雨水を汚水管に流していませんか?
稚内市では、汚水は「汚水管」で、雨水は「雨水管(道路側溝など)」で別々に流す「分流式」です。
雨の日の汚水量は晴れの日の2~3倍になっています。
トイレ・台所・風呂などで使用した排水(汚水)は、終末処理場でキレイにして川や海に帰しています。
ところが、雨の日は、晴れの日の2~3倍の汚水が終末処理場に流れ込むため、処理に困っています。
この原因のひとつに、雨水が誤って「汚水管」につながれていること(誤接続)が考えられます。
無落雪のスノーダクトやルーフドレンからの雨水を、宅地内の汚水ますや汚水管に流すと、大雨の日は終末処理場の能力を超え、機能がマヒしてしまいます。
終末処理場の機能がマヒしてしまうと・・・
・各家庭の汚水(トイレや流し)が、流れにくくなったり、逆流してしまう。
・道路上のマンホールや、宅地内の汚水ますから汚水があふれてしまう。
・終末処理場で汚水をキレイに処理しきれず、川や海の水質を悪化させてしまう。
雨水が汚水管に流れていないか確認しましょう!
こんなことはありませんか?
Q.「スノーダクトやルーフドレン」が「汚水管」や「汚水ます」に誤接続されていませんか?
A.「スノーダクトやルーフドレン」からの雨水は、「雨水管」か「雨水ます」につなげてください。
Q.「汚水ます」が壊れていませんか?(一部が欠けている、蓋が無いなど)
A.「汚水ます」が壊れていると、そこから雨水が入ります。さらに、雨水だけではなく砂や砂利が入り汚水管内で詰まる可能性がありますので、修理してください。
Q.「屋外にある流し」に雨水が流入していませんか?
A.汚水管に接続している「屋外にある流し」に雨水が流れ込まないよう、屋根を設置するか、雨天時は汚水管の接続部分にゴム栓などを取りつけてください。
建物の増築・改築時は、誤接続に特に注意!
建物を増築・改築する時は誤接続しやすいので、建築した時の図面で接続する排水管の接続先を確認しましょう。
宅地内の既存の排水管(汚水管)がわからない場合は、工事を行った際の排水設備工事台帳を市で保管しておりますので、お問い合わせください。
宅地内のルーフドレンなどを接続する場合の良い例
宅地内のルーフドレンなどを接続する場合の悪い例
市の不明水対策
不明水とは、下水道管に何らかの原因で流入する汚水以外の雨水や地下水をいいます。
雨の日の汚水量が、晴れの日より多くなる原因には、マンホールや汚水ますのズレや蓋の破損なども考えられます。
そこで、市では雨水が下水道管に侵入するのを減らすため、マンホールや汚水ますの調査や補修などを行っています。
建設産業部水道企業室水道施設課
稚内市中央3丁目13番15号
水道グループ 0162-23-6516(直通) 下水道グループ 0162-23-6509(直通)
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