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平成25年 サハリン友好都市青少年交流事業 体験報告発表会 (2013年11月16日)

平成25年 サハリン友好都市青少年交流事業 体験報告発表会 (2013年11月16日)稚内国際文化交流協議会が、7月から8月に実施した「平成25年 サハリン友好都市青少年交流事業」の「体験報告発表会」が稚内市立図書館で催されました。

高校生の皆さんと言えば、進学や就職等で社会に踏み出して行く「少し前」という時期に居て、身近な事に加えて広い世界のことにも関心を高める頃でもありますから、「対岸の外国」、「道内の他の市よりも距離が近い場所でありながら外国」という場所の同世代の皆さんと触れ合うことで、色々と考えることや学ぶことも多いと思われると同時に、そうした経験を通じて考えたことや学んだことを、他の人達に伝える力も備わっていることと思われます。そうした意味で、彼らの発表に期待する皆さんが会場に集まりました。

最近の生徒は「プロジェクターで画を見せて説明を行う」というようなことに慣れているようにも見えた他方、学校関係者や青少年の国際交流に関心を寄せる地域の皆さんや報道関係者など、大人ばかりが集まった会場で若干緊張している様子も伺えました。そうした中、稚内市内から今回の交流事業に参加した3名の皆さんは、各々「自分の言葉」で率直に経験したことや考えたことを話していました。

平成25年 サハリン友好都市青少年交流事業 体験報告発表会 (2013年11月16日)3名の皆さんは「夏休みにサハリンを訪ねてみる」ということになりましたが、参加を希望した理由としては、「とにかくも“外国”に行ってみたかったこと」、「サハリンの人達がどのようなものを食べているのかに興味が在ったこと」、「昨年参加した人達が愉しそうだったこと」などを挙げていました。そういう切っ掛けで参加した今回の事業ですが、各々に得たものは非常に大きかったようです。

サハリンへ着いてみれば、乗った車が“右側通行”でカラフルな建物が並ぶ街を走り回っていて、見覚えが在りそうな料理でも多少味付けが異なり、華々しい大規模商業施設や大きなホテルも在れば、ロシア正教の教会のように見慣れない建物が在る他方に、“樺太時代”の建物が一部に残り、兵士の像や戦車のような戦争のモニュメントも見受けられるという状況で、サハリンでは何もかもが一寸した驚きだったようです。

キャンプ場でのスポーツレクを通じて仲良くなったサハリン側の生徒の自宅へお邪魔した際には、とにかくも「優しく、温かく迎えて頂いた」と3名の皆さんは一様に感謝していました。

サハリンの皆さんを稚内に迎えた際には、「家族全員で笑顔で迎えよう」ということでは直ぐに一致したものの、「夕食に何を出そうか?」と家族で随分と話し合ったというエピソードを披露してくれた方も在りました。「サハリンの友達がやって来た」という出来事は、3名の皆さんのご家族にとっても忘れ難い出来事になったようです。

今般、「言葉が通じない」ということは在りましたが、3名の皆さんに共通していたことは「それでも“心”が通じたと思う」ということでした。互いの意思疎通では、スマートフォンの翻訳を利用してみたり、互いに得意という程でもない英語でやり取りをしてみたりと苦心もした反面、「何とかなる」と思い、実際に「何とかなった」と感じているようです。

平成25年 サハリン友好都市青少年交流事業 体験報告発表会 (2013年11月16日)その後「ショートメールで近況を伝え合う」というような型で、交流したコルサコフの皆さんとの連絡が続いているというお話しをしてくれた方も在りました。やり取りの“結び”は何時も「また会いたい」だそうです。

3名の皆さんは、今回の経験を通じて住んでいる街、住んでいる国、隣国の街、隣国の良さや、「もう少し、こうした方が?」ということなど、色々なことを考える機会を得ました。そしてそうした経験が、自身の将来に必ず活きると思ったようです。

今般の取組が、コルサコフの皆さんの帰国で段落する段に至った時、「もう少し一緒に居たかった」という想いで港に見送りに行って、「船が見えなくなるまで手を振っていた」というお話しが在ったことが非常に記憶に残ります。

市内高校生を対象とした友好都市の生徒との交流事業は、今年度で2回目でした。これからも可能な範囲での継続を目指します。

>>サハリン友好都市青少年派遣事業(2013年7月22日~25日)

>>サハリン友好都市青少年受入事業(2013年8月2日~6日)

お問い合わせ先

企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)

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