友好都市との各種会議について(2019年8月)
8月22日、友好都市のコルサコフ市において、今年度の「稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議」と「友好都市経済交流促進会議」が開催され、本市から、副市長を団長として、市議会議長、宗谷総合振興局長、経済界などの関係者14人が出席しました。
稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議(8月22日)
この会議は、稚内・コルサコフ間の航路をめぐる様々な問題の解決と利用促進に関して、発着地である稚内市とコルサコフ市とが協議を行う場として、開催地を隔年相互で移しながら継続しているものです。
稚内市の代表団は、8月21日から8月24日の日程でサハリンを訪問し、8月22日の会議に臨みました。残念ながら、本年は、航路が休止となっているため、新千歳空港発着の航空機を利用してのサハリン渡航となりました。
コルサコフ側は、コルサコフ市をはじめ、サハリン州政府、税関等行政機関、港湾関係者、運航事業者などが出席しました。
会議の中では、双方から、本航路が北海道とサハリン州、両地域の交流に大きな役割を果たしてきたこと、今後も必要不可欠な存在であることが述べられ、今後、旅客及び貨物の需要喚起や船舶の確保等に関し、互いに協力を継続していくことを確認したほか、航路の早期再開を目指して、作業部会を設置することに合意しました。
次回会議は、2020年(令和2年)に稚内市で開催することとなりました。
第12回 友好都市経済交流促進会議(8月22日)
この会議は、稚内市、ネベリスク市、コルサコフ市、ユジノサハリンスク市の友好都市4市の代表が一堂に会し、地域間交流に関する意見交換等を行うもので、本年は、サハリン側のコルサコフ市での開催となりました。なお、コルサコフ市での開催は、2013年(平成25年)の「第6回」以来、2回目です。
会議は、ほぼ例年にならって、ネベリスク、ユジノサハリンスク、コルサコフ、稚内の4者からの基調発言を受け、出席者間で意見交換を行う形で進められました。
会議の中では、日本とロシア、北海道とサハリンを直接結ぶ交通手段(存在)として、稚内・コルサコフ航路の必要性があらためて確認されたほか、人的交流や経済交流について、また、両地域の連携による新たな観光地づくり等の観点から意見交換が行われ、両国間におけるビザ免除制度の適用拡大やチャーター貨物船の有効利用などについても意見が交わされました。
日ロ両国間では、2020年とその翌年(2021年)を「地域交流年」と位置づけ、今後、様々な分野での地域間交流をさらに発展させていくという目標を掲げています。
本市とサハリン友好都市3市が取り組んできた各種交流は、両国の地域間交流の先駆けと言えるものであり、今後も、これまで築き上げてきた関係をさらに深め、発展させていくことを、互いに確認したところです。
次回会議は、2020年(令和2年)に稚内市で開催することとなりました。
本文ここまで