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稚内国際文化交流協議会によるサハリンの友好都市との文化交流の一環として、ネべリスク市の児童・生徒による「弦楽芸術アンサンブル」を稚内に招き、演奏会を催すこととなりました。
10歳から17歳までの児童生徒14名でヴァイオリンの演奏を披露する彼らですが、稚内市内の小中学校を訪ねて児童生徒どうしの交流を行う他、6月16日には広く市民に向けた演奏会を稚内市立図書館の多目的ホールで催します。お誘いあわせの上、是非御来場下さい。
6月16日の演奏会の日ですが、図書館エントランスでネべリスクの児童生徒による絵画作品展を開催します。今年は“ネべリスク”の命名由来となっているロシアの航海家、ネヴェリスコイ提督の生誕200年ということで募集した作品34点を展示する予定です。こちらも併せてご覧ください。
ネベリスク地区行政府教育部児童生徒課外活動『ネベリスク市児童生徒芸術学校』「ネベリスク市児童生徒芸術学校」は、1960年に「少年少女音楽学校」として設立されました。
前身の音楽学校も、現在の芸術学校も、公式名称に「地区政府教育部児童生徒課外活動」と在るように、地区内の学校で学ぶ児童生徒の中から希望者が参加する活動となっていて、児童生徒は学校の平常授業の後の時間を中心に音楽演奏の練習等を行い、主に長期休暇等の期間や休日に催されるフェスティバルや、演奏技術を競うコンクールに出演・出場しています。
「少年少女音楽学校」は1991年に現在の「ネベリスク市児童生徒芸術学校」に改組され、1992年から1993年に掛けて、音楽関係部門の他に美術部門や舞踊部門が開設されて今日に至っています。サハリン州各地の都市では、こうした「音楽学校」、「芸術学校」と呼ばれる課外活動が行われていますが、ネベリスク市での活動は永年に亘って堅調に続けられていることから、2012年にサハリン州政府による『児童生徒課外活動推進貢献賞』を受賞するなど、ロシア国内では高く活動が評価されています。
2012年、2013年の学年―ロシアでは9月が新学年の始まりで、年末年始を挟んで6月までが学校の学年になる―では、240名の児童生徒が芸術学校に在籍しています。
「弦楽芸術アンサンブル」は、1984年に設立されました。当時の「音楽学校」(現在の「芸術学校」)の弦楽器部門に在籍する生徒達の研鑽のため、また成果の発表のために設けられたものです。2012年、2013年の学年では、35名(4歳から17歳)がアンサンブルで活動をしています。
アンサンブルは世界のクラシック名作、民族音楽、ポピュラーミュージックを演奏し、ネべリスク市内での催事に参加する他、サハリン州内各地での演奏会で、また国内外の催事にも参加しています。国内外でのコンクールでの受賞歴も豊富で、卒業生の中には音楽関係の専門教育機関へ進学する例も見受けられ、更にプロの演奏者として活躍する例や、音楽教育に携わる例も在ります。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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