ここから本文です。
最近は各地の高校で「職場体験(インターンシップ)」を採り入れているようです。高校生と言えば、就職や進学で社会へ羽ばたく一歩手前という時期に相当しますが、そんな彼らにとっては「知っているようで知らない」身近な事業所での経験は貴重なものとなることでしょう。
豊富高校では、稚内市内の事業所等で「職場体験(インターンシップ)」を実施し、稚内市役所ではその中の3名を迎え、中1名がサハリン課で「職場体験(インターンシップ)」をしました。
今回の体験を本人に綴っていただきましたので、紹介します。
今回インターンシップで稚内市役所サハリン課を職場体験させていただきまして、本当に感謝しております。自分は現在高校二年生で、進路について悩んでいる状況なので、とても参考になる体験をさせていただきました。
稚内市役所様の従業員の皆様はとても親切で、何度も助けていただきました。また、皆さんはとても気さくで面白い方々なので、楽しい時間を過ごすことができました。特に、私が体験したサハリン課の皆様は、社会経験が殆どなく、要領の悪い私にも、仕事の説明や解説、これからすることなどを丁寧に教えてくださいまして、本当に助かりました。
今回私が配属されたサハリン課では、主に稚内とサハリンの関わりや行っている取組などを教わりました。市内のサハリンとのゆかりのある地などをめぐったりもしました。
そこで私は多くのことを知りました、交流することのたいせつさです。正直、私の暮らす豊富町と稚内市とでは目と鼻の先なのですが、こんなにも交流が盛んで色々なことを行っているということを私は知りませんでした。稚内は、いたるところにサハリンとの交流の証があり、文化的にとても豊かで、また、サハリンとの繋がりをとても大切にしているんだと感じました。
もちろん経済や政治的な意味もありますが、それ以上に人間同士としての深い関係を感じました。また多くのことを学ぶうちに、我々の祖先がいかにすごいことを成し遂げてきたかがひしひしと伝わってきました。稚内は歴史的資料や公園も多いので、よりそのことが表れていました。
さらに、来るまで市内を回る中で、今まで知ることのなかった稚内の絶景を見ることができ(宗谷丘稜など)感無量でした。
三日目に拝見しました絵の展覧会も、大変感動しました。自分は絵は好きですが、画力もなく芸術的な絵も全然教養がなくわかりません。ですので、普段芸術作品を見て感動するということはあまりないのですが、今回は非常に興味を持てました。特にサハリンの子供たちの絵は、年齢とは見合わないほどのすさまじい画力なうえ、決して単色で物の色を塗ることはなく、躍動感の表現がずば抜けていて、描きたいものがはっきりしていて躊躇わずに描いているという印象でした。稚内の景色も、サハリンの子供たちの絵も、見ることによって心が豊かになった気がします。
今回の職場体験では、会議への参加や業務のお手伝いなどもやらせていただきました。
いきなりの会議への参加には動揺及び緊張及び恐怖しましたが、当然ながら自分が発言する機会は特になかったです。あってもなにも言えませんが。しかし、会議がどういうものか、体験できただけでも良い経験でした。
業務補助においては、私の要領の悪さが発揮されたため、かなり担当の方にお手数をかけてしまったと思います。すいませんでした。もしそのことで業務上に何らかの支障が出た場合はさらに申し訳ありませんでした。
しかし、どちらにしろ私は非常に良い経験ができましたので、そこは一方的に得をさせていただきます。
この三日間色々なことを学ばせて頂きました。それもすべて、市役所の皆様のおかげです。特に課長の佐藤様をはじめ、サハリン課の皆様にはとてもお世話になりました。私の担当になって頂いた中川さん、三谷さんには多大なご迷惑をおかけしたと思います。三谷さんは常に私にわかりやすく指示をしてくれたり、アドバイスをしていただきました。中川さんのお話や解説はユーモアもありとても楽しく分かりやすかったです。そしてその記憶力にも驚愕しました。また、お二人は親切に私の質問等に答えてくださり、非常にやりやすかったです。
市役所の皆様のおかげで、この三日間とても早く過ぎたように感じました。それはとても楽しく過ごすことができたからだと思います。今一度感謝の言葉を述べさせていただきたいです。稚内市役所の皆様、三日間本当にありがとうございました。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
本文ここまで
ここからサブメニュー
サブメニューここまで
ここからフッターメニュー