選挙について(2003年12月)

国会議員選挙(下院議員)とサハリン州知事選挙です。
特に州知事選挙については、8月の航空機事故でファルフトジーノフ州知事が亡くなられたために、行われました。
選挙活動については、日本より派手な部分と地味な部分があります。
地味な部分というのは、広報活動です。
日本では宣伝カーのような車に乗り、終日選挙活動をします。
サハリンではそのような姿はほとんど見ることがありませんでした。(実際に見たのは1度だけ)
派手な部分というのは、日本では候補者のポスターは決められた場所に全員掲示されます。
サハリンでは、道路上の垂れ幕や大型の看板やビラなど様々な方法で、ポスター等が掲示されています。(写真をご覧ください。)
日本のように候補者全員の顔をポスターで見ることは出来ないようです。
当初、候補者は20名前後いましたが、選挙前日の段階で13名まで絞り込まれました。
ロシアでの選挙権は18歳以上でロシア国籍を持ち、サハリン州内に住所を有するものとなっています。
日本の様に投票引換券のようなものは無く、選挙の日付けと場所(各地域毎)を書いたビラが、各家庭の郵便ポストに入れられます。
当日は身分証明書を持って行く事で、選挙を行うことが出来ます。
場所は日本と同じように、学校等の公共機関で行われます。
選挙時間は朝8時から夜20時までとなっています。
投票用紙に各候補の名前が書いてあり、チェックをする形になっています。
今回は国会議員選挙と重なっていた為、3つの投票になりました。政党の投票、議員の投票、知事の投票です。政党の投票が用紙として一番大きかったのですが、A3用紙ぐらいの投票用紙でした。
不在者投票については、特別の事情があるもの(軍に所属し当日任務のために投票できない場合など)については、投票日前に選挙を行うことが出来ます。ただ、一般的な理由など(旅行など)で投票が出来ない場合などについては、不在者投票は行うことが出来ないようです。
7日の選挙の開票結果は、トップのマラホフ サハリン州副知事が35%程度、次がシドレンコ ユジノサハリンスク市長20%程度でした。
今回の選挙は有効獲得投票数が過半数を超えなかったため、上位2名の再選挙となります。
再選挙は、選挙終了後2週間以内という法律があるため、丁度2週間後の21日に再選挙が行われることになりました。
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