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稚内国際文化交流協議会が実施している、稚内市内の高校生とサハリン州の友好都市の生徒(高校生相当の年齢)による青少年派遣・受入事業は、今年で7年目を迎えました。
先に7月30日(月)~8月4日(金)の日程で、稚内市内の高校生4名(男子2名、女子2名)がサハリン州を訪れ、友好都市であるネベリスク市の生徒たちとの交流・ホームステイを体験してきました。
今回は稚内側が「受入」として、8月10日(金)から8月14日(火)まで、ネベリスク市の生徒たちをお迎えし、各種プログラム・ホームステイを通じて交流を深めましたので、その模様をお伝えいたします。
ネベリスク市の生徒たちは、今季の運行が始まって間もない「稚内・コルサコフ定期航路」を利用し、「ペンギン32」に乗って、稚内へとやってきました。
出迎える稚内の生徒たちも、久しぶりの再会に待ちきれない様子でした。約10日ぶりの再会となりましたが、その間もずっとインターネットを通じて連絡を取り合っていたようです。もうすっかり友達、といった様子で再会を喜んでいました。
この日は稚内の生徒たちが通う高校を訪問し、校内を見学しました。ネベリスクの生徒たちは、自分たちの通うネベリスクの学校の様子と違うことに大変驚いていたようです。また、稚内高校では看護棟の実習室も案内していただき、専門的な教育施設があることに驚いていたようでした。体育館でバレーボールをして遊ぶなどして楽しんでいました。
そして各々、稚内のホストファミリーのもとで1晩を過ごしました。
朝はホストファミリーに見送られて出発です。ネベリスクの生徒のなかには、“納豆”にチャレンジした生徒もいたようで、「スパイダーマンになった気分だった!!!」と大興奮していた生徒もおり、日本文化に果敢にチャレンジしたようです。
午前中は市内施設を見学しました。≪北方記念館≫展望台では、悪天候のため残念ながらサハリンを望むことは出来ませんでしたが、展示室では樺太に関する展示を興味深く見学しました。
また、稚内市内にある「ネベリスク通り」を訪れました。実は、ネベリスク市内にも「ワッカナイ通り」があり、「ほんとうにつながりの深い街なんだね」と感心した様子でした。
午後には、ちょうど開催されていた「南神社祭り」を見学しました。日本文化の体験をしてもらうべく、稚内側・ネベリスク側双方の生徒たちが浴衣の着て、お祭りへと繰り出しました。ネベリスクの生徒たちは、初めての和服・下駄に少々苦戦しながらも、美しい着物に大興奮の様子でした。
この日で2泊のホームステイは終了。夜はホストファミリーと最後の時間を過ごしました。
午前中は「そば打ち体験」を行いました。稚内の生徒も、ネベリスクの生徒もそば打ちは初めての体験ということで、みんなで協力しながらそばを打ち、お昼ごはんには自分たちで丹精こめて打った出来立ての風味豊かなそばを堪能しました。
午後は宗谷岬やふれあい公園で自然を眺めながら交流を深めました。ふれあい公園では遊具で遊んだり、稚内の生徒たちが日本の「鬼ごっこ」をレクチャーして公園内を元気いっぱい駆け回る場面もあり、楽しく過ごしたようです。
これをもって、「青少年派遣・受入事業」は終了しました。稚内の生徒、ネベリスクの生徒それぞれにとって、かけがえのない経験と友人を得たのではないでしょうか。今回参加した生徒たちが、今後の稚内とネベリスクの友好関係をつなぐ存在となってくれることを願ってやみません。
なお、稚内側参加生徒による「ホームステイ報告会」は秋ごろに開催予定です。
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