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サハリンに本社を構え、サハリンで進められている大陸棚資源開発や、その他の海域で海洋資源調査を手掛けるダリモルネフチゲオフィジカ社(DMNG)の幹部2名が稚内を訪れました。
DMNGは稚内市内の企業の招きで訪れ、商談を行った他、稚内で行われている船舶整備の現場や稚内港を視察した他、街の様子にも親しみました。
サハリン沖に調査船を展開するDMNGですが、これまでに何度も同社関係の調査船や補給船が稚内港に寄港しており、乗員交代、補給、修理等と行った実績が在ります。
昨年は、米国から送り込まれる機材を受領するため、船を稚内港に送り込んだということも在りました。米国からモスクワ等のロシアの欧州地域を経てサハリンで受け取るよりも、日本国内に入れて稚内港に届けて船で持ち込んだ方が「速い」という判断になったのだそうです。
滞在中、彼らは整備のために利尻・礼文航路で活躍するフェリーを乾ドックに入渠させる作業を見学しました。指揮を執るリーダーから各作業員に至るまで、各々が確り役割分担を行い、概ね1時間以内で整備作業に取り掛かることが出来る状態になったことに驚きながら「高い質で仕事の標準化が完成している」という感想を漏らしていました。
2月4日には稚内市役所に市長を訪ね、視察した稚内の感想を含めて意見交換を行いました。最近は天然ガス需要が拡大しつつあることから、サハリンの大陸棚を含めて、ロシアでは資源開発がまた活性化しており、DMNGでも請け負う資源調査業務が増えそうな情勢とのことでした。そうした中、サハリンに近く、日本国内の交通網・輸送網が世界的なネットワークとも繋がっていることから、稚内港は「利用し易い港の一つ」という評価を頂きました。
市役所を訪れた折りには、「互いの地域の歴史を知ることも、地域間の交流では大切かもしれない」ということが話題になりましたが、稚内港視察の途中に稚内副港市場に立ち寄った際には、昔の稚内や樺太時代のサハリンに関することの展示を熱心に視ていました。
今後のサハリン資源開発関係船の稚内寄港が期待されるところですが、そのためにも、利用し易い港を目指した努力も継続しなければなりません。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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