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平成29年 第5回定例会(9月)一般行政報告

一般行政報告

平成29年第5回定例会(9月)

《 目次 》
1点目は、「国内友好都市周年記念受入事業についてです。 
  本年は、鹿児島県枕崎市と友好都市5周年、沖縄県石垣市と30周年の年にあたり、お互いのまちのさらなる活性化を目指し、記念事業に取り組んでいるところです。 
 
枕崎市とは、平成24年の締結以来、官民で構成した、「コンカツプロジェクト推進協議会」による、コンブとカツオを使用した商品開発や、特産品の販売PRなどが進められてきました。 
  
6月には、枕崎市の久木田副市長をはじめ、25人の訪問団、7月には、枕崎市の経済界の皆さんが、本市を訪れ、名産品のさらなる普及拡大の必要性など、相互の発展について、さまざまな話題がのぼり、有意義な交流となりました。
 
さらに、枕崎市にある、鹿児島水産高校の実習船が寄港し、これまで交流を続けている、稚内高校の生徒と「意見交換会」などを行いました。 
 
このような若い世代の交流が、永続的な友好関係に繋がるものと期待しています。
 
また、石垣市とは、これまで30年の長い間、スポーツ交流をはじめ、各界各層での、幅広い交流の機会が持たれていることは、ご承知のとおりです。 
 
30周年の記念事業として、先月、中山市長をはじめ、32人が本市を訪れました。
 
特に今回は、行政視察に訪れていた、石垣市議団も合流したことにより、より一層、両市の永続的な友好関係を、確かめ合う機会になったと受け止めています。
 
今後も、さまざまな分野で交流を推進し、お互いのまちの発展に繋がるよう、友好関係を継続していきます。
2点目は、「ネベリスク市友好都市45周年記念事業について」です。 
 
ただいま報告した、国内友好都市はもちろんですが、本市は、サハリン州の3市とも、友好都市の盟約を締結しており、特に本年は、ネベリスク市と45周年という節目を迎え、記念事業に取り組みました。 
 
ネベリスク市での記念式典は、7月13日、「友好都市経済交流促進会議」に出席するため、サハリンを訪れていた本市代表団が、ネベリスク市を訪問し、パク市長をはじめ、ネベリスク市民挙げての歓迎を受けました。 
 
45周年記念事業としては、まちの将来を担う子供たちが、絵画を通じて、お互いのことを知るきっかけとするため、「絵画交流展」を行うこととし、本市においては、総合文化センターと市立図書館を会場に、7月26日から、先月22日までの間、開催したところです。 
 
また、かつて、長い間本市で開催され、現在、ネベリスク市の、夏の代表的な行事となっています、「野焼き」の開催日に合わせ、世界平和や両市の交流促進などを願い、「友好の火」と名付け、ネベリスク市と同時刻に、本市でも、今年は、「野焼き」を実施しました。 
 
なお、ネベリスク市での「野焼き」には、本市から、岡谷繁勝 稚内国際文化交流協議会会長が代表して参加し、交流を深めるとともに、今後の文化・スポーツ交流について、意見交換をしてきたところです。
  さらに、先月19日、20日には、多くの市民に、サハリンの文化・芸術に触れていただくため、「ネベリスク市児童生徒芸術センター」の子供たちを本市に招き、市立図書館などで、歌と踊りのアンサンブル公演も開催しました。
  45年の長きに亘って築いてきた、互いの信頼関係を礎に、友好交流もさることながら、物流や観光などの、経済交流の促進も視野に入れ、サハリン友好都市との友情を、より一層強固なものにしていきます。

3点目は、「エネルギーの地産地消に向けた取組について」です。
 
本年度、北海道は、地域における、エネルギーの地産地消の事業化に向けた取組に対して、「エネルギー地産地消事業化モデル支援事業」を創設したところです。 
 
本市は、6月に本支援事業に応募し、先月、事業計画の認定を受けました。
 
これにより、今後、平成33年度までの5年間で、最大5億円の補助を受けて、本市が所有する、風力発電施設から得た電力を、複数の公共施設に供給するモデルをつくり、再生可能エネルギーの地産地消を先導していきたいと考えています。 
 
また、将来は、再生可能エネルギーで得られた電力を、公共施設への供給だけにとどまらず、市内の事業所や一般家庭にも、供給拡大することを目指しているところです。
 
さらに、民間事業者3者による、送電容量を超えた余剰電力を、水素に変換し利活用する実証事業が、本市をフィールドに進められることも、先月決定しています。 
 
こうした実証事業や、モデル事業の実施は、我が国の再生可能エネルギーの導入拡大に、大きく貢献できるものと考えています。      本市としては、これまで以上に、大規模な発電事業を支援するとともに、さまざまな“イノベーション”により、可能となる地産地消を通じて、再生可能エネルギーを、より身近なものにするため、市内外の関係者の力を結集し、中長期的視点で、着実に進めていきます。

4点目は、「医療と健康のまちづくり応援団の結成について」です。
 先月28日、地域医療について関心を持ち、市民一人ひとりが、健康で、わがまちで暮らし続けられるようにと、約200人から成る「医療と健康のまちづくり応援団」が結成されました。
 
これは、昨年12月に開催した「市民の集い」で、地域医療環境の充実に向け、安心して受診できる体制はもとより、市民みんなが、健康長寿のまちづくりに取り組める、実践的な体制づくりが必要と考え、これらの応援団の結成と、行動計画の策定を呼びかけ、実現したものです。 
 
この、まちづくり応援団は、当面、4つのテーマで構成する部会体制でスタートし、それぞれが与えられたテーマに基づき、行動計画を策定します。
 
行動計画は、地域医療の問題を人ごとではなく、自分自身のこととして考えながら、取り組むことを目指し、本年11月1日開催の、「市民の集い」で発表したのち、それぞれの部会を中心に、計画実現に向け取り組んでいきます。
 
住み慣れたこのまちで、市民の皆さんが元気に住み続けられるよう、今後は、応援団の活動を軸に、医師、薬剤師、保健師などの関係者とともに、「オール稚内」で取り組み、地域医療の充実に繋げていきたいと考えています。

5点目は、「稚内市総合防災訓練について」です。
 
今月3日、保健福祉センターと、航空自衛隊稚内分屯基地を会場に、2種類の災害を想定した、「総合防災訓練」を実施しました。
 
午前は、保健福祉センターで、昨年、本市に大きな被害をもたらした、大雨災害を想定した訓練、午後からは、本年2月に、北海道から、新たな「日本海津波浸水想定」が公表されたことで、航空自衛隊稚内分屯基地で、地震津波災害を想定した訓練を行ったところです。
 
大雨災害を想定した訓練では、被害想定地域として、南2、南3町内会をはじめ、自主防災組織や、稚内市赤十字奉仕団にもご参加をいただき、防災ラジオ、防災情報メールを活用して、「情報伝達訓練」や、「住民避難訓練」を実施しました。
 
また、避難した住民が主体となっての、避難所の運営、応急給水、緊急物資の受入れや、炊き出しなどの訓練も実施しました。地震津波災害を想定した訓練では、今恵、ノシャップ町内会の参加者が、自衛隊協力のもと、指定緊急避難場所の、「航空自衛隊稚内分屯基地高台」への移動時間や、経路などを確認しました。 
 
本訓練には、15の防災関係機関や7つの自主防災組織、地域住民など、総勢450人の参加をいただきました。
 
また、本訓練の一環として、市職員の緊急防災体制の向上のため、先月28日、管理職を対象に、地震を想定した徒歩による、非常参集訓練を実施したところです。
 
今後も引き続き、関係機関と連携を図りながら、実践的な訓練を実施するなど、市民一人ひとりの防災行動力を、さらに高めていきたいと考えています。
6点目は、「エゾシカ緊急捕獲の実施について」です。
 本市のエゾシカ対策につきましては、「稚内市鳥獣被害防止計画」に基づき、年間捕獲目標を掲げ、計画的な捕獲を行ってきたところです。
 
 しかし、ここ数年、市街地での目撃情報が多く、市街地では銃器が使用できないため、思うような捕獲が進んでいない状況です。 
 
特に、本年においては、降雪量が少なく、雪解けが早かったこともあり、例年以上に市街地での目撃情報が多く、主に、恵比須、ノシャップ、富士見地区の皆さんから、捕獲要請が数多く寄せられました。 
 
その後、同地区での出没状況や、家庭菜園、コンブ干場などの被害を確認し、また、シカの道路への飛び出しによる、車両との接触事故の増加も懸念されることから、ライフル銃による緊急捕獲を実施したところです。
 
緊急捕獲では、宗谷森林管理署、自衛隊などの関係機関や、近隣町内会のご協力をいただき、「富士見1丁目から3丁目」の山側において、5月16日から30日まで、計4回、22頭を捕獲することができました。
 
 しかし、目撃されている個体数から想定すると、更なる捕獲対策が必要であると考え、これまで検討を重ねてきました。 
 
市街地での捕獲方法として、麻酔薬を用いた「吹き矢」の使用が、有効であると判断し、本定例会に、関係予算を上程させていただきました。
 
今後も、関係機関と協力しながら、効果的な対策を進めていきます。
( 
) 以上、6項目についてご報告申し上げ、私の一般行政報告とさせていただきます。ありがとうございました。

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