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平成29年 第1回定例会(3月)一般行政報告

一般行政報告

平成29年第1回定例会(3月)

《 目次 》
1点目は、「稚内空港の全日空夏ダイヤについてです。 
  先月19日に全日空が、稚内空港における本年の夏ダイヤを発表したところです。 

  その中で、羽田便については、例年どおり、6月から9月まで、1日2便体制で運航されます。機材が大型化される、2便のうち早い便は、前年に比べ、運航期間が、7月1日から10月28日までと、13日間延長され、これにより、提供座席数は、往復で約2,700席増加することになります。
 
これは、これまでの、本市をはじめ関係自治体や経済界、あるいは観光関係者等のご尽力により、この期間の搭乗率が、前年と比べ、約7パーセント増加したことが大きな要因と捉えています。
 
千歳便については、現行の1日2便体制に変更はありませんが、今後も、ジェット化の復活に向け、夏期間はもちろんのこと、冬期間の搭乗率向上に取組んでいきます。 
 
また、平成25年から運航休止となっている、関空・中部便については、残念ながら運航再開に至りませんでしたが、関西・中部圏からの、大事な路線であるという認識は、今までと何ら変わることはありませんので、今後も、要望活動を継続していきます。 
 
一方、全国の地方空港からチャーター便を就航している「フジドリームエアラインズ」(通称FDA)からは、本年も引き続き、稚内空港へのチャーター便就航の意向が示されています。 
 
稚内空港において、地元全日空職員の皆さんにご協力いただき、空港業務が円滑に行われていることも、チャーター便の運航につながっていると伺っています。 本市としては、全日空やFDAと、今まで以上に、搭乗率向上や誘客対策への連携を強化しながら、稚内空港の活性化や、地域の発展につなげていけるよう取組んでいきます。

2点目は、「ふるさと納税の状況についてです。
 ふるさと納税制度については、「生まれ育ったふるさと」や「自分が好きな自治体」に、寄付を通じて応援する制度として、平成20年度からはじまりました。 
 
本市においては、平成27年11月に、返礼品の見直しを行い、ふるさと納税をしていただいた、市外在住の寄付者に対し、本市の特産品を贈呈しています。 
 
本年1月末現在では、寄付件数は約5万7千件、寄付総額は10億2千3百万円となり、件数、金額とも、昨年度実績を、大幅に超える寄付をいただきました。これまでの、様々な地域の皆さまからの、寄付に感謝するとともに、本市の知名度向上や、特産品のPRにもつながっているものと考えています。
 
寄付金の使途は、7つの分野に分かれており、「てっぺん応援基金」として積み立て、本市を応援していただいた皆さまの意向を反映した事業へ、有効活用させていただきます。 今後においても、ふるさと納税制度の趣旨をしっかりと踏まえ、引き続き多くの皆さまから、本市の応援をいただけるよう、取組んでいきます。

3点目は、「開業医の誘致について」です。
 この度、栄5丁目、緑富岡環状通沿いに、耳鼻咽喉科の診療所が開業する運びとなりましたので、ご報告いたします。
 開業されるのは、上田征吾さん 41歳であり、現在は、旭川医科大学で学内講師を務められています。 
 上田先生は、平成20年、21年と2年間、市立稚内病院耳鼻咽喉科において、出張医として勤務された経験があり、また、札幌や旭川など、道内の病院でも勤務されたほか、スイスのチューリッヒ大学へ、留学されています。開業の経緯については、本市に耳鼻咽喉科の診療所がないこと、市立稚内病院において、現在、耳鼻咽喉科の常勤医師が不在となっている状況から、患者の負担を軽減し、地域医療に貢献したいとの想いで、わがまちでの開業を決意したと伺っています。
 
診療所は、耳鼻科専用の最新CT装置を備え、本年10月の開院を予定しています。
 開業医誘致助成制度に関する取り扱いとしては、先月17日に申請書を受理し、今月1日に開催した、開業医誘致助成審査委員会において、委員皆さんの賛成をいただいたところであり、手続きを進めていきます。 
 平成18年に「稚内市開業医誘致条例」を制定し、誘致活動に取組んできましたが、この制度を活用し、診療所を開設するのは、昨年12月定例会でご報告させていただきました「医療法人社団オロロン会」に続き、通算5件目となります。今後も、地域医療の充実が図られるよう、開業医の誘致をはじめ、常勤医の定着につながる、医師へ感謝の気持ちを伝える活動や、医療に関する講演会などを開催している、「地域医療を考える稚内市民会議」とともに、地域の医療を支える様々な取組を進めていきます。

4点目は、「冬季イベントの開催状況について」です。
 本市の冬季イベントについては、冬の厳しい寒さの中であっても、市民や観光客の皆さんに、雪に親しみ、楽しんでもらおうと、多くの関係者が協力し、様々な企画を行っています。
 
今月11、12日に開催された「わっかない氷雪の広場」は、北防波堤ドーム公園を会場に、天候にも恵まれ、2日間で1万3千人が来場し、大いに賑わいました。
 
会場には、市民雪像16基、親子雪像6基が設置されたほか、新たな取組みとして、ガリバーの巨大雪像、カーリングや、スノーボードの体験コーナーが追加され、子どもから大人まで楽しめるイベントになりました。
 
実行委員会をはじめ、稚内青年会議所の皆さん、会場設営や巨大雪像制作に、ご協力いただいた自衛隊の皆さん、雪像を制作していただいた市民の皆さんに、改めてお礼申し上げます。
 
この「わっかない氷雪の広場」は、市民が作り上げる冬のイベントとして、着実に育ってきていることから、来年以降も一層の賑わいを期待しています。
 
また夜には、北防波堤ドームを始め、市内各所でアイスキャンドルを使ったイベントが行われ、冬の夜を、幻想的な優しい灯りで彩りました。
 
先日25日、26日には、「第34回全国犬ぞり稚内大会」が、大沼特設会場で開催され、人と犬が一体となった熱いレースで、会場を訪れた7千人を魅了しました。
 レースに加え、犬ぞり体験などの参加型イベントや、冬の稚内観光物産まつりも合わせて開催される、「見る・体験する・食べる」といった、本市を代表する、全国規模の犬ぞりレースイベントとして、成長していると実感しています。それ以外にも、今月は、多くのイベントが、各団体や関係者により行われています。 今後も、関係者と力を合わせ、冬のイベントとして、市民の皆さんに、楽しんでいただくのはもちろんのこと、多くの観光客を呼び込んでいきたいと考えています。

5点目は、「北海道日本ハムファイターズ 2017年稚内市応援大使について」です。
 北海道日本ハムファイターズは、2013年から、北海道に根ざす球団の、地域貢献活動の一環として、選手が、“まちづくり・まちおこし”に寄与する応援大使となり、市町村の観光・物産のPRや、各種プロモーション活動を応援する「北海道179市町村応援大使」事業を行っています。
 本市と、北海道日本ハムファイターズとは、これまで2度の二軍公式戦の開催や、平成25年に北防波堤ドーム公園において、「最北端 食マルシェ」に合わせ開催された、北海道進出10周年記念イベントのほか、東京稚内会に、球団職員が毎年参加していただいているなど、交流を続けています。
 
このようなことから、本市は、応援大使の企画が始まった当初から、この企画に応募していましたが、5年目にして当選し、斎藤佑樹選手と市川友也選手が、本市の応援大使となりました。
 
これまでに、「成人の日メッセージVTR」や「オープニングゲーム招待観戦チケットプレゼント」の企画が行われています。 
 
今月24日には、私と中井議長の2人で、沖縄県名護市で行われた「春季キャンプ」を訪問し、斎藤選手の激励を行ってきました。 
 
また、激励訪問に先立ち、今月21日には、「一般財団法人 稚内市体育協会」が事務局となり、会員110人で、「北海道日本ハムファイターズ稚内後援会」が設立されました。 
 
本市としては、後援会や関係機関と共に、これまで地域に根ざす活動をしている、北海道日本ハムファイターズを応援すると同時に、応援大使の力をお借りし、本市のPRにつなげていきたいと考えています。

6点目は、「東日本大震災復興支援のための職員派遣の終了について」です。
 
本市では、東日本大震災の復興支援のため、平成26年から岩手県大船渡市に、都市整備課の西間敏幸主査を派遣していました。 
 
この度、西間主査が定年退職を迎えるにあたり、後任の派遣も検討しましたが、この3月をもって、職員派遣を終了することとしました。 
 
被災地支援のための長期派遣は、本市にとって初めてのことでしたが、建築技師である西間主査は、その経験を生かし、大船渡駅前周辺地区を再生するため、土地区画整理事業の、移転補償などの業務に当たりました。 当初1年の予定のところ、乞われて3年間、仮設住宅での生活という厳しい環境の中、大船渡市の復興のため頑張ってくれたと思っています。 
 
私も昨年の春、はじめて大船渡市を訪問しましたが、大船渡と本市は、人口規模もほぼ同じであり、海岸に面した土地に市街地が形成され、また、漁業が盛んであることなど、共通点が多いマチです。 
 
津波により、丸ごとえぐり取られた沿岸地区は、あちこちで盛土作業が続けられ、かさ上げを終えた土地には、ホテルや商店などが立ち並び始めた、ちょうどそんな時期でもあり、復興に向けて着実に前進していることを実感しました。
 
大船渡市の戸田市長からも、全国各地から、応援でかけつけた派遣職員の皆さんなくしては、この復興事業は成り立たなかったと、感謝の言葉をいただいています。 職員派遣は終了しますが、本市としても、大船渡市との縁を、これからも大事にしていきたいと考えています。
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) 以上、6項目についてご報告申し上げ、私の一般行政報告とさせていただきます。ありがとうございました。

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