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彼らは6月27日に稚内総合センター大ホールで催された「友好都市アンサンブルジョイント公演“友好のハーモニー”」に出演しました。
6月25日にコルサコフ・稚内のフェリーで到着したサハリンの皆さんは少年自然の家に滞在しました。翌日には少年自然の家を会場に、<エンジェルボイス>の児童・生徒の皆さんと交流会、共演に向けた練習を行いました。
「友好都市アンサンブルジョイント公演“友好のハーモニー”」は6月27日に催されました。
午前9時30分過ぎに会場入りしたサハリンの児童・生徒の皆さんは、早速順次リハーサルを始めました。
当初の予定では、最初に合唱をメインとするコルサコフ市の<バーブシキ・ピェースニャ>が登場し、続いて舞踏を披露するネベリスク市の<フォルツーナ>とユジノサハリンスク市の<クラブ・イースカルキ>が交互に登場し、幕間に入ることになっていました。しかし、<フォルツーナ>と<クラブ・イースカルキ>の“衣装換え”の時間が足りず、ステージが巧く進行しない危惧が残ったため、両者に<バーブシキ・ピェースニャ>を加え「3グループが順次登場する型にする」と前夜の午後11時頃に話し合いが持たれました。それを受けて、本番の順番や、舞踏で使う音楽の確認等を行いました。また、前半では、後半に使う「合唱団用の壇」を撤去することも決まりました。
リハーサルで存外に時間を要したのは“共演”の合唱です。スムースにステージへ入退場出来るように、各メンバーが立つ位置を決めなければなりません。「間に入って!」、「20センチ程下がって!」、「そこの人達は前へ!」と位置を決めると、目印を持ったメンバーから何人目かを各自記憶し、ステージのどちら側から入退場するかを確認しました。歌そのものの練習の数倍も時間を要してしまいました。
そのリハーサルが、何とか開場時間に間に合うように漸く終了した後も、各グループの皆さんは、本番開始の直前まで、文化センターの空いたスペースで動きを確認するなど準備に余念がありませんでした。
後半には<エンジェルボイス>が元気に登場しました。『となりのトトロ』の着ぐるみ風衣装で登場したメンバーも居ました。この日は稚内としては暑い一日であったため、なかなか大変だったようです。
いよいよ最後の合同合唱です。リハーサルで確りと確認したように、無事に100名近い参加メンバーがステージに立ち、日本の『さくら、さくら』とロシアの『カチューシャ』を歌いました。これが秀逸なものでした。殊に『カチューシャ』では、何人かが日ロ両国旗を振り、手拍子も入り、ロシアのフォークロアに独特な甲高い合いの手まで加わり、なかなかの迫力でした。
公演終了後、稚内の子ども達とサハリンの子ども達は名残惜しそうに挨拶を交わして別れていました。サハリンの子ども達が乗るバスの辺りまで駆けて行って、手を振っていた稚内の子ども達の姿も見受けられました。
企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)
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