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日露青年交流事業によるサハリン野球連盟 野球チームの招へい(2018.07.25-08.01)

稚内市若葉球場での集合写真

7月25日(水)から8月1日(水)までの日程で、サハリン野球連盟の野球チームの皆さんが来日し、本市滞在中の7月29日(日)、地元軟式野球チームの選手たちと合同練習、交流試合を行いました。
 

 今回、稚内を訪れたのは、サハリン野球連盟の社会人選手8人(ウラジオストク在住選手2人を含む)と、彼らから指導を受けている少年選手8人の計16人で、外務省が設置する「日露青年交流センター」と「稚内国際文化交流協議会」との共催で、本交流事業を実施しました。
 

 サハリン野球連盟(代表:ドミトリー・マシチェフさん)は、1991年頃に設立され、四半世紀にわたり活動を続けています。サハリン州各地にチームが存在した最盛期の2000年代に比べ、現在は競技人口が減ってしまい、ユジノサハリンスクの1チームが残るばかりで、練習場所の確保にも苦労している状況とのことですが、ロシア国内の各種大会には、今も出場を続けているとのことです。
 

 今回の日本訪問にあたっては、練習方法等を学び、指導や競技の普及に役立てたい、また、試合経験も限られていることから、可能な範囲で試合を経験したいという希望があり、稚内市体育協会、稚内軟式野球連盟の皆さんにご協力をいただき、地元稚内の軟式野球チーム(連盟登録選手の皆さん)との合同練習、交流試合が実現したところです。
 

稚内での野球交流(7月29日)

 稚内はこの日、最高気温が29.9℃まで上がり、今年一番の暑さを記録。グラウンド上は発表された気温以上に暑かったものと思われます。
 

■合同練習(午前)

 それぞれウォーミングアップを済ませ、まずは、双方の選手が混ざってキャッチボールをしました。力強い投球の際には、「ナイスボール!」という声が飛んでいました。
     キャッチボールの様子写真 守備練習写真
 続いて守備練習。稚内の選手たちがシートノックのデモンストレーションを行い、続いてサハリンの選手も混ざってノックを受けるなどしました。
 その後、打撃練習を行い、短い時間ではありましたが、サハリンの選手たちは、日本で行われている練習を体験できました。
 

■交流試合(午後)

 午後からは、サハリンのチームに稚内の選手1名が助っ人として加わり、「稚内の連合チーム」対「サハリンチーム」という交流試合(5イニングのゲーム)を行いました。
     試合前の整列写真 試合の様子写真 
 サハリン側は、サハリン野球連盟代表のドミトリー・マシチェフさんがマウンドに上がり、初回を3者三振に抑えるなど、見事な投球を披露。2回を終えた時点で「0対0」という緊迫した試合となりました。
     試合の様子写真2
 その後、稚内のチームが2点を入れ、結果、「2対0」で稚内チームが勝利しました。試合後、選手たちはハイタッチを交わし、お互いの健闘をたたえ合いました。
     スコアボード写真 ハイタッチの様子写真
 日本側の一つひとつのプレーを熱心に見ているサハリンチームの姿が印象的でした。また、稚内の選手たちも、サハリン側の選手が随所に見せる好プレーに拍手を送っていましたし、彼らの身体能力の高さには驚いている様子でした。

 試合後の夜には、稚内の選手、関係者を交えて交歓会を行い、昼間の野球の話で盛り上がったことはもちろん、お互いの仕事の話をしたり、お気に入りの写真を見せ合ったりと、楽しいひとときを過ごしました。
     交歓会の様子写真

 お互い、このような国境を越えた対外試合はめったにないことなので、相手の実力、レベルがどのくらいのものなのか、未知数のところも多かったことと思いますが、きちんとした試合が成り立ち、それぞれに驚きがあったようでした。
 

 今回、日本とロシアの青年同士が、野球という共通のスポーツを通じて、お互いの友好を深めることができ、それぞれにとって貴重な経験となったものと思われます。


 

その他滞在期間中の各種交流等

■旭川スタルヒン球場見学、ロシア語学習者との交流(7月26日)

 7月26日には、日本の野球場見学として、ロシア出身で日本のプロ野球で活躍したヴィクトル・スタルヒンの名前が冠された、「旭川スタルヒン球場」を訪問し、施設の職員の方に球場内を案内していただきました。
     旭川スタルヒン球場見学写真
 整備の行き届いたマウンドや芝生の上にも案内していただきました。その後、旭川市内でロシア語を学習している日本人の方々と合流し、旭川市内の施設を一緒に見学するなど、交流を深めました。
 

■札幌大学訪問・学生との交流(7月27日)

 7月27日には、札幌大学を訪問し学生と交流しました。学生たちが学校の各施設を、クイズを交えながら、ロシア語で紹介してくれたほか、埋蔵文化財展示室などを見学しました。


 さらには、ロシア語会話の授業にも参加しました。日本人学生とペアになって着席し、対話する形で授業が進められ、日本人学生はもちろん、サハリン野球連盟の皆さんも真剣に取り組んでいる姿が印象的でした。

     札幌大学訪問の様子写真 札幌大学授業参加の様子写真
 

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