サハリン友好都市青少年受入(高校生ホームステイ受入)事業(2019年8月8日~8月12日)
稚内国際文化交流協議会が実施する、稚内市内の高校生とサハリン州友好都市の生徒(高校生相当の年齢)による派遣・受入(ホームステイ)事業は今年度で8年目を迎えました。
7月28日(日)~8月1日(木)の期間で、まず、稚内側の「派遣」として、稚内市内の高校生4名(男子2名・女子2名)がサハリン州を訪れ、友好都市であるコルサコフ市の生徒たちとの交流、ホームステイを体験してきました。
続いて、稚内側の「受入」として、8月8日(木)~8月12日(月)の期間でコルサコフの生徒たちをお迎えし、様々な体験プログラムやホームステイを行いましたので、その内容をお伝えいたします。
8月8日(木)
コルサコフの生徒たちは、飛行機に乗って新千歳空港へやって来ました。今年度は、稚内・コルサコフ間のフェリーが運休しているため、往復ともに飛行機での移動となりました。空港到着後、そのまま札幌へ移動し、17時発のバスに乗り稚内へ向かいました。稚内まではおよそ6時間かかることを伝えると、全員が「そんなにかかるの・・・。」と驚いていた様子でした。稚内へは22時50分頃到着。この日は移動のみとなりました。
8月9日(金)
稚内での体験プログラム1日目。稚内海員会館でのオリエンテーションからスタートです。ここで約一週間ぶりに稚内の生徒たちと対面。つい一週間前に初めて会ったとは思えないほどに仲の良い様子が伝わりました。オリエンテーションでは、これからのスケジュールの説明や、稚内国際文化交流協議会から、コルサコフの生徒たちに稚内土産の贈呈を行いました。
オリエンテーション終了後、稚内大谷高等学校へ。校長室で、山下校長先生よりお話を頂いた後、校内の見学をさせていただきました。
高校見学後、昼食を取り、午後からは「稚内市開基百年記念塔・北方記念館」へ。北方記念館では樺太時代の展示を真剣に眺めている様子でした。記念塔の展望室では、霧がかかっていたため、サハリンを望むことはできませんでしたが、上から見る稚内市内の風景に興味津々でした。
この後、北防波堤ドーム、西條へ行き買い物等を楽しんだ後、各ホームステイ先へ向かいました。コルサコフの生徒たちはここで初めてホストファミリーの皆さんとご対面。少々緊張した面持ちでしたが、ホストファミリーの皆さんに笑顔で出迎えていただき、安心して稚内でのホームステイ初日を迎えられたのではないでしょうか。
8月10日(土)
稚内での体験プログラム2日目。まず、生涯学習総合支援センターにてそば打ち体験を行いました。講師の方の説明を真剣に聞き、時に笑顔を見せながら楽しそうに作業をしていました。
完成後は、自分たちで打った出来立てのそばをいただきました。
続いて、稚内海員会館へ。午後からは浴衣の着付けを体験しました。色とりどりの浴衣や髪飾り、下駄を用意していただき、生徒たちは「どっちの色が合ってるかな?」と聞きあったり、髪をお互いにセットし合うなどコミュニケーションを取り合っていました。
着替え後、浴衣のまま北門神社、旧瀬戸邸を見学、最後に「稚内南神社例大祭」へ。初めての日本のお祭りを楽しんでいる様子でした。
これで、体験プログラムはすべて終了。ホームステイ先で稚内最後の夜を過ごしました。
8月11日(日)
いよいよ、コルサコフの生徒たちが稚内を離れる日が来てしまいました。稚内の生徒たち、ホストファミリーの皆さんもコルサコフの生徒たちをお見送りするため、稚内駅前バスターミナルへ集合しました。稚内の生徒たちやホストファミリーの皆さんと最後の挨拶をし、たくさんの人たちに見送られながら稚内を後にしました。
そして定刻の17時30分ごろ札幌駅に到着、そのまま千歳駅へ。この日は千歳市内で一泊しました。
8月12日(月)
帰国当日となりました。この日の最初は千歳市内のイオンで自由時間をとることに。買い物を楽しみにしていた様子で、時間いっぱい買い物を楽しんでいたようでした。
そして買い物後、新千歳空港へ。とうとう日本を離れる時間となりました。2日間の体験プログラム、ホームステイを終え、充実した表情でコルサコフの生徒たちは日本を後にしました。
今年度は、稚内・コルサコフ双方の生徒ともバスと飛行機を利用した長時間の移動となり、体力的に大変な部分もあったかと思いますが、初めて訪れる土地で多くの場所へ行き、多くの出会いがあり、生徒たちにとって充実した時間となったのではないでしょうか。
なお、今後の日程としましては、稚内側参加生徒たちによる「ホームステイ報告会」を実施予定です。
詳しい日程等、詳細が決まり次第ホームページにてお知らせいたします。
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