シュプントー遺跡
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更新日:2012年5月18日

シュプントウ遺跡(市指定)
所在地:大字声問村字声問声問大沼(シュプントウ)北西岸の丘陵上にある擦文文化期の集落遺跡です。
「シュプントウ」はウグイのいる沼を意味し、イトウなどの淡水魚、カレイなどの海水漁のほか、ヤマトシジミも生息していた。
昭和41年(1966年)に発掘調査が行われ、竪穴住居跡は、深さ90cmを計る隅丸方形で床の中央に石を用いない炉が有り、壁面にそって柱穴がありました。南壁には窯が作られ、東壁には階段状の出入り口も認められ、窯の使用状態と土器の出土数が少ないことから短期間の使用と思われます。
擦文時代は石器の少ないのが一般的ですが、この住居跡からは多くの石器が出土して他とは異なり、土器の形・文様などは擦文式土器としては特異でオホーツク文化との接触によって生じた土器群と考えられています。
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