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サハリン友好都市青少年派遣事業(2016年7月30日~8月3日)

稚内国際文化交流協議会で実施している稚内市内の高校生とサハリン州の高校生相当の年齢の生徒による交流事業も、今年で5年目となります。稚内の高校生、サハリンの友好都市の高校生相当年齢生徒による交流ですが、過去の参加生徒については各々に大きな成果も在ったように見受けられることから継続しているものです。

今年に関しては、新たな体制となった稚内・コルサコフ航路が準備期間に間に合わなかったことから、空路でサハリンを往復することになりました。
ネベリスクで用意のTシャツの写真
今年も市内の2高校から男女各2名ずつ、計4名の生徒がネベリスク市を訪問し、ホームステイによる交流を行いました。過去4回の例では、ホームステイは1泊としていましたが、今回は初めて2泊としました。

7月30日

サハリンへ向かう生徒達の写真
朝の稚内駅前ターミナルに集合し、都市間バスに乗車して札幌へ移動し、札幌駅から列車で新千歳空港に向かいました。

生徒達は、「パスポートを手に“国際線”で旅行」というのは初めてだったようですが、特段に問題もなく夜のユジノサハリンスクへ上陸を果たしました。
到着時には夜も遅めで、ホテルへの移動の際にも様子が判り難かったものの、各々に「初めて着いた異国」を感じ、翌日以降の旅への期待を膨らませていました。

7月31日

いよいよネベリスクへ向かいました。ユジノサハリンスク・ネベリスク間の道路は、長く舗装工事が続いていたのですが、最近はその工事も殆ど出来上がって竣工間近です。前日の長い移動を経て、更に車で2時間弱ということだったので、車中は静かでした。

ネベリスクへ着いてみると、ネベリスク側の参加生徒と家族、ネベリスク市の関係者の皆さんが迎えてくれました。

事前に「参加生徒の衣類のサイズ?」というような問い合わせがネベリスク側から入り、「何なのか?」と思っていましたが、ネベリスク側で“記念Tシャツ”を用意していたのでした。握手を交わす手と日ロ両国の旗、加えて稚内、ネベリスク両市の名がローマ字で書かれたものでした。
モニュメントと記念撮影の様子
この日はネベリスク市内の見学をしました。

昨年、ネベリスクで発生してしまった<ナジェージダ>の座礁事故の跡、街の名の由来になっているというネベリスコイ提督のモニュメント、稚内市との友好都市交流を記念したモニュメント等に立寄り、2014年9月にオープンした博物館に立寄りました。

2014年9月にオープンした博物館は、旧い地区行政府庁舎を利用したもので、ネベリスクが“本斗”と呼ばれていた樺太時代に関する展示が充実していた他、稚内市との友好都市交流の経過等を紹介するコーナーも設けられ、なかなか興味深い展示内容です。
 
ピクニックでロシア風のスープを頂く様子
そして文化センターに立寄り、海岸でのピクニックを楽しみました。火をおこしてロシア風の魚のスープ「ウハー」を作って頂くなどしました。

愉しい一日は瞬く間に過ぎ、予定より少し遅い時間帯に各滞在家庭に向かいました。

8月1日

朝は<ネベリスクニュース>という会社に集合しました。<ネベリスクニュース>というのは、毎週木曜日に週刊新聞を発行し、週2回のテレビニュースを配信する等の活動を行っているそうです。ここでは、初日に用意した“記念Tシャツ”を着て撮った写真を使って、“記念マグカップ”を作りました。

この日はネベリスク市内の色々な施設を訪ねました。

幼稚園を訪ねた場面では、園児達が元気よく迎えてくれました。園児達が長い時間を過ごすことになる園内は、遊ぶ場所や様々な体験学習が出来るような工夫がされている興味深い様子が見受けられました。ここでは園児達が歌や踊りを披露してくれる場面も在りました。
 
学校を訪ねてみました。直ぐ傍に遊具を備えた広場が在り、校舎内にも色々な設備が在りました。化学実験室や保健室を覗き、校内の食堂で昼食を摂りました。「学校の食堂」ではありますが、スープ、肉料理、デザートというように“コース料理風”な食事が供せられているのが、少し驚きでした。これは生徒達も非常に美味しく頂いていました。

そして<児童創造センター>という場所で、作品づくりに挑戦し、スポーツ学校を訪ねました。
ネベリスク市内の学校前で記念撮影の様子
スポーツ学校は、児童生徒がスポーツ活動を行う他、リハビリテーションのための運動を行うことをサポートする役目も負っている場所です。ここで活動をしているチアリーディングの女子生徒達が、一行を華やかに迎えてくれました。

夕方、ネベリスク側参加生徒の1人の家で、「妹の誕生日パーティー」を催すとのことで、そちらに御邪魔することになりました。ロシアでは「家族の誕生日」にホームパーティーを催し、招いたり、招かれたりということがよく在ります。

この日も、瞬く間に時間が過ぎました。

8月2日

ユジノサハリンスクの州立博物館前で記念撮影の様子
一行のネベリスク滞在中、「曇り時々晴れ」という天候でしたが、この朝は雨が交りました。「別れを惜しむ雨?」という風情ではありましたが、「稚内での再会」を固く約束して、一行はユジノサハリンスクへ向かいました。

2時間弱の移動でユジノサハリンスクに着いてみると、夏らしい晴天の暑い日となっていました。
ユジノサハリンスクでは市内を散策し、州立郷土博物館や様々なモニュメントを見学しました。

8月3日

いよいよ帰国です。生徒達は各々に素敵な想い出が多く出来たようで、一様に「後ろ髪引かれる思い」で空港から出発していました。

新千歳空港到着後は、札幌駅へ列車で出て、バスターミナル近所の稚内でも御馴染なコンビニエンスストアで飲物や軽食を買い込み、都市間バスで稚内へ引揚げました。
 
今回は初めて「ホームステイ2泊」としてみましたが、従前以上に参加生徒間で「判り合う」ことが出来た様子でした。簡単なロシア語のフレーズ集も熱心に見て覚え、使ってみたという場面も在ったようです。また、サハリンで見掛ける文物も興味深いものであった様子で、「大興奮」という具合で帰宅したとも聞きました。

ネベリスクで共に過ごした友人達の稚内訪問までの「待ち遠しい」時間は、直ぐに過ぎてしまったことでしょう。
生徒達の帰国の様子、無事に元気に帰って来ました

お問い合わせ先

企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)

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