーラムなどを頻繁にやりながらまとめる、この作業が大事なんです。

◆そうすると、それがまちづくりの憲法ですから、住民の中に内在的に生きてくるわけです。そういう策定過程が大事なんです。

4 条例のタイプ
◆条例のタイプについてですが、自治基本条例、行政基本条例、住民参加条例、理念条例と4つほどあえて言えばあります。稚内市は自治基本条例を目指していることになります。

◆理念条例というのは、まちづくりの理念だけを規定した条例です。いちばんそういう意味でいうと弱い条例です。住民参加条例というのは、まちづくり全体における住民参加の手続きの部分だけの条例です。行政基本条例と自治基本条例はまちづくり全体を総括的にしっかり規定するものです。

◆自治基本条例と行政基本条例は何が違うか。議会を規定するかしないかです。つまり議会についてもしっかり書くのが自治基本条例。住民の問題や行政の問題などは盛り込むけれども、議会の部分ははずしますというのが行政基本条例です。道庁がつくっているのは行政基本条例です。全国でも自治基本条例、行政基本条例いろいろあります。

5 条例の制定状況
◆道内的には、まずニセコ町です。ニセコ町は「まちづくり基本条例」という形で2001年の4月にできました。それから遠軽町は2005年の3月、奈井江町は2005年の4月に制定されています。

◆ただ、ニセコの場合は自治基本条例と言われましたが、2001年4月の非常に注目をされた時の条例は実は行政基本条例なんです。議会を入れてないんです。ただ、ニセコの場合は4年後に見直しますという項目を入れていまして、今回見直しで議会を入れるということです。

6 策定過程が重要
◆策定過程がたいへん重要ということでしたが、ひとつは市民検討委員会を立ち上げるということです。稚内市の場合は審議会をつくっております。それから、ワークショップを開催するということ、あるいはワークショップだけではなくもっとたくさんの市民が参加できるようなフォーラム、シンポジウムなどが求められてきます。

◆もう一方で、市役所内部に庁内研究会をつくる必要があります。行政と市民の協働でまちづくりの条例をつくるわけですし、圧倒的に情報を握っているのは行政なんです。

◆検討期間は、場合によっては当初考えていたよりも時間がかかってもよいということです。先ほど横田市長が言ったとおりです。

◆議員の役割、これをどう規定していくか。議会がいま自治基本条例についてどうお考えになっているかわかりませんが、議会の方から反発されるような場合には行政基本条例にするというのもひとつの方法です。絶対自治基本条例だというのであればそうするのも方法です。

◆ただ、行政基本条例というときには「4年後には見直しをかけます」というような見直し条項を入れるべきです。

◆いずれにしても、オール稚内で考えるという視点が大事です。いろいろな政策などの問題では議論をして賛成だ反対だということになるのはいいと思います。ただ、基本条例はできるだけオール稚内でまとめていく必要があるのではないかと思います。まちづくりの憲法であり、まちづくりの原則や住民と行政の共同作業だいうことを決めていくことですし、将来ずっと生きていくものにしなければいけませんから。

◆かんかんがくがくの議論を大いにやり、そのうえで最後まとめるという努力を求められるのではないでしょうかということを申し上げまして私のお話を終わらせていただきます。

(3)および(4) グループワークのまとめ

Aグループ

分類

稚内の良いところ

分類

稚内の悪いところ

景観・環境

・観光資源が多い
・海に沈む夕日
・自然が雄大だ
・ロシア人との距離が近い
・夜景がきれい
・看板が少ない
・自然環境を生かした観光地としてのさらなる可能性
・環境への配慮(風力発電によるクリーンエネルギーの活用)
・冬も雪が少ない
・夏すごしやすい
・稚内って地名が有名だ
・地理的に隣国に近い

子供

・子供の通学に不安が多い
・少年団やスポーツをやりたい子供がたくさんいるができない
・車がないと行動が不便
・親子で楽しむところがない

生活

・魚介類が豊富だ
・空港がある、直行便がある
・自然災害が非常に少ない
・お店がどこも空いている
・小中学校の行事が活発
・図書館が広く使いやすい

街並み

・地方への移動に時間がかかる
・街並みが整然としていない
・街全体のデザインがない
・道道がせまい
・都会から遠い
・風が強すぎ
・暗い

生活

・パークゴルフ場無料にしてほしい
・水族館をもっと楽しくしてほしい
・娯楽施設が少ない
・温泉が遠い
・駅前にデパートがない
・医療が心配だ
・衣類が少なく流行のものが手に入らない
・稚内資本の流出の抑制(地元企業、商店の活用)
・30代、40代の女性の服のお店が少なすぎる
・楽しい店、おしゃれな店がない(遊ぶところ)
・店員さんをもっときたえてほしい
・パチンコ店しかはやっていない
・物価が高い(特にガソリン、野菜)

その他

・市議会議員が問題だ
・あきっぽい
・ごみのポイ捨て(歩きタバコ)

Bグループ

分類

稚内の良いところ

分類

稚内の悪いところ

福祉

・地域で子供を見守る温かい環境
・子育て支援が思ったより充実している
・子供が小さかった頃、親子サークル親子、親子スポーツ教室に参加し楽しく過ごせた

教育

・教育レベルがあまり高くない

食文化

・漁業が盛んで食べ物がおいしい
・海、水産物がおいしい街
・何を食べてもおいしい
・海産物がおいしい

医療

・病院事情が悪い
・医療不安
・福祉活動で明確にされていない
・病院が少ない

産業

・漁業の街

商業

・商業に競争が少なくあぐらをかいている
・店員の態度が非常に悪い
・物価が高い
・外からの風が入ってきにくい

観光

・40号と238号で景色が全くちがう

公共施設

・文化施設が少ない
・若者の遊ぶ施設が少ない
・ハッピーマンデーにプールや図書館などの施設が休みとなっているので残念
・稚内公園に何もない
・子供の遊び場が少ない
・近くに公園がないので遊び場がほしい
・子供を遊びに連れて行く場所が少ない

国際

・日本で一番外国に近い
・ロシア、サハリン州との国境の街

都市計画

・都市計画がへた
・中央地区の空洞と南側地区の活性

環境

・四季がはっきりしている
・豊かな自然
・風の強い街
・日本最北端の地(知名度)
・クリーンエネルギーを推進しているところ
・利尻礼文サロベツ国立公園を有する
・自然が良い観光に最適である
・災害が少ない

観光

・観光のPRがへた
・観光地としてのサービスが乏しい
・海に囲まれているが、周囲の環境(海岸)が汚い

生活

・子供たちが明るい
・いい意味狭いので、いろいろなサービスが好きなだけ受けられる
・田舎すぎず、都会すぎずちょうど良いところ

地域

・地域の活性化に乏しい(まちづくりに難色)

その他

・市民活動がある

大都市からのアクセス

・道路事情が円滑化されていない
・交通事情が悪い
・車を持たない人の交通の便
・公共交通機関の使い勝手が悪い

経済

・無秩序な公共事業
・働く場所が少ない

自然

・風が強い
・冬の寒さ
・夏の寒さ

Cグループ

分類

稚内の良いところ

分類

稚内の悪いところ

自然

・自然災害が少ない
・地震がない
・四季がはっきりしている
・景色が良い
・自然が豊か
・夏が過ごしやすい
・ノシャップの夕日がきれい
・稚内から見る利尻礼文の景色
・北防ドーム、宗谷丘陵
・利尻礼文サロベツ国立公園
・宗谷ウィンドファーム(クリーンエネルギー)
・水が潤う沢
・日本の一番北
・知名度が高い

自然

・天候が厳しい
・風が強い
・雪が多い
・寒い
・日本の一番北

サハリン

・サハリンとの交流が盛ん

サハリン

・ロシア人の犯罪が増えている
・カニ資源の減少

・親しみやすい市民の方が多い
・高齢者がとても元気
・住民が素朴、純粋

・市民の気質が熱しやすくさめやすい
・新しい物好き、あきっぽい
・店員の接客態度が悪い
・ゴミの分別が出来てない
・人口減少
・離婚率が高い
・出会いの数が少ない
・若者の楽しむ場所が少ない
・夜、お茶できるところがない
・議員数が多い

交通

・アクセスポイントが整っている
・空港、港湾がある。JR、バス交通の便が良い

交通

・交通の不便さ
・道央、首都圏からの距離が遠い
・各地地域情報の交換がない
・旅行したいけどほとんど札幌発着のツァーが多いので不便

・魚介類がおいしい
・海産物がうまい
・ラーメンがおいしい

生活

・北星大学
・他のまちに比べて学校と地域が近い

生活

・高度医療ができなく大都市へいかなければならない
・医療面での不安
・物価が高い

発表の様子写真

お問い合わせ先

まちづくり政策部地方創生課
稚内市中央3丁目13番15号
秘書グループ 0162-23-6384、計画経営グループ 0162-23-6187、広報・広聴グループ 0162-23-6387、戦略グループ 0162-23-6192

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