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札幌の札幌国際大学では、全学を挙げて「インターンシップ」に力を入れているとのことです。
「インターンシップ」とは、「企業実習」「就業体験」とも呼ばれるもので、文部科学省は1997年の「教育改革プログラム」の中で、「学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」と定義しています。
企業や団体・機関などで、実際の職場で就業体験をすることを通じ、「“働く”ことの意義を学ぶ」こと等を目指す取組ということですが、その研修の学生がサハリン課へやって来ました。
研修初日には、大学の教授に伴われて、緊張の面持ちでサハリン課にやって来ましたが、2週間の研修期間はあっという間に過ぎて行きました。
私は「稚内に住みたい」という漠然とした気持ちと、国際交流に興味があるという理由からサハリン課でのインターンシップを希望しました。
最初は「2週間は長いのでは」「迷惑ではないだろうか」と思っていたのですが、始まってみるとあっという間でものすごく濃い時間を過ごすことができました。
失礼ながら特にサハリンについて勉強してきたわけでもなかったので、最初の1週間は外に出て色々なところを見学・説明して頂きました。
北方記念館では稚内がどう開かれていったのか、その過程でどうサハリンが関わっていったのかを資料とともに説明して頂きました。
国際フェリーターミナルにも何度か同行させて頂き、ターミナルの様子や利用客の様子を見学することができました。当初は1人旅や漁業・貿易など仕事で利用する方が大半を占めているイメージでしたが、ツアー客、家族連れ等が多いことに驚きました。
最近はロシア人の利用客が多いそうで、ターミナルにも多くのロシア人がいらっしゃいました。一度ロシア人にロシア語で話しかけられた時がありました。当たり前のようにロシア語で話しかけられて驚きました。それだけサハリンの方にとって稚内が身近な存在であることを印象づけられた出来事でした。またターミナルも2008年に新しくなり、明るくきれいな場所でした。
忙しい合間に宗谷公園、宗谷丘陵にまで連れて行って頂きました。他にも時間を割いて色々なところを見学させて頂きました。
残りの1週間は主に事務作業を手伝わせて頂きました。書類を整理しながらもその書類を拝見して普段サハリン課の皆さんがどんな仕事しているのか、どういった交流事業をしているのか垣間見ることができて勉強になりました。
工藤市長にお会いする機会も頂きました。緊張しましたが、貴重なお話をすることができました。
稚内にきてから知ることが多く、ビザなしでのサハリンツアーがあることも知りませんでした。せっかく良いものがあるのに外にあまり伝わっていないのがもったいないと思いました。札幌に帰ったら外から稚内・サハリンの良さ、関係を自分から発信していけたらなと思っています。
今サハリン課の皆さんは道北物産展の準備に向けて慌ただしい最中です。その中、2週間のインターンシップを受け入れて頂いたことを本当に感謝しています。あっという間で、お世話になってばかりでしたが、正直できることなら帰りたくないです。本当に素晴らしい経験になりました!!!ありがとうございます!!!
(札幌国際大学 観光学部観光ビジネス学科 3年 渡邉みなみ)
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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